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舛添要一氏とは             ネット虫

2007年08月31日 | Weblog
 安倍さんもこの組閣に失敗したら「ハイそれまでよ。」という訳で一ヶ月必死で考えたのが27日の内閣改造。最近の世論調査では30%台に持ち直したそうであるが
その理由の一つに、年金問題をかかえる厚生労働大臣に安倍氏を最も批判した「舛添要一氏」を取り込んだことが大きく影響している。
 前言をあっさりとヒルガエシ大臣席に尻尾をふって走っていった舛添氏にはこちらの顔も赤くなるほどでが、今のところは安倍総理の救世主。
 どんな男か見てみよう

『ウイキペディアより』
   舛添要一   (ますぞえ よういち、1948年11月29日生 )

日本の政治家、国際政治学者、タレント。参議院議員(2期)。自由民主党参議院政策審議会長、厚生労働大臣。株式会社舛添政治経済研究所所長。

[編集] 概要
福岡県八幡市(現北九州市八幡東区)生まれ。福岡県立八幡高等学校を経て、東京大学入学。1971年、東京大学法学部政治学科卒業後、ヨーロッパ政治史を専攻の助手として研究室に入る。その後はヨーロッパに留学し、パリ大学現代国際関係史研究所客員研究員、ジュネーブ高等国際政治研究所客員研究員などを経て東京大学教養学部助教授。フランスの政治・外交を専門とし、国際関係論などを講じていた。1980年代末から『朝まで生テレビ!』などの討論番組に頻繁に出演し、テレビ映えする討論スタイルで脚光を浴びる。テレビ出演に引っ張りだこだった1989年6月に東京大学を退職しフリーに。1990年代にかけては東欧民主化や湾岸戦争で国際政治が注目され、また国内ではリクルート事件、消費税導入などを経て自民党体制が揺らぎ、やがて政界再編に突入、オウム真理教事件や少年犯罪など社会を揺るがす事件も増える中で、舛添に代表される新鋭の学者・評論家はテレビで大いに活躍、「文化人」と呼ばれる知的タレントとしてお茶の間の人気を博した。

政治とのかかわりでは、1991年、北海道知事選挙に、自由民主党から擁立されて立候補を検討。しかし、それまで北海道には何のゆかりもなく、知名度で担がれたため、出馬表明前の事前調査で現職候補・横路孝弘との圧倒的な差を見て、出馬を辞退した。その後も度々政界進出が噂されたが、後述の介護体験も一つのきっかけとなり、1999年4月には東京都知事選挙に無所属で出馬。石原慎太郎の圧勝の前に3位で落選したが84万票を獲得した。2001年7月、第19回参院選に比例代表区から立候補(自由民主党)し、1,588,862票を獲得しトップ当選。

2005年、自民党が結党50年に発表した憲法草案においては、党新憲法起草委員会の事務局次長として草案作成の取りまとめに大きな役割を果たした。そのことも評価され、2006年10月、安倍政権発足に伴い当選1回ながら自民党参議院政策審議会長に就任した。また、小泉政権末期で論議となった皇室典範改正論議では女系天皇容認の立場である。

高い知名度から議員となってからもテレビ出演の機会は多く、政府や党のスポークスマン的な役割も果たしている。2007年4月より、朝日ニュースター『政治学原論』のキャスターとして週1回ゲストと討論している。

2007年7月29日の第21回参院選では、再選を目指し自民党公認で比例代表区より立候補、与党への逆風の中で票を減らしたが、467,735票を獲得して自民党トップで当選した。選挙前後を通じて安倍内閣の閣僚や総理の政権運営を厳しく批判してきたが、2007年8月27日の安倍改造内閣において年金問題を始めとする多くの問題を抱える厚生労働大臣に任命される。記者会見では「年金支給漏れ問題」の解決に意欲を見せる。

[編集] 人物・エピソード
2000年に実母が亡くなるまでの数年間は、介護のため週末は北九州で過ごすことが多く、仕事の重点も関西にシフトさせていた。晩年認知症であったこの母の介護体験記「痴呆症の母を守って家庭崩壊」を『婦人公論』に連載(『母に襁褓をあてるとき――介護・闘いの日々』として後に中央公論社より刊行)。母の介護を巡る困難や親族との軋轢などを赤裸々に描き、大きな反響を呼んだ。この体験以来、福祉や介護問題を始めとした厚生行政への働きかけや問題提起を活発に行っており、自ら政治の世界に足を踏み入れるきっかけの一つともなった。

以上のような体験を持つため、麻生太郎外相の「アルツハイマー発言」には激怒。「バカと一緒になりたくない」と街頭演説の時間をずらすなど、党執行部にいながらも自由な発言をした。後に、「久間さんの失言問題と同じように辞めろと言うつもりだった。謝ったからいいけど」と、怒りが収まらないまでも、これ以上問題を引きずらないことを明らかにした。

『朝まで生テレビ!』には草創期からの常連出演者で、番組20年目を迎えた2006年春までの229回の放送中95回に出演。これは大島渚(87回)、高野孟(66回)、西部邁(53回)などを凌いでトップである。

英語、フランス語に堪能で訳書も多い。その他のヨーロッパ諸言語にも通じ、『舛添要一の6カ国語勉強法』という本を出版した。
留学先のフランスで始めた柔道は講道館二段である。
片山さつきは元妻。現在の妻とは3度目の結婚である。

週刊文春「デーブ・スペクターのTOKYO裁判」で、中国天安門事件に関し舛添は「いや共産主義じゃなくとも、100万人ぐらい殺せる大政治家じゃないとどこの国でもダメだってこと」「僕は宇野さんに何十人愛人がいてもいいと思う。企業から何億円お金もらったっていいと思う。大事なのは彼がどういう政策を実行するかという点です。へソの下はどんなにダーティでもいい」「土井たか子みたいに男に恵まれないような女性に限って、男の浮気を批判するんだ。金丸信がいったように、男も知らない女が党首になっちゃ、社会党もダメだね。人類の半分を知らない奴に政治はできない」「政治家にはものすごいエネルギーが要求されるの。日本国民1億2000万人を救うためなら、軍隊を出動させることだってある。自分の嫁さん以外の女の1人や2人抱くぐらいのエネルギーがないような奴に日本の政治は任せられないよ」と発言し、物議を醸した。

フジテレビ系「たけし・逸見の平成教育委員会」に準レギュラー出席。司会進行役の北野武には「軍鶏みたいな顔」と見立てられた。当然とも言えるだろうが、最も正解率が高かった教科は、社会であった。
2回目の東京都知事選出馬を睨んでいた2000年、札幌テレビ制作の「号外!!爆笑大問題」で、同年12月に開通予定の都営地下鉄12号線の国立競技場駅開業を機に、都交通局が正式名称を公募した事を番組で扱った際に、舛添がゲスト出演。舛添は「都庁から出て都庁に戻るから『都庁線』がいい」と発言。
2000年問題のとき、あまりにも大げさに騒ぎすぎたこともあった。ホテルの缶詰などを用意していたが、想定された騒動は起こらなかった。
2000年には、映画『ちんちろまい』にほんの数秒ではあるが武田鉄矢演じる主人公に鞄を渡す男として出演した。

政界入り以前は競走馬も保有していた。サプライズパワー(東京ダービー、かしわ記念、日本テレビ盃の勝馬)の馬主であり、サプライズパワーとアトミックサンダーで2年連続東京ダービーを制している。

1992年に舛添自らが登場するファミコンゲーム「舛添要一 朝までファミコン」(ココナッツジャパンエンターテインメント)を出したことがある。
ファイティング・ナイフやハンティング・ナイフのコレクターで、東京でサミットが開かれて厳戒体制がしかれているさなか、日産テラノの荷台に何本かのナイフと1本の木刀を載せて都内を走っていて逮捕されそうになった。

1996年3月放送の朝まで生テレビ!(テーマ:ホンネ激論!日韓共生の道はあるか!?)において、2002年のワールドカップ誘致合戦に話題が及ぶと「私に言わせればサッカーなんてたかが球ケリですよ! たかが球ケリの為に日韓関係が壊れてはいけない。ぜひ次のワールドカップは韓国で開催して頂きたい。それで日韓関係が良くなるのならそのほうがいい。」と発言。韓国側のパネリストから拍手を受けた。
ビートたけしのTVタックルにおいては、大竹まことや田嶋陽子が天敵であり、ライバルとなっている。本人は政治的主張で大竹に反論しても、大竹からは外見的特長で反論されることが多い(例:「いや、僕はハゲてないから」、「いや、僕はハゲは嫌いだからな」など)。こうやって返される本人は「もうイヤだ(笑)」といって呆れ返ることが多い。過去に「歯槽膿漏を防ぐために徹底的に歯をケアしている」と披露したとき、「あんたは歯よりも頭をなんとかしないさいよ」と大竹まことから言われた。

郵政造反組復党問題では復党に賛成で、「小泉という血も涙もない男が勝手にやったこと」とする立場だったが、世論の反発が高まると、一転して反対に転じた。落選していた衛藤晟一の復党・参院選出馬が持ち上がった際は「百害あって一利なし」などと発言している。衛藤復党に反対する理由として、舛添は「公明党との選挙協力に支障が出るため」と述べている。しかし過去において、自身が1999年の東京都知事選挙に無所属で出馬した際、対立候補の一人である明石康(元国連事務次長が公明党との選挙協力を円滑にする意図のあった自民党に擁立された候補であることに激しく反対していた。

尊敬する政治家は野中広務と青木幹雄である。また党の部会への出席率は高く、野中からは「自民党議員は舛添さんを見習うべき」と評された。現実に野中らは2003年の自民党総裁選の際、反小泉の統一候補として舛添擁立を真剣に考えていたとされる。反小泉候補としては他に平沼赳夫擁立構想が一時取り沙汰されていた、野中と平沼が政治的信念を180度異にすることや派閥の領袖だった亀井静香が難色を示したため、実現に至らず、舛添の名が浮上したとされる。野中は最終的には舛添擁立を断念し、藤井孝男を擁立した。

憲法改正に積極的な考えを持ち、第21条の項目に、青少年に有害な情報を法律で規制する事を憲法に明記させ、青少年健全育成基本法の成立・児童ポルノ法の改正を目指そうとしている規制推進派のシンパである。
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「麻生太郎氏の中国観」         麻生ウオッチャー

2007年08月31日 | Weblog
『総 理 訪 中』    2006年12月 麻生太郎HPより

自民党の総裁選挙も終わり、国会における首班指名の結果、安倍内閣が発足したのが9月26日。それから2週間も経たない10月8日、安倍総理の訪中が行われました。前々から中国外交部と交渉を重ねてきていた外務省としては、成果は大きかったと思っています。  
思い返せば小泉総理誕生の2001年からずっと、中国政府は「中国人民の感情がひどく傷つけられる」ことを理由に、総理の靖国参拝を批判し続けてきました。従って、中国政府が最も抵抗感がある8月15日という日に、小泉総理がモーニング姿で昇殿参拝を行ったことは中国政府に対して最も挑発的な態度であり、当然怒り心頭に発する行為として、今までよりも強い反応を示さないと辻褄が合わないことになると思いますが、皆さんもそうは思われませんか。  
しかし、今回の中国政府の反応は、えらく抑制的なものでした。つまり「面子」とか「感情」よりは、日本との関係改善を図りたいという様子だと見受けられます。  
日本のマスコミや野党からは、この5年間の小泉外交の失敗とか、東アジア外交の失策とか、アメリカに偏向している日本外交の結果などと、よく批判されてきました。 しかし私は中国の対日外交上の誤算による部分が大きかったと思っています。そもそも日中関係が悪くなった最大の原因は、中国政府が本来は宗教問題であり、日本の国内問題であるはずの靖国参拝を日中間の最大の外交問題と位置づけ、この解決を日中関係正常化の大前提にしたのが始まりです。小泉総理が靖国参拝をやめない限り「小泉政権を相手にせず」との方針を取り続けてきたのが中国政府でした。  
この間、日本国内でも中国の態度に呼応して「『政冷経熱』が経済も『涼』とか『冷』になり、日本経済は大打撃を受ける」といった話が財界やマスコミで随分と出ました。しかしこれに比べ、国民は今では経済的な損得より、国家の品格、国の名誉を守ることに関心を持ちつつあるのではないかと思います。「中国にぺこぺこして得することはない、むしろ損する」と感じる国民が多くなったと私は分析していますが、いかがでしょうか。  
私はこの感覚の大変化の背景に日本経済の底力があると思います。あれほどの資産デフレによる大不況に襲われながら、日本経済全体は500兆円の国内総生産を維持し続けました。もちろんリストラや貸しはがしでエライ目にあった人もいます。しかし日本経済は底割れすることなく、世界第2位の経済力を維持し、中国との外交関係が少々オカシクなっても、経済的に決定的な悪い影響は出ないという確信を多くの国民が持ったと思います。  
昨年10月私は外務大臣になりましたが、今年に入ってからの中国政府の対日外交の変わりようは、実に興味深いものがあると思っています。一番明らかなのは今年3月14日の第10期全国人民代表大会後の温家宝首相の記者会見でしょう。中国政府の従来の話を繰り返しながら、靖国問題の解決とは関係なく「政府間の戦略対話の継続」を含め、日中間の包括的な改善策を提案したんです。私はこれを見て長らく途絶えていた日中外相会談を提案しましたが中国外交部もこれに応じ、カタールのドーハにおいて実現しました。  
ご存じかと思いますが2005年の対中投資は日本以外の国からはマイナス0.5%で、日本だけがプラス約20%になっています。しかし2006年に入るや日本の対中投資は激減して、上半期(4月から9月)でマイナス31.4%となりました。明らかに「経涼」が「経冷」になったと中国も感じたと思われます。
しかし、この間の「靖国参拝」に対する態度は、小泉・安倍両総理とも変化していません。つまり、彼らのいう「靖国問題」は何ひとつ解決されないままです。日本の親中派といわれる国会議員も、総裁選をご覧になればお分かりのとおりで、また、国民はNHKの番組の調査で63%が靖国参拝を支持しました。
幸い、安倍総理の訪中が成果を挙げ、中国の対日政策は反日から親日に向きつつあります。
要は、「日中共益」であって、「日中友好」はその手段と認識して、外交を見ていただければと存じます。情緒的なアプローチや対応は、時として国益を大きく損ないますので。

※ ウオッチャー寸評

 長々と述べてはいるが、麻生氏の中国観は最後の二行に尽きる。       『要は「日中共益」であって、「日中友好」はその手段・・・」
 と言う所にある。麻生氏の危険性は中国と日本の関係を「経済的得失」のみに矮小化しているところだ。
 この考えを推し進めていけば、再び覇権を争うのみの恐ろしい結果となるだろう。
 分かり易さという裏に隠された粗野で無知な彼の論理は要注意である。
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「組閣評定」          マガジン9条デスク日誌より

2007年08月30日 | Weblog
※ マガジン9条の「デスク日誌」を久しぶりに読んだ。予想通り組閣の評価が載っていた。今回は興味のあった後半部分を紹介したい。  (ネット虫)



私 やっぱりそうか。でも、いわゆる「お友達内閣」からは少し脱却できたような布陣だ、という評価もあるようだけど。

j それはそうとう表面的な見方だね。まず、自民党の役員人事を見るといい。今度は「お友達役員」にシフトしたってことだと思う。

私 確かに、麻生太郎幹事長や石原伸晃政務調査会長なんかは、立派なお友達だ。

j すでに石原政調会長の就任については、党内から批判も出ているよ。参院選での東京選挙区の失敗の責任は石原氏にあるわけだからね。でもね、これからのキイになるのは麻生幹事長だね。

私 なぜ?

j 安倍晋三「戦後レジーム脱却路線」を、最もよく理解してくれているのは、考え方が極めて近い麻生太郎氏だからね。その麻生氏を、党内ナンバー2の地位につけたのは、どうあっても「戦後体制打破」という路線は変えないという、安倍首相の強いメッセージだと思う。

私 そんなに麻生さんと安倍さんは近いの?

j 麻生氏はかなり年上だけど、ほんとうの盟友といっていいんじゃないかな。なにしろ麻生さんて人は、前の小泉首相から外務大臣に指名されたとき、「オレみたいな右翼でもいいのかな?」と言ったと伝えられるくらいの人物だからね。安倍さんと同じような、かなり右寄りの考え方の持ち主であることは、間違いない。

私 それだったら、中川昭一前政調会長も同じお仲間だったんじゃないの。なぜ、中川さんは残さなかったわけ?

j 中川氏も残すということになれば、またも「お友達」批判が避けられないと判断したんだろうね。しかも、参院選投票日の夕方、惨敗がまだ明らかになる前に、早くも「何があっても首相を続投すべき」と安倍氏に伝えたのが麻生氏。これで盟友関係は一層強固になったとされているんだ。そんなこともあって「もし自分が退陣しなければならなくなったときに後を託すのは、同じ考え方の麻生氏」と、安倍氏は決めたと言われている。

私 じゃあやはり、ネオコン改憲路線は変わらないわけ?

j それこそが、安倍首相のたった一つの拠り所だから、何があったって変わりはしないよ。

私 幹事長ってナンバー2って言うけど、そんなに強大な権力を持てる地位なの?

j それは凄いよ。だって、首相が内閣や国会で忙殺されている間は、実質的な自民党のトップなわけだから。それに、とにかく自民党の金をすべて握ることになる。

私 そうか、金を握れば強いな。

j 自民党の年間予算は、300億円以上とも言われている。しかし、これは詳細は分からない。そのうちのどのくらいの金を、自民党の幹事長が自由に動かすことができるか、それは誰にも分からない。

私 それは凄い話だ。その金が、権力を生む根源になっているということだね。さすが政権与党。

j しかも、選挙が近づくと、この金はもっと膨大にふくれ上がる。財界・企業からの献金が急増するからね。選挙に金が必要な候補者たちが、幹事長に頭が上がらなくなるわけが分かるだろう? その上、候補者の選定や選挙区の区割りなどの決定権も全て幹事長が持っているからね。

私 なるほど。そろそろ衆議院解散か、なんて話も聞くしね。

j 参院が与野党逆転した今度の国会で、特に「テロ特措法」延長問題をめぐっては紛糾することが必至だし、それでにっちもさっちもいかなくなれば、当然、国会解散、総選挙ということも考えられる。早ければ、今年の12月、遅くても来年3月ごろには総選挙があるのではないかというのが、永田町でのもっぱらの観測なんだ。

私 そうすると、安倍・麻生ラインが力を発揮する。

j そういうこと。政界では「ダブルA」と言われているほどのおふたりだからね。

私 えっ、「ダブルA」 って言うの? 知らなかったなあ。じゃあやっぱり、「戦後レジームからの脱却路線」や「美しい国作り路線」は変わらないってことじゃないか。なんだかなあ。

j いやいや、それは自民党内だけでの話であってね、例えば連立相手の公明党なんかは、もうかなり腰が引けているからね。その路線がすんなりと通るとは、とても思えない。

私 ああそうか。公明党のことをすっかり忘れてた、あははは。

j 無理もない。国民から忘れられるほど、公明党の影はそうとうに薄くなってきている。党内には、太田昭宏代表の今回の参院選での敗北の責任を問う声も、かなり燻っているから、このまま「ダブルA」にくっついていっては、衆院選はとても戦えない、との反発がいつ吹き出すかもしれない。一枚岩と言われていた宗教政党の内部も、そうとうガタガタし始めているのが現状だということだ。

私 そうなれば、公明党の動向が自民党内に波及することも考えられるんじゃないの?

j その通り。安倍首相は「選挙の顔」として、小泉人気の後釜に座ったわけだ。事実、発足当時は異常ともいえる支持率を得た。ところが、人気に溺れて国民不在のわけの分からない公約を連発、「国民の生活の痛みがまるで分かっていない」と猛反発を受け、それが参院選惨敗につながった。でもね、この人、そこんところがまだよく理解できてないようなんだねえ。あれだけ、国民にNO! を突きつけられてもなお、「美しい国作り、改革を続行していくのがわたくしの使命であります」なんて言い続ける。ほとほと呆れるね。

私 それが今後も続けば、「選挙の顔」としての役割は終わる。「顔を変えよう」という声が、自民党内から吹き出す。

j まあ、そう流れるのが順当だけどね。ところがここで「人事=内閣改造=大臣の椅子」ってのが、強力な効果を発揮するんだなあ。

私 ん? 

j まったく悲しくなるね(笑)。

私 ああ、舛添要一厚生労働大臣(一緒に、笑)。

j あれだけ首相退陣論をぶち上げていながら、コロリと大臣の椅子に飛びつく。退陣を迫った首相からの入閣要請ならば、普通、断るのが筋。どんなリクツをつけるのかと思ったら、

私「あんなに批判をしていた私でいいんですか、と聞いたら、むしろそういう人が必要なんだ、と言われた」とか話していたよね。ああ、物は言いようだなあ、とつくづく感心しました(苦笑)。

j それに、各派閥の領袖や幹部クラスを6人も閣僚や党役員に取り込んだ。身内にしてしまえば怖くはない、ってことだろうけど、なんだか見えすいてるねえ。

私 そうか、黙らすには大臣の椅子で釣るのがいちばん、というわけか。それにしても、そんなにその椅子は座り心地がいいのかなあ。

j なんたって、外国へ行ったときの相手国の扱いが違う。一議員と大臣では、もう天地の差よ。まあ、国内でも同じだけどね、とにかくこのVIP待遇ってのには、みんな憧れる。それにSPも付くし、「オレも偉くなったなあ」と実感するらしい。

私 だからみんな、とにかく大臣になりたくて仕方ないんだ。

j 切ないけど笑えたのは、参院枠で入閣確実と言われていた自民党参院前国対委員長の矢野哲郎氏。モーニングまで用意して事務所で記者団相手に余裕で待ち構えていたのに、結局、なしのつぶて。とてつもない恥をかかされたわけで、もう顔が引きつっていた。そうとう怒ってたね。官邸に抗議に乗り込む、なんて噂もあるほどだ。でも、みっともない。あれが、大臣病患者の典型ってことだろうね。

私 大臣病患者、ね。

j 面白い人もいたよ。初入閣組の遠藤武彦農水相。「最後まで残ったポストが私に振り分けられた。参ったなと。ここだけは来ないほうがよかったと思っていたので」と、思わず口走った。

私 あはははは。正直モンだなあ、笑える。でもそれじゃ、受けなければいいのにね。

jだから、そうまでしても大臣になりたいわけよ。

私 それにしても、面白味のない改造だったね。そうとうに綿密な「身体検査」もやったらしいから、あまりスキャンダルも出ないだろうし。でもさ、「身体検査」って、笑えるよね。

j まったくね。小学生じゃないんだから。でもね、そう身奇麗な人ばかりじゃない。いろいろとスキャンダルの芽は、すでに出てる。

私 えっ、そうなの?

j 例えば、文科相に留任した伊吹文明氏。この人、今年の1月に、家賃が要らないはずの議員会館に政治団体を登録しておきながら、年間4千万円もの事務所費を計上していたことが発覚、大問題になったんだ。

私 そういえば、そんなこともあったような---。あまり話題にはならなかったように思うけど。

j まあ、松岡利勝元農水相の事件の陰に隠れて、うまく逃げおおせたということだけど、今度は彼がメディアの標的にされるから、そう簡単には逃げ切れないんじゃないかな。

私 どうしてそんな危ない人をわざわざ留任させたの? 臭い物には蓋をする絶好のチャンスだったのに。

j 彼が派閥の親分だからさ。とにかく、取り込んでしまえばどうにかなる、ということを前回学んだからね。

私 ほかにもあるの?

j もちろん、ある(笑)。今回初入閣した7人のうちのひとり、岸田文雄沖縄北方・科学技術担当相。この人、なんと今回の改造当日に、「事務所費処理に若干の手違いがあった」として、政治資金収支報告書の訂正を行った。駆け込みセーフのつもりらしいが、調べればこの先も何が出てくることやら。また、額賀福志郎財務大臣も、かつてかなりの疑惑を指摘されたことがある。例のKSD(中小企業経営者福祉事業団)からのヤミ献金疑惑だ。そんなこともあって、経済財政大臣を辞任せざるを得なくなった過去があるし、防衛庁長官時代には、数々の不祥事の責任をとって辞任。まあ、決して真っ白な人じゃない。二階俊博総務会長も、事務所を支援者からタダで借りてるくせに、それを政治資金収支報告書に記載していなかったという問題が出てきた。これも初入閣組の上川陽子少子化・男女共同参画担当相にも、早くも消費者金融関連の献金問題などが取沙汰されている。な、早いだろ?

私 まだ組閣が終わって数時間しか経っていないのに、そんなことまで掴んでいるの? いやはや。

j まあ、我々も因果な商売ではある。でも、きちんと調べて伝えなければ、という使命感もあるわけ。

私 そうだね。とにかくいろんなことを調べて、私にいちばん早く教えてくれ(笑)。「マガジン9条」の読者も期待してるから。

j 職業上の秘密ってのもあるから、ね。まあ、なるべくお教えしますよ、「マガジン9条」読者のみなさんのために。

 というわけで、深夜の電話はおしまい。実はもう少しヤバイ話もあったのですが、彼の言うように「職業上の秘密」であり、まだ裏の取れていない情報ということで、ここには書けません。

 いずれ、それは彼が所属しているメディアで、スクープとして爆発するかもしれません。

(小和田 志郎 & 匿名ジャーナリスト)
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一千億円の空母進水・・誰が決めた!!       まもる

2007年08月30日 | Weblog
  海自:「ヘリ空母」ひゅうが進水

「ひゅうが」と命名され進水式を行った海上自衛隊の新型ヘリコプター搭載護衛艦=横浜市磯子区で2007年8月23日午後1時46分、本社ヘリから武市公孝撮影 海上自衛隊の新型ヘリコプター搭載護衛艦の命名・進水式が23日、横浜市磯子区のアイ・エイチ・アイマリンユナイテッド横浜工場で開かれ、「ひゅうが」と命名された。最大ヘリ4機の同時発着可能な広い甲板を持つ形態から、自衛隊初の「ヘリ空母」という指摘もある新鋭鑑の門出を祝った=写真・本社ヘリから武市公孝撮影。

 同艦は、全長約197メートル、最大幅約33メートル、排水量約1万3500トンの海自最大級の護衛艦で、建造費約1000億円。対潜水艦作戦の中枢艦とし
て、哨戒ヘリの十分な整備・格納スペースを確保し、他省庁のヘリも同時発着が可能という。電波探知妨害装置など対空、対艦装備も充実させた。09年3月就役予定。同型艦が1隻建造される。【本多健】

毎日新聞 2007年8月24日 

※ 上記の記事やこれを放映するTVに驚いた。何気なく一千億の建造費と書いてあるがこれは尋常ではない。国家予算一千億をつぎ込むプロジェクトである。
 それで、出来上がってから「造ったよ。」の一言でおしまいか?
 いつ、誰が、どんなふうに 決めたのだ。

 こんな金食い虫の空母なんか造るな!! 空母なら巨大なのが昔からあるじゃないか。
昔この国の総理がいみじくも言ったろう。 日本列島は不沈空母だって。
 
  
   
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「テロ特措法」の国民投票のご案内   昭和区国民投票の会

2007年08月30日 | Weblog
 「国民投票の会」では、イラク特措法、国民投票法、憲法9条改定などの是非を問う国民投票の運動を展開してきました。
 一般市民にとっては、なかなか馴染みのないこれらの政治問題について、その是非をシールを貼る行為を通して認識してもらおうというのが運動の趣旨です。
 回を重ねるたびに人々との対話も出来、とりわけ老人や若者の意識や疑問に触れる事が出来ました。

※ さて今回は「テロ特措法延長」の是非を問うシール投票を実施します。

  日時・・9月1日(土) 10時から11時まで
  場所・・千種イオン前の百米道路の高速道路下付近

 写真のような投票ボードにオレンジ色のシールを自由に貼ってもらい夫々の考えを表明してもらう心算です。
 このテーマは、秋の国会の焦点になっており、民主党の正念場ともなる法案ですが、イマイチ市民には分かりにくく馴染みにくい面もあります。
 このシール投票をきっかけに一人でも多くの方にこの法律の重要性が分かってもらえればと考えています。

 読者の皆様にもお暇があったら覗いてみてください。結果については後日報告します。

 
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タワケタような提灯投稿があったので  文科系

2007年08月29日 | Weblog
こともあろうにここ本日投稿に、自民党新幹事長・麻生太郎提灯記事のようなものが載りました。題して「麻生さん『ユーラシアの孤の国』を仲間にって?」。弧を孤と間違えたのは、「名は体を表す」という意味の主人に相応しいウオッチャー氏の教養ぶりが伺われたりしてご愛敬ですが、常連の一人としてちょっと捨て置けない気持ちにもなりましたので、コメントに書いたモノを投稿に格上げしておきます。


「投稿には作者名を! 」 文科系

まず、投稿には作者名の明記をお願いします。

内容自身はなかなかのモノ、哲学と読みました。この馬鹿にもそれなりのブレインが付いていると、読んだほどです。ただし、そのブレーンは外務省筋なのかな?最も怠け者の、遅れた省じゃないでしょうか。以下はその証明のつもりです。

なによりも過去への反省抜きにこんなことを語っても、過去との整合性が皆無ならば「首相を目指し、付け焼き刃哲学をご披露」というだけのこと。ちょうど「美しい国」が、佐藤なんとかさんに実証されたように「外地で軍部独走が始まるような恐ろしい雰囲気を作っただけ」のように。

過去への言及がいくつか気に入りません。
①まず日米と国連との順序が逆だ。それでいてこんな文章で、通貨危機に四苦八苦したマレーシア、タイ、インドネシアなどをも引き付けるのだと思っている。それが目標だと語っている。馬鹿ですね。国連を重視する小沢から、さぞかしこっぴどくアジア全体に告発されることでしょう。

②次いで、この文章も。
「われわれはその決断をするに当たり、USというプレイヤー(選手)との連携をとりつつ、UN(国連)という場所の中でプレーする、即ち国連決議に従って行動するというぎりぎりの選択をしたのです。
 この判断の成否については、国会でも野党がいろいろ叫んでいますが、後世の歴史家の評価を待たねばならないでしょう。」
アフガンやイラクやイランやに、後世の歴史家の評価がまだ出ていないとでも思っているのでしょうか。
確かにまだ今は、独仏で親米政権誕生だ。しかしながら、イタリア・ベルルスコーニ内閣、スペイン・アスナール内閣、イギリス・ブレア内閣は何故潰れたのか。ブッシュは今なぜ死に体なのか。ラムズフェルド、ボルトン、ウルフォウィッツなどだけでなく、テキサス以来のブッシュ・ファミリーがなぜ崩壊したのか。
こういう分析的反省をしないのは、多分麻生と同じ親米ずぶずぶ絡みで、根っから馬鹿な外務省だけじゃないか。「国益」という名の自社益だけに確信犯の連中は、こんな馬鹿なら上手く使えると思っていることかも知れませんが。


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麻生さん「ユーラシアの孤の国」を仲間にって?

2007年08月29日 | Weblog
  
※ 選挙後にわかに脚光を浴び主人公の安倍さんが霞んでみえる程のキーマン麻生 太郎氏からは目を離せません。
  暫らくは要観察です。今日は彼のHPより主張の一端を。
※ 写真はイラクの視察に出かけたときの一枚。 ( 麻生ウォツチャー)


    『自由と繁栄の弧』  麻生太郎ウェブサイトより

 外務大臣就任から一年が過ぎた昨年11月、「自由と繁栄の弧」という提案を出しました。敗戦後の日本から世界に対して出してきた外交上のメッセージは基本的に「日米基軸」、「国連中心」、そして「近隣友好」の三本の柱から成っております。ご存じのように国連発足後、アメリカと国連が両者のうちどちらを取るかと二者択一を迫るシーンはありませんでした。
 しかし9・11以後、イラクへの対応をめぐって「UN」と「US」は必ずしも同一の方向に向かうとは限らないという現実に我々は直面したんです。今回のイラクへの陸上自衛隊の派遣は、その例の一つです。明らかに、冷戦構造崩壊後の世界における新しい現実というものに、日本は対処していかなければならないということです。われわれはその決断をするに当たり、USというプレイヤー(選手)との連携をとりつつ、UN(国連)という場所の中でプレーする、即ち国連決議に従って行動するというぎりぎりの選択をしたのです。
 この判断の成否については、国会でも野党がいろいろ叫んでいますが、後世の歴史家の評価を待たねばならないでしょう。しかし、敗戦後60有余年、日米関係が今のように緊密に一緒に事を進めた例は過去になかったことだけは確かです。同時に日本に対する期待がアメリカに限らず、アメリカ以外の国からこれほど強くなったのも初めてのことです。そこで日本としては、外交の柱として四本目を出すべき頃合になったのではないかと判断し、今回の「自由と繁栄の弧」という提案をしましたが、いつものように日本国内では評価やコメントをマスコミからされることは、ほとんどありませんでした。しかし海外からの反響は少々驚かされるほどの好反響だったのが印象的でした。
 日本外交の核の一つを説明するんですから、とても2000字くらいの「嘉麻の里」でまとめるのはムリです。詳しく知りたい方は『自由と繁栄の弧』という本を出版していますので、それを読んでみてください。要は欧米諸国が政治力とか軍事力でやろうとしたことを、日本は経済力と技術力でやろうじゃないかということであり、そしてこの提案の根本は「労働は美徳」とする日本人の哲学であるということです。
 昔、台湾、香港、韓国、シンガポールを「四つの龍」とか「ミニドラゴン」と称して、アジアの新興国といった時代がありました。この四つの地域・国家は敗戦後の日本との付き合いの深かったところです。つまり「日本と付き合うと豊かになる」というわけで、これくらい判りやすいメッセージはなく、利に聡い華僑がこれに反応しないはずはありません。「ルックイースト」という標語を掲げてマレーシアが続き、タイ、インドネシアもこれに倣いました。アセアン諸国を中心にいかなる格差がついたか、現状を見れば答えは明らかであります。
 日本は天然資源もなく、敗戦で焦土と化した国土に1億余の人口を抱えながら、間違いなく世界第2の経済大国の地位を保持し続けています。加えて日本の文化伝統は皇室をきちんと維持しながら、新しいサブカルチャー(アニメ、コミック、Jポップ、ファッショ・・・etc)を発信し、アジアの若者はもちろん、欧米の若者にも多大な影響を与えているのが現実です。
 われわれはこの現実を率直に認めて、世界の期待に応えていくべき時を迎えたのではないでしょうか。ユーラシア大陸に今から大きく経済発展をしようと頑張っている国々があります。しかし急激に経済を成長させれば、環境汚染、水質汚濁といった公害が一緒についてきます。日本では3、40年前から経験ずみのことです。その対策方法も知っています。それを一緒に解決しませんか。これは強制ではなく、日本からの提案です。死んだようになっていた東京湾を生き返らせた実績があり、省エネの技術や植林の経験も多く、国土の約7割の緑地を維持している日本です。
 ユーラシア大陸の弧に当たる地域に、日本と同様に歴史や伝統はあるが、資源や技術がない国々があり、自由、市場経済、人権という同じ価値観をもって立ち上がろうとしています。日本と一緒に「自由と繁栄」を目指してもらえば、その国々のためだけではなく、廻り廻って日本の更なる繁栄にもなるんです。興味のある方はどうぞ『自由と繁栄の弧』を読んでみてください。


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寄りきり朝青龍の勝ち   楽石

2007年08月29日 | Weblog
大相撲晩夏場所は、何回も水入りの後、
朝青龍が協会を寄り切って勝ちました。

みごとな沈黙戦術。さすがのワイドショーも
映像がなくては今ひとつ盛り上がらず。
場外での戦いでも、不戦勝。

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「ヒゲ出没注意」      とりあえずガスパーニョより

2007年08月28日 | Weblog
  「永田町にヒゲ出没、一時パニックに」

16日深夜、永田町界隈で元自衛官の政治家のインタビューが放送されているのを近くの住民が見つけた。目撃した住民の証言によれば、現場は永田町近辺の高級ホテルと見られる。元指揮官の問題発言であるだけに、現場は一時騒然となった。

出没したヒゲは元自衛官でイラク派遣部隊の隊長とみられている。イラク特措法や憲法を食い荒らし、文民統制に大きな被害が出た。武器使用の条件が激しい力でねじ曲げられている事などから、ヒゲは法解釈を荒らした後、自民党に加わったものとみられる。

事態を重く見た各自治体では、早速ヒゲ出没の看板を設置し、住民に注意を呼びかけている。ヒゲには毒があり危険なので、むやみに近づかず質問主意書などで捕獲するのが適切な対応だという。写真は各地で出没注意を促す看板。


理由杞憂新報2007年8月27日鳥瞰

※ パロディー画の左右のロゴは防衛省のお祝い省マーク募集作品です。
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改憲論者舛添氏の年金改革案~国民総背番号制の導入 キャッチホン

2007年08月28日 | Weblog
新しい厚生労働大臣の舛添要一氏は、その就任記者会見で
ご母堂の介護体験をふまえ、国民の視点にたって仕事をする、
とのべていました。ここまでなら結構だと思いますが、
他方で私は、舛添要一氏が国民総背番号制の導入論者であることを思い出していました。

ことしの6月、「年金記録漏れ。全5000万件、1年で照合」
といった見出しが新聞紙上に躍っていたころのことですが、
偶然、参院厚生労働委員会の質疑をテレビ中継で見ていたところ、
舛添要一氏が、年金改革に際しての国民総背番号制の導入を提起したのでした。
聞いていて、アッと思ったところ、
安倍総理は、生き返ったように賛同する旨の答弁をしたのでした。

国民投票法成立にも貢献したという彼は、このたび年金制度の主務大臣となりました。
それはまた、年金改革に関連づけて
憲法改正の環境づくりを進めていく公然の場を与えられたのだともいえましょう。
今後、その言動には厳重注意が必要だと考えております。



【補遺1】舛添要一氏の改憲論~山内敏弘氏の論考より抜粋

舛添氏は、例えば憲法89条などのように日本国憲法には現状に合わない規定がいくつもあるし、また環境権や知的財産権などの新しい問題も出てきているので、これらの問題に対処するためにも、改憲が必要であると指摘した。

ついで、自民党の改憲の最大の眼目が憲法9条の改憲にあると述べ、その必要性を以下のように説いた。9条に関しては、現実と条文の乖離が大きくなっている。現在の自衛隊は明らかに軍隊であり、9条2項とは矛盾している。自衛隊はイラクやインド洋に展開しているが、これを明確に裏付ける憲法条項もない。このような乖離を法律での解釈で対処するやり方はもはや限界にきている。日本では戦前から例えば撤退を転進というように事実を言葉で隠蔽するやり方がみられたが、言葉の遊びで国民をだますやり方はよくない。自衛隊を軍隊として憲法ではっきりと認めて、その上で、自衛隊の活動に対して憲法や法律で歯止めをかければよい。外国の軍隊が長年駐留するのはまともではないが、ただロシアや中国、さらには北朝鮮までも核をもっている状態の下で、日本としてもアメリカと同盟関係を結んでアメリカの核に依存せざるを得ない。日本が攻撃されたら、アメリカが助けてくれる以上、日本もアメリカに対しては応分の協力をしなければならない。憲法のために国民があるのではない。国民の生活を良くし、世界の秩序維持のために憲法がどうあるべきかを考えることが必要だ。

  *自民党新憲法起草委・舛添氏の改憲論とその問題点/2006年6月26日
   山内敏弘さん(龍谷大学教授、法学館憲法研究所客員研究員)
   http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20060626.html


【補遺2】参院厚生労働委員会の質疑(’07.6.14)~議事録抜粋

<舛添要一>
(前略)これ最終的にはやっぱり、しかも、私の家内のを見せましたけれども、二つあったでしょう。だから、最終的には基礎年金番号を基礎にしていいんですけれども、全部やっぱり数字を、国民の、あなたのこれは番号です、それカードにしてもいいし、そうすると、納税のときもそれができます、それから社会保険もそうです。健康保険、病院へ行くときもそうです。そういうのを私は早急にやっぱり入れない限り、問題解決にならないと思いますんで。

ところが、どうしてもそれを言うと、プライバシーどうするんだということあります。だけれども、これはきちんと管理すればできるんで、私も若いとき欧米におりましたけれども、みんなソーシャル・セキュリティー・ナンバーというのを持っていて、何のプライバシーの問題もありゃしない。むしろ、今回のようなことを起こることを考えれば、やっぱり行政府も我々立法府もしっかり考えて、そういうのを入れたいと思いますが、総理はいかがですか。

<安倍晋三内閣総理大臣>
ただいま委員が御指摘になったのは、言わば社会保障番号を導入したらどうかというお話だと思います。

制度や保険をこれはまたがるそうした情報を処理をしていく上において、やはりこれまたがっていますと、いろいろとダブってきたり、またそのチェックに時間が掛かるという問題がございます。それを統一をして、社会保障番号のようなものをつくっていけば、処理も容易になるわけでありますし、コストの面においても効率の面においてもはるかに前進をすると思いますし、また国民の皆様にとっても、じゃ自分の情報どうだろうということについて非常にこれは確かめやすい。国民の皆様にとっても利便性はあるんだろうと思います。

もちろん、今やはり委員が御指摘になりましたように、個人情報の保護をどうするか、このセキュリティーの問題がございますから、国民的なコンセンサスを得ていく必要はあるんだろうと、このように思いますが、しかし、今委員がおっしゃったような問題意識の上において早急に検討をしていかなければいけない課題であると、こう考えております。

<舛添要一>
もし政府が動かないんだったら、私は会派を超えて議員立法やりたいぐらいに実は思っておりますんで、よろしくお願いしようと……(発言する者あり)いやいや、是非皆さんでやりたいと思います。(後略)

   *http://www.masuzoe.gr.jp/seisaku070614.html
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麻生さん  楽石

2007年08月28日 | Weblog
安倍さんの続投をいち早く支持した麻生さん。
そのお言葉集。(赤旗より)

憲法9条2項は変えて、自衛隊を置く、に。

アメリカの艦隊が攻撃されたら、支援中の自衛隊が
逃げるにはいかがなものか。

核武装したほうが安くつく。

北朝鮮のミサイル発射は感謝しないといけないかも。

靖国神社の展示は、ありのままに伝えている。

靖国神社へは、天皇陛下の参拝は一番だ。

高齢者の85%は周りが迷惑するくらい元気。
しかもお金もっとる。

独断と偏見だが、金持ちのユダヤ人の住みたくなる
国が一番良い国じゃない。

なんて、いろいろ言ってますね。ホンネの人。
分かりやすくて良いやい!



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テロ特措法対策費 公開してもらっても所詮交際費

2007年08月28日 | Weblog
22日、民主党前原誠司前代表は、テロ対策特別措置法の延長問題について講演して、『政府は徹底した情報公開を行って、民主党が賛成できるような状況を作り出すべきだ」と述べ、政府がより踏み込んだ情報公開を行わなければ賛成は困難との考えを示した。また、「効果や分析についての情報が決定的に不足している」と指摘した。』と毎日新聞は報じた。

前原前代表は、基本的には延長に賛成の立場である。また、党の見解については、「議論して一致すれば仮に自分の考え方と違っても、従うことは大事だ」と述べ、小沢代表に党として従う考えも示したといわれる。
さらに、自民、民主両党の「大連立」については、『政権交代可能な2大政党が、より高いレベルの政策論争、国家ビジョンを戦わせて政権を争うのが大事だ。安易な大連立は厳に慎むべきで、現時点でも99.99%ない」と否定的な考えを示した。』(22日産経新聞)と伝えられている。
この「99.99%ない」は代表当時と同じ見解で以前からの持論である。

「無料燃料スタンド 11カ国の艦船に大盤振る舞い」
 因みに22日東京新聞は、テロ特措法の六年間の対策費用、またその活動等について、政府が公開している情報についての言及記事を掲載している。
タイトルは「経費220億円 成果は不明 政府『機密』盾に説明避ける」
「七月二十六日現在の実績は、米、英、パキスタンなど十一カ国の艦船に七百六十九回、約四十八万キロリットルの燃料を給油。艦船搭載ヘリコプター用燃料を六十四回、約九百四十キロリットル、水を百十三回、約六千百七十トンそれぞれ補給している。総経費は約二百二十億円に上る。
防衛省幹部は「テロとの戦いを後方支援することは、国際貢献と日米同盟の強化につながる」と評価してきた。しかし、日本の支援が具体的にどのような成果を挙げているか説明を求める民主党に対し、政府は「軍事的機密」を理由に詳細な説明を避けてきた。』

 アフガニスタンに関して私たちが直ぐに思いつくことは、燃料と水を一番必要としているのは、アフガニスタンの住民であるということだ。住民に水が供給できれば、中村哲さんの井戸掘りのご苦労も少しは軽減されると思うが。


             政治ニュース格物至知 より
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不気味な「駆けつけ警備」論はなくなるか   マガ9より

2007年08月27日 | Weblog
 小池百合子防衛大臣などはごたごたで忙しくて、とても靖国を参拝している余裕なんかなかったでしょう。

 それにしても、防衛大臣と防衛事務次官の大喧嘩がメディアを騒がす事態、集団自衛権なんぞを議論しているヒマがあるのでしょうか。機密も有事即応体制もあったものじゃない。携帯が繋がったの繋がらなかったのと悪口の言い合い。機密保持なんてことは、かけらも考えなかったらしい。何かがあったらどうするのか。

 やはり、防衛省になど昇格させるべきではなかったのです。今回の事態は、軍人と文官の確執、という面もあります。そこをきちんと詰めることなく、省に昇格させてはいかに危ないか、この騒ぎが如実に物語っています。

 この防衛省問題に、さらなる恐ろしさを感じさせたのは、「ヒゲの隊長」なるキャッチフレーズで今回の参院選に比例区当選した、元自衛隊イラク派遣部隊長(当時は一等陸佐)の佐藤正久議員の言葉です。

 この人、当選直後のインタビューで「イラクという戦場から、国会という戦場に戦いの場を移した」と、イラクが戦場であったということを自ら認めて、小泉前首相の「自衛隊のいるところは非戦闘地域」という迷答弁をあっさり否定して見せたけれど、それでは足りず、今度はTBSテレビのインタビューで次のように語ったのです。

 「もしイラク駐在中に、オランダ軍が攻撃されたら、こちらから出かけて行って巻き込まれるような状況を作り、『駆けつけ警備』としてやむをえなかったという状態で交戦するつもりだった。友軍が攻撃を受けているのに見殺しにするのは、軍人としてとてもできない」(要旨)

 これは一体どういうことでしょう。自衛隊員がはっきりと「自らの意志で外国軍と交戦するつもりだった」と言明したのです。憲法も法律も知ったことじゃない。巻き込まれるような状況を自分で作って戦うのだ、と言うのです。憲法違反は承知の上。恐ろしい。

 この人、今度は「国会を戦場にする」という。ほんとうに、恐ろしい。こんな発言を繰り返す人を、議員になどしておいていいわけがない。メディアは、なぜもっと大きくこの発言の批判をしないのか。

 憲法の非戦条項を、どう考えているのか。

 自衛隊では、憲法について、いったいどう教えているのか。

 そういえば少し前、自衛隊が国民の活動を監視していた、という報道がありました。自衛隊という組織が、とうとう暴走の気配を見せ始めたという感じがしてなりません。

 背筋が寒くなります。

 やはり、防衛省は庁にとどめておいて、しっかりと官邸がコントロールすべきだったのです。いまは、シビリアン・コントロールが失われつつあるような気がします。

 けれどそれは、改造内閣なら出来るでしょうか心配です。

 ああ、考えれば考えるほど、切なくなります。

                         ネット虫
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老・核武装論者の嘆き  へそ曲がり

2007年08月26日 | 防衛・軍事力・基地問題など
「ぼくらの核武装論」(撃論ムック)という本を読んでいたら、巻頭に面白い論文が掲載されていた。「核思想の練磨、それが核保有の条件」というタイトルで、サブ・タイトルとして“核保有の準備には民衆政治の成熟が不可欠だが、日本列島人にはその資格がないと言わざるをえない゛、となっている。

 最初に、論者は“核兵器はMDW(大量破壊兵器)であるから、それを製造・保有する国家(つまり国家とその政府には「民衆の成熟」が必要である”と説く。そして、“ 核武装の目的は「核抑止」”であり“広く言えば核の「最高度の平和利用」に当たる”(P14)と言う。
 次いで、「独立核」(核所有を他国に依存しないこと)を持つかそれとも無防備を決め込むかについて「列島人の8割は後者を選んでおり、“平和主義を貫け」ということであるから恐れ入るしかない」(P16)と、ここでも核兵器のない世界を希求する日本人を罵倒する。
 さらには、“21世紀の国際政治では必ずや核侵略戦争を起こす国があり、不利になったら“核兵器の使用に踏み切ることもありうべき、それくらいに人類とは不合理な代物なのだ”とみる見解に一理も二理もある”(P17)と、核戦争必至論を唱え、“核武装は一人前の国家の身出しなみととらえておくのがよいのではないか”(P17)とまで主張する。
 そして、「民主制は核武装の資格」にはなりえない」との最終小見出し(P17)のもとに次のように述べている。
“・・・しかも、デモクラシー(民衆政治)はマスメディアの暴走によってマスクラシー(大衆政治)そしてオクロクラシー(衆愚政治)へと舞い上がっていく。民衆に「主権」などという野放図な権利を与えるからそうなるのだ。それが現代世界のまぎれもなき趨勢である。実際、トータル・ウオー(総力戦)という形で戦争が大量殺戮を伴うようになったことについては、デモクラシーの普及ということが大いに関係しているのである”(P17)として、民主主義を一気に否定する。
 そして、最後に次のように締めくくっている。
“日本人には核武装する(政治必要も(技術的)能力もあるのだが、この列島人に精神はそれにふさわしい(文化的)資格を手にするにはあまりにも劣等過ぎる、と残念ながら認めざるしかあるまい(P17)”
 ここでも、核兵器のない平和な世界を願う大多数の日本人を罵倒して終わっている。
 (罵倒する言葉はまだいっぱいあるが、あまりにも多過ぎるので、一部をカットした)

 この国民蔑視の上に成り立たせようとする理論は、このブログに登場する誰かさんにそっくりではないだろうか。

 では、この上記の論者はいったい誰か。もうお分かりでしょう。「保守系」氏が心の底から敬愛する「西部 邁」氏(評論家 秀明大学学頭)なのです。
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世界同時株安   楽石

2007年08月25日 | Weblog
田中宇さんの今回の株安の解説のなかから
興味深い部分を紹介します。

  


今回の危機が世界経済にとって厄介なのは、
最近の約10年間で、あらゆる債権債務関係が証券化(債券化)されており、
その債券市場で信用収縮が起きていることだ。
証券化によって、金の貸し借りの総額が急増し、
世界の金融市場の規模は何倍にもなり、
この拡大が世界経済の成長力の一因となり、
アメリカなど先進国の消費者のローン拡大を通じ、
世界の消費増にもつながってきた。

 
 今起きていることは、証券化や貸し借りの突然の「清算」である。
債券(国債以外)を買った人の多くが、できるだけ早く手放したいと考え、
新たな債券を買うのはまっぴらだと思っている。
アメリカの連銀は、この清算のプロセスを止めることはできないと考えており、
清算の進行による悪影響を減らし、
秩序だった清算になるよう、努力をしているだけだという。
この清算過程は短期間では終わらず、まだ続くと指摘されている。

 
 今後、清算がある程度終わった段階での世界の金融の景色が
どのようなものになるのか、今はまだよく見えない。
ただ、これまで世界の消費力を牽引してきたアメリカの経済は、
借金や証券化といった、従来より簡単にお金を作れる手法に頼って成立しており、
それが全部ではなく一部が清算されるのだとしても、
清算が米経済に大打撃を与えずに終わるとは考えられない。

   
 今はまだ、債券市場の崩壊は社債分野のみで、
米国債はむしろ社債からの逃避先として買われている。
しかし、長期的に見ると、米国債は安心できる投資先ではない。
従来、中国やアラブ産油国など、世界の中で外貨を貯め込んでいる諸国は、
ドル建てでの貯蓄を好み、米国債を買っていた。
米国債(長期債)の半分近くは外国勢が買っている。
しかし、米経済の成長が減速したりインフレになったりして、
資金をドル建てで置いておくメリットが減ると、米国債も売れなくなる。
ドルと米国債の力が落ちることは、アメリカの覇権失墜そのものである。

 この金融危機が、イラク占領の失敗とならぶ、
アメリカの覇権衰退の引き金になっていく可能性があるからだ。

   (田中宇の国際ニュース解説より)

アメリカ国債の暴落は、日本や中国など各国にとって
重大事態ですから、暴落をスローダウンさせる
各国の協調が行われることは間違いありません。
そして、そのことによってアメリカの力は徐々に
衰退していくでしょう。





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