九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

サッカー・バルセロナにドイツ人監督? 文科系

2024年07月24日 09時24分09秒 | スポーツ
スペイン・バルセロナの監督にドイツ人のハンジ・フリックが就任した。ドイツ・バイエルンミュンヘンで選手時代を過ごし、ドイツ代表のコーチや監督を歴任した人物だ。それにしても、こういう人物がバルセロナの監督とは? 案の定、早速こんなチーム変身方向を語り出した。サッカーネットの「ゴール」から取った物だが、こんな声が聞こえてくる。バルセロナやスペインサッカー好きの日本人からしたら、目を剥いて反対するような変身ではないか。
『何よりも勝利を目的にプレーする必要性を説いた。 「ここ(バルセロナ)の伝統はボールに触れるプレーだ。だが私は同様に、ダイレクトな形でもゴールにたどり着きたい」 「ゴールを決めるためには、もっとクロスを上げるべきだ。思うに、私のスタイルが大きな変化を与えることはない。私が求めるスタイルは、高い位置からプレッシングを仕掛けて、相手陣地でプレーをすることなのだから。しかし結局は、勝利をつかまなければいけないんだよ」 フリック監督はその一方で、ボールを保持・非保持の状態で選手たちに求める姿勢についても語った。 「私のチームは適切なタイミングで相手にプレッシングを仕掛けなければならないし、ときには高い位置からそうすることも必要だ。』

 こんなフリック監督は、日本人には評判が悪いだろう。ドイツ代表監督としては、カタールW杯では我が代表に負け、その後ももう一度負けているのだから。それにしてもこのフリックがバルセロナを上記のようなチームに変えようというのは、日本ではさらに評判を悪くするはずだ。「(従来バルセロナの)多くボールに触れるプレーではなく」「ゴールにダイレクトに」。そして「もっとクロスを上げるべき」・・・。

 世界のサッカーがどんどん変わりつつあるのだけれど、バルセロナまでがパスサッカーから離れる? 逆に僕はこう思うのだ。2010年前からのドイツのゲーゲンプレス戦術創出、世界席巻以来、「高い位置からのプレス」が世界に広がっているが、だからこそ逆に、この高いプレスをかいくぐれば、敵陣ゴール前に強襲することができる。この急襲をするのに、速いサイド選手の価値がどんどん上がっている。伊東純也、三苫薫、相馬勇紀、中村、毎熊・・・。日本のこれらの選手が骨身にしみているからこそのフリックの声「ゴールにダイレクトに、もっとクロスを上げる」なのだろうと思う。

 ちなみに、J1首位の町田が、多くの選手を年度中に奪われたその穴埋めのように、名古屋に戻った相馬勇紀を早速獲得した。それも大金を積んでの事と聞いている。名古屋はなぜ相馬を手放したのか不思議だが、大活躍するのではないか。相馬は、伊東のようなクロスだけではなく、三苫のようなゴール前へのドリブル突破も、そこからのシュートも打てる、「得点に結びつく確率が大きいプレー」を必ず作ることができる選手である。
 今後のバルセロナはともかく、町田の動向が見物だと思っている。ダ・ゾーンにかぶり付きだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆  「逃げ専門ドッジ」   文科系

2024年07月22日 17時00分26秒 | 文芸作品
 今月の毎日新聞投書欄などで、標記のことが話題になった。「私はドッジが嫌いです」で始まる某記者のコラム「堂々と『ドッジ』しよう」が、その出発点だったという。どういう意味、内容なのか。僕も最近孫のドッジに関わってある体験をしたから、すぐに分かったし、興味深い論議と思った。まず、僕の体験はこうだ。
 四年生になる男の孫、セイちゃんが妙なことを僕に報告してきた。「今日(小学校区の)町内対抗ドッジがあったが、僕は最後まで死なないで残ったよ!」。最近のドッジは四年生ともなると全身を使ってすごい球を投げるまで訓練を積んだ子が居る事を知っているし、ドッジのキャッチボールを頼まれてやったこともあったから、ちょっと驚いたもの。そこで母親である娘に観戦した様子を質問してみた。すると返ってきた返事に、また驚いた。
「全てのボールから上手く逃げるので、周りの大人からこんな声も聞こえてきたりして、にんまりだった。『あの背番号二八番は、いくら投げても当たらないから、狙うのは無駄、効率が悪い。』」
 ドッジが嫌いな子のその気持ちは、よく分かる。野球など特別に訓練を積んだ子の剛速球など受けられないからただ逃げるだけ。自分は相手を殺せないし、ただ死ぬために参加しているだけのスポーツなどちょっと残酷と言えて、楽しいわけなどないのである。そこでセイちゃんは、逃げに徹する作戦に彼なりの楽しさを求めていったようだ。僕がせっかくキャッチの仕方を教えてけっこう上手くもなったのに、その道ははなから放棄して。それにしても、逃げ専門でいつも最後まで生き延びるって、それなりに凄い! でも思えば、このセイちゃん、瞬発力に秀でているのである。立ち幅跳びがほぼ二メートルもあると告げて、「学年一位だよ」と威張っていたから、さぞ素早いステップで逃げるのだろう。
 さて先の毎日新聞コラムおよび投書欄論争によれば、ドッジとはdodgeであり、日本語に訳すと「身をかわす」なのだそうだ。だからこそ先の新聞コラムでは、「堂々と『ドッジ』しよう」と、これが嫌いな子などに手を差し伸べているのである。「ラグビーバックスの走り」のように、一つの立派な個人戦略の勧めというわけだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ますます偏重、新聞、マスコミのスポーツ報道 2

2024年07月21日 05時54分59秒 | スポーツ
3月17日エントリー「ますます偏重、新聞、マスコミのスポーツ報道」に対して、旧名無し君、現通りすがり君から、執拗にコメントがついている。その内容は「野球に比べてサッカー記事が少ないからご不満なのだろう」というもの。何回かの同じコメントに、今日もまたこういうお応えをした。まず、名無し君のコメント。
『Unknown (とおりすがり)2024-07-20 01:23:45
 結局、「スカパーを裏切ったJリーグが、予想通り、地上波ではハブられていますよ。でも、文ちゃんは、それが気に入らない。」
で、まとめていい。
野球に比べたら十把一絡げの印象なのが、文ちゃんの感想らしいが、その程度の認識でしかないのが、(文ちゃん論を含めて)現状では?
都合の悪い事を、「暴力」と言うのは、止めた方がいいと思うよ。
野球界が、どんな「暴力」を? 』
 このトンチンカンな何目目かのコメントに、僕はこう応えた。

『ダゾンに捕られた! (文科系)2024-07-20 13:32:32
 サッカー記事はダゾンに捕られただけ。サッカーの世界的将来性、将来的価値の高さに日本では信じられぬような金額で独占中継長期契約が決まった。このことに、僕が文句を言うわけはない。ダゾーンに入っている我が家でもいつもどのサッカーゲームも見られるようになったのだし。
 その価値が分からず好機を逃した他日本マスコミ界は切歯扼腕というところだろう。それで、将来的サッカー人気に対して、対抗的に野球の将来性の育成に日本スポーツマスコミが必死になり始めたとみたね。マスコミ野球界が談合したように。野球ではなくマスコミ界のその「談合ぶり」をあざ笑っているのだ。野球はもちろん、スポーツ全般をバラエティ-種のようにも扱ってきた日本スポーツマスコミだからおかしいというのもある。
 これからもっともっと野球評論、そのバラエティー記事なども増えていくだろう。ただし、サッカーマスコミを見習って良い野球記事、ライターも出てきているのはすごい朗報だろう。本で言えば、こんな例がある。
 まずなによりも、文藝春秋「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」の鈴木忠平、そして新潮新書「山本由伸 常識を変える投球術」の中島大輔。この2冊はともに買ってきて、じっくりと読んだよ。前者は1900円もする分厚い本だが、この作者の物は皆買ってでも読みたくなったね。サッカー界には、このクラスのライター、著作者はずっと多いけど。

 なお、僕は野球も好きだよ。今も孫のソフトの学校有志チームの助っ人の端くれとして、通っている。八三歳の今、肩がめっきり弱くなったが、昔は坂口監督の東邦高校教員チームとゲームをしたこともある。大学教養部の体育授業では野球を選んだし。 』

 それにしても皆さん、今は職場別野球と高校野球地区予選、次いで甲子園高校野球などなど、よくもまー細々、デカデカと写真入りで報道が盛んなこと。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本バレーボールが復活  文科系

2024年07月16日 00時01分55秒 | スポーツ
 最近五輪を控えて、自分が大学までやったスポーツとしてバレーボールの代表戦をよく見た。日本男子代表が世界2位国にまで上って来たと知っている人がどれだけ居るだろうか。まるで昔の東京五輪前後の日本にまでバレー界復活を見る思いだ。「東洋の魔女」から始まって「松平男子」の大古、横田、猫田・・・。そこで今回は、女子も出場を決めているのだが、日本男子代表を眺めてみたい。
 バレーの見方で最初に目につくアタックとしては、正攻法のサイドに、石川、高橋に、オポジットと呼ぶ右オープンには左利きの西田がいる。前2者は言わずもがなとして、西田についてだが、186㎝と低いのに、堂々とブロックを打ち抜いていく。ジャンプ力と筋力がすごいと思った。
 そして、日本のセッター関田も柔らかいプレーがとても良い。配球パスの下に非常に早く軽やかに入るのも目についた。そして、この関田に良いパスが入らねば全ての事が始まらぬのだが、日本のレシーブはチームとして得意技のようだ。レシーブ、特に大事なサーブレシーブも上手いのである。相手の連続得点を妨げるためにはサーブレシーブが最重要になるが、これの中心リベロも上手いのである。
 ここで日本の最大問題点だが、相手の攻撃を破壊するブロックがやや劣ると見た。ミドルブロッカーに2mを超える選手をそろえているが、世界の強豪と比べると、やや劣っていると思った。そして、今の世界バレーはこのブロック力が最大競争点であると観察できた。ここが相手チームと比べて上手くいかないと、得意のレシーブ力も活かすことができず、連続得点ができなくなる。パリオリンピック・バレーボール観戦ではブロック競争を中心にゲームを見ようと思ったことだった。いや、ここまでのゲームも、ブロック競争を中心に観戦していた。


 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカー・プレミアリーグが日本人にさらに面白い・・・ 文科系

2024年07月15日 00時28分09秒 | スポーツ
菅原がサウザンプトンに入った。これで、プレミア日本人はこうなる。
「24-25年シーズンのプレミアリーグはMF遠藤航(リバプール)、MF三笘薫(ブライトン)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF鎌田大地(クリスタルパレス)、そして菅原がプレーする予定に」
 日本は、スペインを持ち上げるが、ここ一〇年ほどの世界では、選手以上に世界的名監督がここに集まっている。グアルディオラ、クロップらの他、マリノスを川崎に匹敵するチームに仕上げたポステコグルーがトットナムにいったのも、その証拠。 今のマドリー監督アンチェロッティも長くイングランドにいて、みずからを世界名監督にさらに仕上げていった。そしてプレミアは今や、チャンピオンズリーグのベスト4がイングランドというような勢いである。それに匹敵するのは、スペイン2強に、バイエルン、パリサンジェルマンぐらいしかない。

 ちなみにここで、今時の名選手について僕流の一言を。強さと、何か世界的な一芸を持っていること。その一芸が得点に結びつく確率が高い選手が望まれている。その一芸もイブラやエムバペ、ロナウド、メッシのような図抜けた得点力選手というだけでなく、その前段階の「得点を常にお膳立てできる確率が高い選手」を推してみたい。日本で言えば、伊東純也、三苫薫、相馬、中村のような選手である。菅原、毎熊らもそういう選手に入るはずだ。彼らを一言で表現すれば、「シュートの前段階を作る確率が頭抜けている」という特徴を持っている。ゲーゲンプレス創出以来世界の中盤の守備力が強力になったから、敵守備陣を破壊する速さが必要になっているということだろうか。それにしても、プレミアに日本人が5人って、何か夢のような話になってきた。

 他にも、富安、遠藤のようなプレミア選手が生まれるなんて、10年前の日本では専門家でも信じられないという話だったはずだ。なんせ専門家でも「日本人は身体が弱いから、パスサッカーしかないし、守備には向かない」などと公言する人ばかりだった。中田英寿という例外を重々承知していたはずなのにである。
 ちなみに、Jリーグで今をときめく町田の黒田監督が、こんなことを叫んでいる。
「指導してきた選手が評価され、代表招集されるのはすごく有難いこと。今町田が志向しているサッカー、松木が6年間、青森山田でやってきたこと。ただ単に上手いというだけではなくて、強いというスキルが日本代表に必要だということで選ばれていると思います。そうしたことを指向し、彼らに落とし込んできた成果が実ってきていると感じます」 
 この黒田監督がプレミア監督になる時代が来るかもしれない。彼はすでに、ポステコグルーに近いようなJ監督実績を上げ始めている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする