九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

鳩山政権はなぜ自公政権の尻ぬぐいをするのか

2010年03月31日 22時24分01秒 | Weblog
石垣敏夫
鳩山政権は沖縄県民の民意を尊重し、普天間基地閉鎖撤去に全力をあげるべきである。

代替え地など自公政権の尻ぬぐいなど、することはない。
米国政府には前政権どうしの約束事であるので変更を再度要請すれば良い。
米ソ冷戦構造が終了していることで普天間基地閉鎖、在日米軍基地の縮小によって、中国・ロシア・北朝鮮が攻めてくる、というは考えらない。戦争が起きないよう、日本は今後も近隣諸国に対し外交努力を続けていく、と伝えれば良いことである。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 随筆 不整脈ランナーの手記(13) 「走ってよろしい!」 文科系

2010年03月31日 18時35分01秒 | 文芸作品
 昨日は、手術後1ヶ月の診察日であった。手術した大病院に紹介状を書いてくれたかかりつけの循環器内科医師の診察である。事前に取った心電図を見ての第一声が、
「異常なしですね。これは、手術が効いているということですよ」
「本当ですか!? やったー!」
 の叫びと共に僕は、思わず医師の肩をぽーんと叩いていた。そう言えばたびたび異常があったのに、確かにここ数日はなしなのである。だから自分でもリハビリを始める気になったのだった。半信半疑で聞いてみた。
「そろそろ軽いリハビリ運動を始めたところなんですが、ぼつぼつ走っても良いんでしょうか? 軽くしか走りませんけど」
 答はこうである。
「いいですよ。走ってよろしい」
 これを聞いた時の、まー嬉しかったこと。

 さてだが、3ヶ月近く前の走れた時の足腰トレーニング数字に戻してから始めるつもりだ。でないと膝やクルブシやフクラハギを痛める可能性がある。両脚つま先立ち100回。かかとを浮かした片足つま先立ち20回ずつ。膝角90度で上下動とも1度とめる0度~180度両脚スクワット20回。同片脚スクワット5回ずつ。腹筋も背筋もと、これらすべてクリアーしてから、ゆっくりと走り始めたい。そしてもう、通常体力維持のランに徹することにしようと、今は考えている。僕の生活スタイルを保障してくれる程度の「酸素吸収力」があれば充分だ。なんせ「ランナーには心房細動が多い」そうだから、無理して走ればまた起こる可能性もあるはずだ。
 これらの体力測定だが、今日はここまで行った。両脚つま先立ち70回、片脚同各20回、両脚スクワット20回、片脚スクワット各4回である。安静時心拍数は分70回とまだ少し高いが、体力のこの戻り具合なら、すぐに走れる。が、さしあたってはまずロードレーサーを転がすことにする。ランよりももっと軽い長時間運動に身体を慣らすということで、桜でも見に行こうかな。山崎川とか平和公園とか天白川とか。でも、明日、明後日は雨らしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村木厚子逮捕の検事が「証拠隠滅と偽証」 文科系

2010年03月31日 10時17分21秒 | 国内政治・経済・社会問題
 28日の拙稿で書いたことの後日談が、週刊朝日最新号にまた載っていた。【今週の「村木元局長裁判」 暴露された担当検事の”前科”】という表題で。菅谷さんへの冤罪を振り返っても、検察の冤罪というのは受けた人にとってはこの世を闇にするものであって、全く許せない思いだ。それでも懲りずにまだこんなことをやっているって、一体どういう事なのだろう。自分らの架空のストーリー通りに、「自白調書」を作っていくやり口。それも去年から今年にかけての、民主党潰しと思われる事件である。

 あらかじめ結論を眺めておくと、こういうこと。”前科”とは、林谷検事がこれ以前の裁判でも「取り調べ段階メモ」を廃棄していたという事実が判明したと。その時も裁判長に糾弾されていたのである。それを、前回お伝えしたように、今回の事件でも「何気なくシュレッダーにかけてしまった」と、廃棄が初めてのような顔をして、自分に不利な追求から逃げようとしていたのである。

 28日の拙稿では、この部分が一つの重要問題になってきたとお伝えした。林谷検事は、弁護人からも、裁判官からもこう追求されていた。取り調べ段階で自分が書いたメモをその後どこかで廃棄してしまったと語ったのは、嘘の事実を検察側証人に押し付けて架空のストーリーを調書にしたという事実経過をなかったことにしようという、悪質な証拠隠しのためではないかと。弁護人や裁判長のそういう追求に、彼はこれについて、何気なくシュレッダーにかけてしまったと答えた。これに対して今回、何気なくどころか確信犯であるという”前科”が出てきたという訳だ。週刊朝日はこう書いている。

【以前にも林谷検事はメモを廃棄し、裁判所に糾弾されていた”前科”があるのだ。
 07年に奈良県の前生駒市長らが背任などの容疑で逮捕された汚職事件の公判でも、林谷検事は取り調べ検事として出廷した。その際、林谷検事は取り調べメモを廃棄したことを、裁判所から
「将来の公判段階における任意性の立証に備えて、メモを保管しておく必要性があったのに、廃棄してしまったことは、疑問があるといわざるをえない」
 と指摘されているのだ】

 ことは、確信犯的証拠隠しだけにとどまらない。調査段階で「嘘の事実」を押し付けられたから曖昧な記憶の中で検察調書にサインしてしまったと反省している検察側証人の証言を林谷検事は全面否定して、この2人のどちらかが嘘を付いているという局面に立たされているからである。問題の「嘘の事実」とは、こういうものだ。「石井一・民主党国会議員との交信記録が存在する」という検察ストーリーの核心部分である。「そういうものがあるとすれば、石井氏の口利きで偽障害者団体に障害者団体証明書を出せと部下に何気なく指示したのかも知れないな」と、元厚労相部長は調書サインに導かれて行ったのであった。

 日本の検察は闇だな。こんな検察の反政権情報を垂れ流す法務・検察記者クラブも真っ黒な大闇だな。えん罪を問題にする人々はみんな今、現在進行形のこの問題も語らねばならないと思う。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有給のプレゼント    らくせき

2010年03月31日 09時03分04秒 | Weblog
フランスのニュースを見ていたら
工場で働く人たちが、同僚に自分たちの
有給をプレゼントしたというお話を
伝えていました。

子供が末期ガンになった父親が
自分の有給を使い果たしてしまったのを
聞いた同僚たちが、匿名で一人2、3日を
プレゼントしたもの。
会社も同意。

さすがに権利の国、フランスですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘンだぞ、家族会   らくせき

2010年03月30日 14時43分17秒 | Weblog
北朝鮮の拉致家族会が蓮池さんのお兄さんを
退会させたということ。

どうも北朝鮮とは対話路線が重要と発言していたのが
みんなと同じじゃないということらしい。

これは、とてもオカシナことだと思う。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜか無報道、「官邸記者会見」の開放  文科系

2010年03月30日 12時56分24秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 これは、週刊朝日4月9日号の記事の紹介である。大見出しは【「記者クラブ崩壊」 鳩山首相の会見に初出席】。その枠外ゴチック書き出しがことの本質を上手くまとめているので、それと、本文書き出しとを、先ず見ておこう。

【民主党政権誕生から約半年、鳩山由紀夫首相が日本最大の記者クラブ「内閣記者会」の支配する「官邸記者会見」を開放した。霞ヶ関と記者クラブが一体となった「官報複合体」による世論誘導と国民洗脳の実態を告発してきたジャーナリストの上杉隆氏に、「官邸記者クラブ崩壊」の瞬間を聞いた】
【 政権交代から約半年を経た3月26日、鳩山由紀夫首相がようやく官邸での首相記者会見をオープンにしました。「内閣記者会」の抵抗を排して「記者クラブ制度の改革」に一歩踏み出した鳩山首相には率直にお礼を申し上げたい】

 次いで、このことのこの上なく重大な意味。
【 公権力が自己防衛のために情報を操ろうとするのは古今東西当たり前の話で、そうさせないように権力を監視するのがジャーナリズムの使命です。しかし、日本の既存メディアは公権力と対峙するどころか、官僚と「官報複合体」をつくり一体となって情報を操作し、国民を洗脳してきました。
 その「官報複合体」の象徴が「記者クラブ制度」ですからね。
 記者クラブには大手メディアの記者しか加盟できず、   そうやって情報を寡占する一方で、クラブ加盟社は権力側からリークされる情報を疑うことなく横並びで「広報」してきました。リーク情報に無批判になり、メディア間の競争原理もほとんど働かない状況は、事実上国民の知る権利を奪ってきたとも言えます。
 しかも、たちの悪いことに、日本の既存メディアには自分たちが国民をミスリードしているという意識さえありません。記者も洗脳されているからです】

 さらに、筆者達のここまでの実践と苦労、および、大メディアの妨害の数々。
【(ビデオジャーナリストの神保哲生氏などは21年闘ってきたのですが)私は「政府の記者会見の開放」を11年前から訴えてきました。しかし、記者クラブ批判を展開することほど損な役回りもありません。
 たとえば私の場合、記者クラブ批判を初めて以来、テレビ局の解説やレポートの仕事が一切なくなりました】

 最後に、今後への希望と言っても良いものを。
【外務省の記者会見をいち早くオープンにした岡田克也外相もオープン半年を振り返って、「(フリー記者が入ることで)いろんな価値観、多様性のある質問に触れて非常に勉強になった。楽しんでいます」と言っていました。
 そう、政治の記者会見の開放は、政治家、官僚、記者の健全な緊張関係の構築を促し、民主主義の発展に寄与し、結果、国民全体の利益になるんです】

 ところで、こんな大ニュースなのだが、大マスコミ、テレビは報道しないよな! これだけでも「報道規制」「偏向報道」の典型であり、こういう「実績」についておおいにやましいところがあるということにもなる。何が「公器」だ、何が「公正」だ!! 昨日ここに書いた拙稿も多分正論なのだろう。元テレビディレクターらしき「らくせき」さんも、おおむね正鵠だろうと、支持メールをくださったことでもあるし。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政党機関紙配布:旧社保庁職員に逆転無罪 東京高裁判決 ネット虫

2010年03月30日 10時00分56秒 | Weblog
メール仲間の末次さんからまったく同感の便りが届きました。紹介します。

逆転無罪判決、本当によかったと思います。
確かにいわゆる市民運動界で、それほどこの件が話題になっていないのは気になります。
特定政党の話だけではなく、どの立場に属する人にとっても、政治活動の権利、という点では本当に重要な問題だと思います。

今後求めていくべきは、このような事件の再発を防ぐためにも公務員の政治活動の自由化、政治的権利を保護するための法律制定、警察・検察の民主化ではないでしょうか。
法制が現在のままでは恣意的な逮捕・起訴が今後も続く恐れがありますが、どのような運動を起こせばいいのでしょうか。
議論を進めていければと考えています。

末次 圭介

★ 中日新聞で2010年3月29日 夕刊(トップ)に報道されています。
> 赤旗配布で逆転無罪 公務員の政治活動「全面禁止は違憲」
> http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010032902000191.html
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供を養う老親    らくせき

2010年03月29日 20時08分13秒 | Weblog
今朝のフランス2のニュースで
30代の子供が経済不況から
60歳から80歳の親の世代に
養ってもらうようになった、
と報じていた。

歴史上はじめての現象というコメントが。

日本も同じでしょうね・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 「なぜ大マスコミは反民主党なのか」  文科系

2010年03月29日 09時18分31秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 表題は僕が付けたものではない。行きつけの中華料理店でふと手に取った25日付け「日刊ゲンダイ」の見出しである。タブロイド版全36頁の1~2面と続くトップ記事の。翌26日トップの見出しは、「鳩山政権はよいか悪いか」「自民党歴代政権と比べて仕事している鳩山政権」とあった。この二つの記事をご紹介してみたい。大マスコミとの関係では、ここでもときどき話題になった「記者クラブ制度」や「テレビ・新聞のクロスオーナー制度」などを筆頭として「大マスコミは、その既得権益死守のため民主党にネチネチも」という視点だったので、興味深かった。なおこの新聞、「購読のお申し込みはお近くの中日新聞販売店へ」と書いてあり、その販売店から届く物だそうだ。

 25日『なぜ大マスコミは反民主党なのか』の書き出しはこうだ。
 『民主党の政策議論をまとめた「INDEX2009」を見ると、なるほど大新聞・TVが、かくも民主党叩きを展開する理由がよく分かる。この政策集には”マスコミ改革案”がズラリだ。項目だけ列挙すると、「NHK本体と子会社の契約見直し」や「BS放送波の削減」「マスメディア集中排除原則のあり方を検討」「電波利用料のオークション制度導入」などがある。TV局が目をむくようなプランのオンパレードなのである。
 これらを実現されたらTV局は干上がってしまう。BS放送波の削減はNHKを直撃するし、電波オークションはTV市場に新規参入を促すものだ。(中略)
 ビビっているのは大新聞も同じ。新聞社は監督官庁に左右されないように見られているが、TV局に出資し系列でうまみを分け合っている。ダメージの大きさは同じで、彼らは運命共同体だ。だから、小沢・鳩山政権を叩く。政治と金や北教組事件、生方問題とネチネチ、執拗に突っつく』
 近ごろ珍しい論調だと思った。日本の大メディアは、その大きな既得権益を民主党が壊そうとしているから、自民党支持でなくても民主党に対して陰険に動いているのだということだろう。ならば最近の大マスコミ論調の「偏向」を説明して大いに説得力があるなーと思ったもの。それも、弱小メディアが叫ぶのだから。記事はさらに、1ジャーナリストの意見を伝えて、こうも続いていく。
『民主党はさらに、彼ら(大マスコミ)を支えているスポンサー大企業の「優越的地位の乱用」も独禁法強化などで規制しようとしている。(中略)とくに恐れているのが記者クラブ制度や再販制度の見直し、そして、特定資本がTV・新聞など複数のメディアを所有する「クロスオーナーシップ」の規制です』
 記者クラブについては、こんな記述もあった。
『記者クラブへの便宜もベラボーだ。首相官邸や財務省など中央官庁のクラブは、部屋代から電話代、コピー代、新聞代まで事実上、国に面倒を見てもらっている。ジャーナリストの岩瀬達哉氏の調査では、これら便宜供与を金銭換算すると年間27億9000万円にも上るという。国だけでなく各都道府県の記者クラブも含めると途方もない金額になる』

 さて、そんな訳から「偏向無く、民主党のやっていることを見たらこうだよ」と、それが26日の記事『自民党歴代政権と比べて仕事している鳩山政権』なのだろう。こんな書き出しである。
『鳩山政権の支持率急落や生方副幹事長の騒動を受けて、大新聞・マスコミは喜々として「民主党参院選大ピンチ」と報じている。「激震民主 小沢氏、参院選に危機感」と書いたのは読売新聞。産経は「民主党単独過半数は期待せず 58%」といった調子だ。朝日は、世論調査結果を踏まえて「昨年民主党に投票した人の3割は別の党に投票」「民主離れの動向によっては参院選の情勢は混沌とする可能性がある」と1面でやっていた。要するに、このままだと民主党は参院選で負けるという予想だ。だが、本当にそうなのか』
 こういう問題提起で長々と論じた末の結論部分を、抜き出してみよう。こんなに見事に、旗幟鮮明なのも近ごろのマスコミには珍しいと考えるから。
『シロウトの集まりなのに、戦後5番目の速さで予算を成立させ、子ども手当や高校無償化などマニュフェストをひとつひとつ実現している鳩山政権は、自民党の末期4代政権よりは、はるかに上質である。保身と悪意に満ちた大マスコミ報道に惑わされず、ここは守旧派を完膚無きまでに叩き潰し、一掃するときなのだ。それには参院選でケリをつけてやるしかない。
参院でも民主党が単独過半数を占めたら、民主党政権は10年続く。永久野党が確定する自民党はグチャグチャになって消滅の運命だ。そうなれば官僚組織もギブアップして、改革は一気に進んでいく。アメリカだって、沖縄問題で鳩山政権に妥協せざるを得なくなる』

 以上を今、僕は正論であると思う。毎日新聞を詳細に読んできて、民主党への論調の変化、偏向に嫌気がさし、ここへの記事紹介も週刊朝日やサンデー毎日の記事に換え始めていたからだ。テレビのクロスオーナー制度の影響らしきものには辟易として民放は見ないし、検察や官僚に洗脳されたかのようにその情報を垂れ流す記者クラブなんてナンセンスとも考えていたし。日本の大マスコミは大元で連んでいて、今や既得権益死守に根差したファッショを展開していると、確かに思う。人々が職もない時代、官僚の既得権益がすぐに崩れて欲しい時代、大マスコミの「世論独占」などにもつながり兼ねない「陰険な既得権益」は到底許せないと再確認していた次第だ。なお、大マスコミの「世論独占」排除が、中国のような「政府の世論独占」に繋がって行くのはもっと怖いが、そこは「規制緩和」の時代。僕は今、案外心配していない。一時的にせよ政官財の3権力者が案外1つにはなっていない今だからだ。

 ここにはマスコミ関係者もいらっしゃるようだから、以上につき総論、各論大歓迎。特に記事中の民主党マスコミ政策用語の解説などがあれば、嬉しい。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジアを考えるための本紹介 河内氏のメールより  ネット虫

2010年03月29日 08時50分31秒 | Weblog
河内謙策と申します。独断的偏見に基づき、私の面白いと思う本を紹介させて
いただいております。(転送・転載は自由です。)

*日高義樹『アメリカの日本潰しが始まった』徳間書店
中国政府指導者は賢明だという日高の見方には賛成できませんが、オバマは大企業と
大労組のカイライだということ、オバマはデマゴーグだということ、オバマの経済政
策は失敗しているということ、トヨタたたきはアメリカの国家戦略だということには
賛成です。日本でオバマを持ち上げた人は、自己反省が必要なのではないでしょう
か。

*神余隆博『多極化世界の日本外交戦略』朝日新書
地球温暖化問題やマグロ問題で、マルチ外交が急速に脚光をあびつつあります。著者
は、現役の外交官で、「大国におもねらない」という問題意識も新鮮です。転換しつ
つある国際政治をかいま見ることができます。

*西部邁・宮崎正弘『日米安保50年』海竜社
今年は安保闘争50年目なので、歴史を振り返る価値はあるし、歴史を振り返る必要が
ある年です。この本の安保闘争自体の分析は不十分ですが、日本の「右派」が何を考
えてきたかは、良くわかります。それにしても、日本の「左派」は何を考えてきたの
でしょうか。「左派」からの本格的な提起はないまま、50年が過ぎるのでしょうか。

*宮崎正弘 内田良平研究会編著『シナ人とは何か 内田良平の『支那観』を   
    読む』展転社
中国問題がむずかしいのは、中国の民衆像を把握するのが難しいことが一因です
(「昔」であれば、中国民衆の革命的エネルギーを信頼しないのか、という一声で解
決したかも知れませんが)。私も、弁護士として、私の中国人・依頼者に振りまわさ
れて、そのことを実感しています。内田良平のシナ民衆観は、彼が「右翼」であるこ
ということでは、単純に切り捨てることができないものを含んでいます。

*加地伸行『儒教とは何か』中公新書
*安田喜憲『山は市場原理主義と闘っている』東洋経済新報社
アジアの問題を考えるときには、アジアの思想・宗教・文化を避けて通れないはずで
すが、政治や経済と思想・宗教・文化を統一的に把握することの困難性は言うまでも
ありません。加地先生のご本は1990年に出版されていますが名著です。最近読み直し
てみて、加地先生はウェーバーをはるかに超えている、と確信しました。安田先生
は、日本が世界にほこる学者の一人だと思います。今度の本は、安田文明論の到達点
が分かりやすく、しかも情熱をっもって語られています。心から勧めさせていただき
ます。


河内謙策
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番組紹介・・・中国の医療は今

2010年03月28日 21時46分16秒 | Weblog
人の国の事を言えた立場ではないのですが、米国の医療や中国の医療も心配です。(ネット虫)

NHKスペシャル「激流中国」の再放送です。
 
 社会主義国家を自称する中国は、かつて医療サービスは無料でした。しかし、改革・開放により市場化の荒波が医療に押し寄せた結果、医療費は自己負担になりました。そして病院は利益追求が求められるようになりました。
 
 中国は保険制度の整備が不十分なため、高額の医療費負担がのしかかります。その結果、映画「シッコ」で描かれたように、 貧困層が病院に行けないために治る病気で死亡する、医療費が払えないため病院から追い出されるケースが続出しています。一方、富裕層はよりよい医療サービスを受けるために、日本や欧米の病院へ行って治療する例が増えています。
 
 北京市の大型公立病院を舞台に、保険制度の矛盾と利潤追求に苦しむ医師と患者の姿を追った番組です。
 
 NHKスペシャル 激流中国「病人大行列~13億人の医療~」
 http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2010-04-02&ch=21&eid=19817
 
放送日 4月 3日(土)
放送時間 午前0:20~午前1:10

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

検察の村木元局長冤罪創作?、その後  文科系

2010年03月28日 20時50分42秒 | 国内政治・経済・社会問題
 村木厚労省元局長逮捕事件について、4月2日号[「週間朝日」に何回目かの記事が載ったので、また要約して紹介したい。なおいつものように『』の文章は、記事の抜粋である。

 まず、内容の概要はこういう事だ。
 「検察側証人」のほとんどが取り調べ段階の供述をひっくり返して、こう述べたということである。前言調書は、古い記憶の曖昧さをつかれ、検察側に押し付けられて無理矢理サインさせられたもの。今では、これはやっぱり記憶になく、検察のシナリオではないかと考えている、と。このシナリオというのは前にも述べたように、こういうものである。
「民主党、石井一議員から厚労省上層部に口利きがあって、それが村木局長を通じて実行犯(実行犯は確定。自白もある)に下ろされ、偽障害者団体に障害者団体証明書を発行して、もって莫大な郵便料金詐取をもたらすことになったもの」

 例えば塩田厚労省元部長の前言調書撤回は、こんな調子だ。
『「〈ありもしない〉石井議員との交信記録がある」と”虚偽”の証拠を突きつけ、記憶にないことを調書にしたと、これまでの公判で指摘されてもいる』
 関連して、こんな検察側証言も出てくる始末。
『そして、林谷検事は問題の”嘘の交信記録”についても、「把握していない」と言うばかりだった。検察側から、「(交信記録が)ないにもかかわらず、あると断定したことはないか」と聞かれると。「ありません」とキッパリ否定した。こうなると、元厚労省官僚の塩田氏か法務・検察官僚の林谷氏かのどちらかが嘘をついていることになる』
『この日、林谷検事は、「相手が供述していないことを調書に書いたことはない」とも証言した。だが裏付けとなる取り調べ時に作成したメモについては、「関係者のプライバシーが書かれているうえ、私にとって必要ないので廃棄した」などと述べた。メモが残っていれば調書の信用性を判断する大切な材料になる。当然、証拠開示の対象にもなる。林谷検事は、「残っていれば(開示は)ありうるでしょう」と知った上で廃棄したことを認めた。これでは悪質な「証拠隠し」と言われても仕方ない』
 なお、この事件の他の担当検事も「取り調べの際のメモは廃棄した」と述べている。法曹関係者とも思えない証言であって、疑惑が増すばかりだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆 不整脈ランナーの手記(12) 手術後1ヶ月  文科系

2010年03月28日 11時20分00秒 | 文芸作品
 手術後1ヶ月が過ぎた。完治への一つの目安時期であるが、まだまだ心房細動や期外収縮がよく出る。等間隔で全く正常に打っていると思われる日も多いからこのめまぐるしい変化にはがっかりするやら、あきれるやら。ちょっと前にはこんなことさえあって、面食らったものだ。指で確認した脈拍数は80/分ほどを打っているのに、身につけたハートレートモニターには心拍140などと表示が続いたのである。とにかく不思議な事が多いのだけれど、医者である兄のこういう説明で納得した。
 「心房壁の余分な電気回路を焼き切った部分の周辺に浮腫があって、そこの回路が不安定な時だからだ。浮腫が完治するまでは判断がつかないということね。一応の完治が1ヶ月、安定というには2ヶ月かかるのでは」
 これなら確かに、執刀医が術後の初診察日を2ヶ月後に指定した理由が分かろうというものだ。

 さて、とは言え一応の安静目安が過ぎたから、ここ3日ほど、自分なりの身体、血管、筋肉のリハビリに入っている。心臓の様子を確かめながら、ぼつぼつと。走れた時に日々確認していた体力数値が明確に分かっているから、このリハビリもやり易い。走らなくなって3ヶ月近く経つが、体力は案外落ちていない。その現行と目標とを対比させてみよう。ここでお断りしておくが、以下のようなこんなリハビリは、医者が指定するものではまったくない。そんなことは、あれだけの大病院なのに全く指示してくれないのである。今の世の中、積極的健康作りは完全な自己責任ということなのだろう。医者は、マイナスをゼロに戻すだけ。でも人間は、プラス部分がなければただ死んでいくだけ、生きているという生活は出来ないだろうと、僕は思うのだが。

 かかとを浮かせたままの両脚つま先立ち50回(100)、片足つま先立ち20回(20)、両脚スクワット15回(25。ただし、膝角90度で上下動とも1度とめる0度~180度スクワット)、片脚スクワット2回(5)。すべてもっと多くできるが、最強度の運動や、心臓に大きい負担がかかるのは、まだ控えている。腹筋背筋は6秒で軽いのを1回として、30回近くできる。これは手術前とほとんど変わっていないので、ほっと一安心。目標と同じ数字は、僕の速度(最高10キロ時ほど)で走る分には「それ以上は要らない」というものである。
 怖いもので、こういうリハビリをほんのちょっと(時間をおいて日に一通りほど)やり出しただけで、朝のオシッコが黄色に染まるのである。人間おしっこが黄色に染まる生活でなければ、健康とは言えないということなのだろうと、苦笑いしていたものだ。さてこうして、今の僕の総合判断はこうだ。心房細動さえ完治したら、また前のように走れるようになる、と。

 僕がなぜこれほど「走れる」事に拘るのか。若い人々のためにも、何度も書いておく。総ては「血流が良い身体」の産物、恩恵をなくしたくないと言うに尽きる。心臓だけでなく、血管、筋肉、肝臓など総てが関わってのことだろう。それで1時間走れることは、こんな恩恵をもたらすのである。毎日2~3時間ギターを弾き通しても首や肩がこらないし、手指も痛めない。ブログを3~4時間やっても目が疲れない。お酒に弱くならない。「走れる体力とは、ダイエットや糖尿病への最大の武器である」。などなど、切りがないのである。
 自慢話で恐縮だが、最近人に言われたことを一言。先日20日、卒業50年の中・高校同窓会があって、友人に言われたことだ。
「なんだお前のその格好! リーバイスがバンドなしで履けるのか! なんかスポーツやっとるに違いないな」
 そういう彼も、百名山を半分ほど登ったとか言っていたな。登山とランニングは親類なのだ。ただ、ちょっとハードに登る程度ならば、ランニングの方がかなりきつい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自公案よりひどい県内2案を1本化 一時シュワブ陸上へ 最終的に勝連沖集約

2010年03月27日 09時07分22秒 | Weblog
岡田@沖縄の岡田さんから、下記のようなメールが届きました。紹介します。(ネット虫)

今朝の記事「県内2案を1本化 一時シュワブ陸上へ 最終的に勝連沖集約」
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-26_4962/

要するにあれこれ言って撹乱した末、複合統合案にして、これまでの辺野古案よりさらに巨大なおまけに自衛隊抱き合わせの基地を造ろうとしているわけです。
脳血管が切れそう・・

○勝連沖案は航空自衛隊那覇基地を併設し、3600メートル級の滑走路2本を造る。
○造るまでに計画、環境影響評価に10年かかる。
○なのでその間の訓練地としてシュワブ陸上に500メートルのヘリポートを造り、勝連沖施設の完成までの間、徳之島等とともに分散移転。
○普天間は国管理で残す可能性
○勝連沖施設完成後、那覇軍港も集約
○海兵隊の沖縄撤退後は自衛隊が使う。

ということじゃないですか。この政府は自公政権よりひどいかも。

これほどのもの造ろうとしながら北沢防衛大臣は今朝知事にこう言ってます。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159860-storytopic-3.html
今朝、県庁前でこれへの抗議行動があったのに行けませんでした。

負担軽減のためにとうそぶいてた嘉手納統合案、グァム移転案もいつのまにやら消え・・・
基地機能の5割は本土移転するなどと言ってますが、そんなの信用できません。
そんなの見えるものじゃないし、それで軽減になったことはないですから。
アセスで追求されても米軍の運用上のことはお答えできませんなんていつも答えているんですから
5割減なんて根拠はなに?それどころか徳之島なども含めて自衛隊も抱き合わせで機能2倍かも・・
ふざけるのもたいがいにしてほしい。

埋め立て利権に絡み経済界の抱きこみと脅しも始まっているかもです。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159848-storytopic-53.html

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカは傲慢ではないか?    らくせき

2010年03月26日 08時16分39秒 | Weblog
日本は政権が交代した。
民意が変わった。
その新政権が、沖縄の基地を減らそうと言っている。
これは民意である。

いろいろに試行錯誤をしている鳩山さん。
日本人は、これをナサケネイと考えるのではなく、
こんなナサケナイ鳩山さんは、自分の姿であると
自覚しなくてはならない。

こんな私に誰がした?
あなたですよ。
反米ではありませんが、反米になりそうです。

コイズミさんが言っていたように
三者がお互いに少しづつゆずらなくては。

日本人なら反米になってまうのでは?
右の翼の皆さんはなぜ黙っているの?
愛国心はどこへ?



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする