九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

                     誤魔化されまい!     只今

2012年09月05日 21時42分12秒 | Weblog
    某政党に属する議員が配布するビラの文面には、同様文字が多く見られます。       
        「ビラ(広報紙)作成に際しては、参考とされたい」
            との配信でもあったのでしょうか。
 ●見出し
  「脱原発で行くべきだ」 「脱原発は国民の総意」

 ●内容
   「とはいえ、原発の再稼働を認めないということは現実的ではありません」
   「電力不足が日常的になれば、病院、商店、中小企業などは大変なことになります」
     ※「大企業」といわないところがミソです。
   「従って日本が今後、原発なしでやっていくためには、
       国民こぞっての節電意識と、新エネルギーの開発が必要となります」

   「〈今直ぐにゼロ〉という意見は、原発は必要という意見と同じく、無責任極まりないものであります」
   「原発ゼロという思いは、よくわかります。みんなの思いだからです。
       だからこそ、脱原発を実際にすすめるためには、元気のいい意見に惑わされないことが大事です」 
    
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「核燃料再処理方針はアリバイ作り」と中日  文科系

2012年09月05日 15時46分15秒 | 国内政治・経済・社会問題
 今日も中日新聞の一連の記事を要約する。本日の只今さんエントリー福島第1「4号機」プール問題にも関わる内容である。中日を読んでいない方に1人でも多くお知らせしたいから。

 先ず、2面の『再処理「原発止めぬため」』『燃料節約は建前』という記事である。
 概要は、使用済み核燃料再処理の建て前と本音が全く違うということだ。
 建前はこういうこと。使用済み核燃料を、その再処理で出たプルトニウムを混合してMOX燃料にしてプルサーマル発電で燃やせば、ウラン資源の節約になる。本音は、『「再処理路線でなければ、使用済み核燃料の受け入れ先がなくなり原発が止まってしまうことになる」と述べた』である。この発言者は電気事業連合会の原子力部長、昨年11月24日の原子力委員会秘密勉強会でのこととあった。
 なお、この記事はこうも述べている。『その建前で10兆円もの巨費を投じてきたが、再利用の輪は完成しておらず、MOX燃料の利用計画も立てられなくなっている』

 なお、上記記事のすぐ左横にこんな記事があった。『政府 にじむ「原発維持」』『「ゼロ」の課題整理のはずが・・もんじゅ利点強調』。この「もんじゅ」の部分が実は、上の「MOX燃料の建前」と同じアリバイ作りの意味を有していると、読めるのである。『「高速増殖炉が実現すれば数千年間、ウラン資源を再利用可能」』と必死に宣伝してきた原発村なのだそうだが、同時にこうも指摘されているのである。『高速増殖原型炉「もんじゅ」が稼働してから17年間で250日しか運転しておらず、高速増殖炉の技術開発は進展していない』
 なお辞書を調べたら、増殖炉については、米英独仏は既に実用化を断念したとのこと。

 MOX燃料計画と言い、高速増殖炉計画と言い、使用済み燃料の再利用計画が上手く行っていないから各原発のプールにこれがたくさん沈められているわけだと、よーく分かった次第であった。「棄てられない、恐い恐いゴミ」。それも「間もなく棄てられるようになると、国民をここまで引っ張ってきたゴミ」。このゴミをこそ、世界の識者たちが福島第1の4号プールについて最も恐怖の目で見てきたという話は、今日の只今エントリーなども含めて、よく聞いてきたものだ。

 このすべてが、いまやまるで詐欺師ではないか。甘く見ても「致命的な約束破り」。ただ、この両者はその区別の境目がとても難しい。さもなくば単に、撤退の時機を失った?
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        「ひたすら祈るしかない」ことは、報じられない!      只今     

2012年09月05日 11時06分10秒 | Weblog
  ● 『福島原発4号機の問題を考える議員と市民の院内集会』(於、衆院第1議員会館8/31日)
      この集会には、議員約20人はじめ、エネルギー庁(対策室長)、東電(課長、GM)が出席しました。
          しかし、この集いのことは、テレビも新聞も全く報じません。

  実はこの集いに参加していたアーニー・ガンダーセン博士(原子力発電プラントの設計に携ったこともある)
    も参加していましたが、博士の4号機に関する質問に、東電はしどろもどろ。
            この模様は『葛飾市民テレビ』で見ることができます。

  ● 折しも、大学の仏文研究室には大抵置いてある『ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』誌に
          《福島原発・最悪事故が起きるのはこれからなのか? 》
                 という記事が載った。
  
   『現代日本の滅亡』
           と題する最初の項は、4号機に触れての次のような著述で始まる。
   「それは小さなプールに過ぎない。それでいながら、地球規模の破壊力を秘めている」

   『日本より世界が心配する危機的状況』
                    と題する第2項には、
   「まるで精神力のみによって支えられているかのようにみえる、とジャン・ルイ・バデゥヴァンは評する」
  
   『解決策は誰も知らない』
              との最終項は、次のような祈りで結ばれている。
「こういった事態を打開するため、東電も模索を続けている。燃料棒を取りだし、安全な場所に保管するため、7月18日には試験的に燃料棒を2本取りだしてみせた。
 ただ、264本もの燃料棒を取り出すためには、まず高さ70メートルのクレーンを設置する必要あり、この建設完了は早くても来年末になる予定だ。取りだした燃料棒の行き先も決まっていない。

  解決策が判明し、危機が去るまでいったい何年かかるのか! まったく不明だ。
  その間、大きな台風や地震が来ないように、ひたすら祈るしかない。」

  
  
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