九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

米、その衰退史と世界政策(1)先ず結論  文科系

2018年12月31日 13時11分50秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 標記のことを改めて、まとめてみたい。米国の世界政策や力を前提としてもっぱらそれを元とする論調を伝える日本マスコミには書けない物だが、少数のそういう内容の著作は日本でも読めるものだ。先ず、ノーム・チョムスキー、次いでロナルド・ドーアや進藤榮一、孫崎享らである。
 標記のことの1回目として最初に結論を箇条書きにしておく。


① 1970年代から進み始めた英米株主資本主義の広がりの下で金融が米大会社をどんどん握って行き、短期利益を追求することによって、物作りをダメにした。

② ただし、①とともに少なくなった税収の米国家予算をつぎ込み続けてきた兵器生産と、原油の世界独占価格体制などはこの限りではない。国家の年間軍事予算が80兆円などというのはこの結果であり、GDPの4倍という確かな報告がある国家累積赤字を作ってきた。実質落ちぶれたバブルの米株価や雇用は今や国家に支援された米兵器会社などとともにあるとも言える。また、ドル支払い体制と結びついたシェールガスを含む原油の世界独占価格制度は、物作りがダメになったアメリカにとって、極めて貴重なものになった。

③ ①②が進むに連れて、その分米金融は英米圏一体となって対外に進出すべく、国際会計基準、偽の格付け会社数字や金融自由化を他国に迫り、押しつけてきた。つまり、他国企業を乗っ取ったり、通貨危機を作ったりして、金融を通じて世界の支配者であり続けようとした。南米諸国家の右傾化はこのことの結果だと愚考しているし、ドイツはEU一体形成の方向でギリシャを除いた周辺国をも守ったが、金融も含めた日本企業は相当侵入されて、その金融利益によってアメリカ国家を支えてきた。ただし、その全貌は日本国民には分からないようになっている。ただし、こういう世界政策は、08年のサブプライムバブル弾け、リーマンショックによって一度破綻し、アメリカの国際的信用が地に墜ちたものだ。
 ドル基軸通貨世界体制と結びついた原油支配は、何が何でも維持したいが、④のように綻びが目だち始めた。

④ 以上のような英米圏(世界)基本政策に従わない国は、英米(世界金融)による世界支配の敵ということになる。アメリカの仮想敵国とはこうして、以下のような国を指す。先ず中ロ。次いで長年の宿敵イラン、シリア。また過去のチリ、キューバ、イラク、リビア、現在のイラン・シリアにアメリカが画策した内乱、革命の輸出が今狙われているベネズエラは、原油埋蔵量世界一の国である。
 アメリカの物作り、税収が減衰している中で軍事力だけは強化してきたので、他国搾取の侵略性は非常に高まっている。

⑤ 中国の「中国製造2025年」計画が目の敵にされたり、「原油等資源政策、命」で米に逆らってイラン、ベネズエラを助けているロシアは、何とかして潰すか、影響力の制御をしたい。 変な話だが、これが、偉大なマッチョ主義アメリカの心の底からの世界相手の望みなのである。これらが実現したら、アメリカ(の暴力支配)が国連に替わることになるはずとやってきたが、ここにきてこれらはもはや不可能になったと言えるのではないか。

⑥ ここまでアメリカに従い続けてきた第3の経済大国・日本は、アメリカの従属的支援者のままで、何の心配もなかった。ただし、こと中国貿易に関しては、アメリカの意思に反するような日中接近も去年から急激に進んで来た。来年の4月までに(現)天皇訪中・習主席訪日が、日中首脳会談などを通じて深く静かに進められてきたとの外国発の情報がある。これまで対中投資が先進国で世界一制御されてきた日本だが、今の官製株価バブル不安の下の対中急接近という現実からは、果たして何が出てくるのか。これは、計り知れないものがある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧ミラン、バルサと、ゲーゲンプレスとの違い   文科系

2018年12月30日 19時19分33秒 | スポーツ
 27日の「日本版ゲーゲンプレス、川崎」に、名無し君から久々に良い質問があった。彼がやっとここまで勉強するに至ったかと、感慨が深いのである。良い質問からは、良い応え、知識が生まれてくる。今回改めて、標記のことを。


 辛うじて良い反論だから、応えておく。つまり、応える価値がまーある質問ね。この批判、認識も、まー君らしく誤りなんだけども・・・。

『「敵ボールを強奪すること、良い強奪が最も合理的な得点法にもな・・」て、普通に、サッカーをやっていたら、誰もが至る場所。まあ、それを、どうするかが、問題なんだけど。クロップの発明じゃないし、その為の方法は、色々。・・どこも、「ゲーゲンプレス」じゃないよね』

 これは、今では全文誤り。ただし、ここだけはゲーゲンプレスの正解にあと一歩と、ごく近づいている。
『普通に、サッカーをやっていたら、誰もが至る場所。まあ、それを、どうするかが、問題なんだけど。』

 この文章の後半が特に、僕が語ってきたゲーゲンの境地、やり方近くまで来た。つまり、ここまでやっと君が辿り着いたのが、君の進歩。

 さて、君の上の文章は、90年前後アリゴ・サッキのACミランか、10年前後までのバルサの段階ね。いずれも「相手ボールをすぐに奪い取って、一方的に攻める」やり方だ。が、ミランとバルサは、それぞれゲーゲンプレスとはこう違うのね。
 ミランは、コンパクト布陣でボールを奪い取るだけ。だからキープ率はとても高くて攻め続けることになるが、攻撃法にはそんなに個性はない。
 そしてバルサは、ミラン流ボール奪取コンパクト布陣に、シャビ、イニエスタを中心としたバルサ伝統「ボール徹底繋ぎ技術」を加味した。が、このバルサに、ボールは繋げてもメッシがいなければなかなか得点できないという光景はよく見られた所である。メッシがいてさえ、ここにも書いたモウリーニョ・インテルに守り切られて、CL優勝をさらわれたこともある。2010年のバルサ全盛期のCLでインテルに優勝をかっさらわれた時のことだ。

 さて、ミラン、バルサとゲーゲンプレスは、どこが違うか。それが、僕が言ってきたこれである。
『相手にボールを奪われた瞬間こそ、前掛かりになった相手が守備陣形としては乱れているから、逆にこの時にこちらが詰めて相手ボールを奪えるならば、ゲーム中最大の得点チャンスが出来る
『だから攻める時には、相手にボールを奪われた瞬間に取り返すことを意識して、あらかじめコンパクト布陣を作りながら、攻めて行く(場合が多い)』
 さて、この文章の太字の部分こそ、ゲーゲンプレス。ミランやバルサと違って、積極的な得点法という意味である。敵のプレスにこちらのプレスを切り返すカウンタープレスから得点する方法ということだ。こんなことは、近年全盛期のバルサでもやっていなかった。だから今や旧式守備のモウリーニョの鉄壁を、2010年全盛期バルサがCLで崩せなかったわけだ。なお、この特筆すべきゲームの実況中継などの拙稿が、このブログには多い。2010年4月21日拙稿が第一レグ、29日が第2レグという二つが中心だが、他にも、同じ4月の7日、30日、5月2日と続いている。こんなバルサに対してリバプールは、先日モウリーニョ・マンUを崩して3対1、彼を解任に追いやったね。ゲーゲンプレスが現れてこそ、近年最強の名監督も迷いが生じて来て、勝てなくなったわけだ。これはモウリーニョだけでなく、過去の守備型監督は皆だよ。ファン・ハールも、カペッロも、ブレンダン・ロジャースも。
 逆に、マインツでの同僚時代を経て、監督としてマインツ、ドルトムントとクロップの後を継いだ友人、トーマス・トゥッヘルは今や、パリサンジェルマンの名監督だよね。金に飽かしてムバッペやネイマールを擁したCL勝ち残り常連の強豪だよ。


 さて、最後になったが、君の短い文章に短時間でこれだけ書ける僕に対して、こんな拙い「文科系さん、これが種本でしょ?」等はやめることだ。この程度の内容は、先述の2010年インテル・バルサ戦等も含めて全て僕の頭の中に入っていること。あとは、細かい年代とか数字を確かめて書くだけね。現に君が確かめてごらん。上に書いた内容と僕の過去ログと矛盾する点が一つでもあるかどうかを。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リバプール・アーセナルが、5対1   文科系

2018年12月30日 17時06分59秒 | スポーツ
 リバプールが強い強い! 昨日5位アーセナルとのゲームがあって、5対1という結末である。それも、PK得点が最後の2得点。3人のFWにシャキリが加わったその走力と連携とに、アーセナルDF陣が引っかき回された事ありありと、そんな姿が目に浮かぶようだ。今のリバプールにはどのチームも引っかき回されるだけで終わるから、大変な消耗感が残って打ちのめされた思いになるはずだ。それも、20ゲーム戦って失点が8。ダントツの優勝候補と言われてきたシティでさえ失点15なのだから、まるで化け物達とゲームをしている様な感じになる? そう言えば監督のクロップが選手全員に向かって今期初めにこんな事を言ったことがあった。「恐怖感」と書いたパネルを見せて、
「君たちの相手が今季陥る気持、感情が、これである!」



 同日に行われていたトッテナム対ウォルバーハンプトン戦が1-3で終わったため、首位・リバプールと2位・トッテナムの勝ち点差は9に。1ゲーム少ない3位マンチェスター・シティとの勝ち点差は暫定で10に広がった。一世を風靡した名監督マンU・モウリーニョは、先日のリバプール戦に1対3で敗れた直後に解任だし・・・。後は1月3日のグァルディオラ・マンC戦だけが山場になるが、これを乗り越えたらもう優勝だろう。

 得点が多かったゲーゲンプレがこれだけ失点も少なくなったのだから、去年準優勝だったチャンピオンズリーグも優勝が見えるのではないか。最近のレアルは弱いし、バルサもメッシが抑えられれば何も出来ないはずだ。CL準優勝等で急に増えた賞金で中盤選手層も走力もずいぶん厚くなったことだし、メッシを抑える準備も整ったと言える。怖いのはむしろ、ムバッペがいるパリサンジェルマン、ドルトムント辺りかも知れない。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆紹介 「取り忘れ」   文科系

2018年12月29日 11時11分39秒 | 文芸作品
 取り忘れ  K・Kさんの作品です

 甥の結婚式を終えて、松本から名古屋へ帰った。特急信濃に乗ってから「切符はどうした?」夫が言う。慌てて探すが見当たらない。改札口を通したがその後は覚えていない。取り忘れたのかもしれない。

 名古屋駅までは二時間あった。車掌さんを呼び止めて改札機の中に切符があるか調べて欲しいとお願いする。「もし無かったとしたらどうなりますか?」聞くと、「もう一度買うことになります。有価証券と同じです」の答えだった。夫が「松本駅で二枚買い、改札機を通った。記録を確かめてくれ。なぜまた払うのだ?」納得しない。声は大きく迫力がある。細身の車掌さんは「有価証券ですから」を繰り返すが小さな声。夫は「名古屋の駅長室で話そう。百円も払わないからな」言う。私は自分の不注意なのだから六千円払うしかないと思った。「実は俺も出張中に乗り継ぎのトラブルで改札機の中を調べたり、駅の事務所で話をして書類に駅長の判を貰ったことがあるんだ」話す。

 しばらくして「ありました。これで降りてください」と車掌さんが書類を持って来た。私がお礼を言うと「気をつけてください」小さい声で言い足早に去った。「改札機の中を調べるのは五、六分で判るはずだ。上司と相談したのだろう」夫が呟く。私が取り忘れたのは、ICカードのマナカの習慣かもと言い訳する。タッチだけで通れるのだから。便利な物には落とし穴があった。用心、用心。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレミア優勝が見えてきた  文科系

2018年12月28日 14時19分01秒 | スポーツ
 プレミアの古豪リバプール、その久々の復活、優勝が見えてきた。全38節のうち19節が終わって、勝ち点51。2位トッテナムが46で、ダントツの優勝候補シティーがここに来て2連敗で45と落ちてきた。前にも書いたように、何よりもリバプールの失点7が凄くって、1ゲーム当たり0・4を割る堅実ぶりである。そこから、19戦して0封が12ゲームとあり、未だ無敗で引き分けが三つ。それも、マンC、チェルシー、アーセナル相手だけとあって、下位にはめっぽう強いのである。つまり、取りこぼしがない。
 これなら優勝が見えて来たと誰でも言うだろう。

 古豪復活には必ず優秀監督がついて回るものだが、ゲーゲンプレスで名を馳せたクロップが2015年に監督になって以降順調に、ここまで伸びてきたのだ。昨年は既にヨーロッパ・チャンピオンズ・リーグで準優勝している。

 ヨーロッパサッカーの最先端を見るなら、今リバプールが注目だ。NHKBSが深夜12時からプレミア話題ゲームを放映してくれるのが、楽しみで仕方ない。フェルミーノ、サラー、マネというここの前3人の攻「守」の大活躍も凄いが、何故失点がこれだけ少なくなったのかは一つの謎で、観戦の最大着眼点だろう。ゲーゲンプレスとは元々、後ろに構えてくるチームにはカウンター失点を喰らいやすかったからである。

 新年1月3日には、優勝候補ガルディオラ・シティとの直接対決があり、一つの天王山と言え、今から楽しみにしている。バルサの代名詞のようなガルディオラ。近年台頭してきたドイツの代名詞のようなクロップ。イニエスタのこともあって(イニエスタのトラップなどは確かに凄いけど・・・)「バルサ、レアル」と言いすぎである日本のファンには、是非クロップのこの言葉を進呈したいものだ。
「バルサのサッカーはスリルも夢も無くって、退屈である」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本版ゲーゲンプレス・川崎  文科系

2018年12月27日 10時41分42秒 | スポーツ
 12月25日に「改めて、ゲーゲンプレス」を載せた。これはその続きである。以下はまず、18日掲載の「憲剛が体現している世界趨勢」の抜粋である。

【 (前略) 『2017年、中村と考えを共有する鬼木達ヘッドコーチが新監督に昇格。攻撃だけではなく、守備でも魅せようという殺し文句で選手たちのやる気をあおり、相手ボールの回収に力を注いでいく。
 とりわけ、攻から守への切り替えと球際の厳しさを徹底。そこから敵陣でボールの保持(攻撃)と奪取(守備)を繰り返し、敵を一方的にやり込める最強フロンターレの「核」が形づくられていった。
 こうした環境に身を置くなかで、真っ先にボールを刈る「新しい中村」が生まれることになる』

 こうして、今現在の憲剛はこんなことに最も留意して来たというその表現が、次だ。

『衰え知らず、といったレベルの話ではない。昨年から明らかにバージョンアップされた「新しい中村」が、そこにいた。
 いったい、何が新しかったのか。それは「狩り」の味を覚えたことにある。守りに回ると、敵に激しく圧力をかけ、ボールをかすめ取るプレスの急先鋒として、目覚ましい働きを演じることになった。
「自分が常にスイッチャー(攻から守への切替役)になること、今年の最もやるべきことは、そこだと思っている」
 中村はそう言って、新しい役割にのめり込んでいった。それもボールの集配を司る「本業」をこなしたうえでの話だ。猛烈な勢いで敵に襲いかかり、獲物(ボール)を狩って、狩って、狩りまくる。
「現代サッカーでは攻撃の選手も積極的に守備をするのが当たり前ですからね。その質をどこまで高められるか。いまや、そういうフェーズ(段階)になっている
」』 】

 クロップゲーゲンプレスを一言で言えば、昨日書いたようにこういうもの。
「縦を短く詰めたコンパクトな陣形を作っておいて攻め、敵にボールを奪われた瞬間に前へ詰めてそのボールを奪うやり方。初めは、敵陣におけるそういうボール奪取からの得点法。さらにこれを、身方の中盤以降などの守備陣形としても使うようになってどんどん失点を減らしてきた。そういう組織、選手作り」
 この定義が、フロンターレ組織プレーの上記表現で、至る所にあふれているのが分かるはずだ。

 現在のサッカーの守備とはこうして、ただ単に守ることではなく、敵ボールを強奪すること、良い強奪が最も合理的な得点法にもなるという考え方なのである。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米政治の公共、公正に疑問    文科系

2018年12月26日 23時36分02秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 マティス国防相の解任に伴って、アメリカの新国防相に兵器会社の元副社長がなるというニュースを一昨日ここに書いた。これで一体、政治の公共性とか、公正とかいうものが保たれるものだろうかと。

 そう言えば、アメリカについては公共の公正というものをどう考えているのだろうという例が無数に挙げられる。
 先ず大統領選挙の寄付金はほぼ無制限である。つまり、大統領が大口献金者の意思を忖度する政治をやるだろうという疑問がある。
 それに類したことだが、大統領選挙のこんな演説も紹介されたことがあった。オバマ2期目選挙の時、相手の共和党ロムニーがこんな演説をして(悪)名を馳せたのだ。
『オバマは、税を納めぬ貧乏人のための政治。私は納税者のために政治を行う』

 さて、このアメリカ、GDPの4倍の国家累積赤字を抱えながら、年間80兆円もの軍事費をまだ使い続けているって、こういう公共、公正の欠如の結果なのではないか。国防相に兵器会社副社長が座り、兵器会社やその株主である大金融など最も大口の献金者たちが政治を牛耳っているからこそ、こんな不公正がまかり通っているのではないか。


 以上のことと、最近の国際政治におけるアメリカの態度とは、密接な関係があるとも思うのである。21世紀のアメリカは、イラク戦争有志国開戦など国連をどんどん無視し始めた。そして、国際規則無視の常習犯になり、その規則に基づく機構への義務経費をボイコットするようにもなっている。アメリカ例外主義とでも言うように。
 国内政治における公正の欠如が、国際政治においても同じ公正の無視、欠如をどんどん広げているのではないか。
『国連は要らぬ。実質、俺が国連だ。そのためにも俺はどんどん国連をボイコットする』 
コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シティが負けて、リバプール首位固め  文科系

2018年12月26日 23時00分39秒 | スポーツ


 直前のゲームで、シティが負け、リバプールが勝ったので、48対44と勝ち点差が4つに開いた。ただし、シティの方が1ゲーム消化が少ないので実質は1差なのかも知れない。

 両チームの得失点も、リバプール39と7、シティ50対13と、32対37へと縮まって来た。それにしても、リバプールの失点の少なさはどうだ! 今回も失点0ゲームを演じたが、18ゲームで7失点って、1ゲーム当たり0・4を割るということだろう。ゲーゲンプレスという点取り方による打ち合いで名を馳せたクロップが、今はまるで守備の名監督に変身!
 
 1月3日にはこの1、2位の直接対決があるが、必ずNHK衛星第1で放映してくれると信じている。
 NHKさん、頼みます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて、ゲーゲンプレス   文科系

2018年12月25日 10時20分17秒 | スポーツ
 名無し君のご要望に応えて、以下のコメントを書いた。ついては、この紹介を含めて改めて、標記のことを。

『真面目だから・・ (文科系)2018-12-24 22:31:42
 真面目だし、君もまー参加している一人ではあるし、ゲーゲンプレスをもう一度書くね。
①ゲーゲンプレスとは、カウンタープレスのこと。敵陣で身方ボールが奪われて攻められ始めた瞬間に、前へと組織的プレスをかけてボールを奪い、シュートまで持って行くというボール奪取・得点法。これが出来る組織的準備として、DFラインを上げて、FWも下がり目で敵ボール潰しを心がけている戦術。言い換えれば、陣地をコンパクトにして、ボールを奪いやすい陣地をあらかじめ形成しつつ攻めていくこと。このやり方で、弱小ドルトムントがドイツリーグを連覇し、バイエルンとのチャンピオンズリーグ決勝ドイツ勢対決にまで登りつめることが出来た。

②その後、このやり方のいろんな取り入れが、部分取り入れ、変形も含めて、世界の強豪で進んだ。最近次の用語が世界中どこでも重視されるのは全て、この影響と見て良い。「攻守の切り替えを速く、あらかじめその準備をしつつ攻めまたは守る」、「FWもプレスバックなどで守備が出来ねばならない」、「デュエルが弱い選手は使えない」、「DFラインのアップ」、「ショートカウンター得点」などなど。

③これらすべて、こういう真実のドルトムント・クロップによる発見から始まったこと。
「敵が味方ボールを奪って攻めに出た瞬間こそ、そのボールがもし奪えるならば、ゲーム中最大の得点チャンスになる。それは、この瞬間の敵が、守備体制としては最も無防備になっているからである」

 以下略』


 ちなみに、この戦術の発明者、元ドルトムント監督ユルゲン・クロップはその後の2015年にプレミアリーグ・リバプールの監督になって、この近年弱化したチームを急激に強くして来た。先ず、ヨーロッパリーグ準優勝から、去年のCL準優勝。そして今年は、まだ無敗でとうとう首位に立っている。これまで世界一の監督と言われてきたガルディオラのマンチェスターシティやモウリーニョ・マンUなどの強豪には特に強いチームである。ドルトムントのように世界的に駆け上がってきたクロップ・リバプールの戦術にゲーゲンプレスが取り入れられているのは明らかで、3トップも含めて凄まじい走力のコンパクトプレスを敷き続けるという特徴を持つ。この戦術の弱点として引いて守るチームには弱いという失点の多さがあったが、去年ほどから、失点も最少限になってきた。確か、シティに続いて失点の少なさ2位のハズだ。改良型ゲーゲンプレスと言って良いのだろう。
 
 さらにちなみに、最近ここに書き続けている川崎の二連覇が、この戦術の移入を最大の要因としているということも明らかである。このことは、以上の内容と、ここに紹介した憲剛らの言葉とを読み比べて頂ければ十二分にお分かり頂けるはずだ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兵器会社重役が国防相?  文科系

2018年12月25日 10時07分25秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 アメリカって、やはり産軍複合体が国を動かすべく活発かつ効果的に蠢いて来た国だと、今朝改めて深刻に再認識した。
 今朝の中日新聞で、辞任が決まったマティス国防長官の後任のことが報道されているが、来月1月1日から国防長官代行に決まったシャナハンという人物の経歴が、こう紹介されている。

『シャナハン氏はボーイングのミサイル防衛部門などを経て上級副社長を務め、昨年7月に国防総省ナンバー2の副長官へ転じた』

 これで、公共とか政治の公正とかが、ちゃんと守られるものだろうか。日本ではちょっと考えられないことではないか。ちなみに、アメリカで初めて出たトランプ本「炎と怒り」をここでも内容紹介したが、トランプ政権の最初のころの幹部ら(と言っても、解任、辞任などでどんどん替わっていったのだが)の顔ぶれに、軍人とゴールドマン等大金融会社幹部らとが多いのに驚いた覚えがある。アメリカの大会社を動かしているのは金融だから、結局アメリカを動かしているのは金融と軍なのだろう。これが政治権力を握っているから、年間80兆円などと言う途方もない軍事費になっているということなのだろう。

 この国には、公共とか公正とかの概念が存在するのだろうか。政治資金寄付がほぼ無制限であることも含めて、そう考え込んでいた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆  Jリーグに歴史的強豪誕生   文科系

2018年12月24日 01時08分17秒 | 文芸作品
 テレビに、サッカーJリーグ本年度表彰式、今、今年のMVP受賞者が映っている。二連覇を遂げた川崎フロンターレ・家長昭博三十二歳が、こんな挨拶をする。

『日本を代表するような選手が多いからここに飛び込んできたのですが、多くの刺激をもらえるチームメイトがいて学ぶことがあるクラブに加入して、本当に良かった。皆のおかげで、僕自身も人としても選手としても成長できた。本当に良かったと思えます』

 この家長、十代早くからJリーグ選手育成史屈指の天才と言われながら、芽が出なかったスペインリーグなども含めてここが六チーム目で、それもフロンターレ在籍二年目の選手に過ぎない。こんな彼の言葉に対するに、チームで「長老」と呼ばれている中村憲剛のネット談話を後で読むことが出来た。
『加入当初はうちに合わせようという気持ちがありましたが、それよりも自分の間も大事にしてやりたいことをやれ、僕らもそれに合わせる、とやってきて、どんどんアキも良くなっていった。去年の夏以降は苦しい時に突破口を開いたのはアキの左足でしたし、苦しい時に身体を張って時間を作ってくれたのが、アキでした。こんな頼もしい選手はそんなに多くない。数字に直結できるプレーを意識してからすごい怖い選手になった』
チームに来て二年で現代(世界サッカー)の最高、最新のチーム戦術にこれだけ溶け込んで見せ、かつその先頭にも立って、結果を最大限に評価された家長。やはり天才なのだろう。天才が三十路を過ぎて真の己を見いだせる場を得たという、希有な幸せとも言える。

川崎フロンターレ、歴史に残る強豪が誕生した。その二連覇とともに特筆すべきは、そのゲーム内容である。過去に二連覇チームは四つしか無いが、川崎には他にない特別に興味深い偉業一つが加わって来る。この家長で、川崎からのMVPが三年連続なのだ。一六年の中村憲剛、一七年の小林悠、そして今年の家長。これが特別に興味深いのは、こんな点である。一一人がぴったり意思一致して高度な組織的動きをしてこそ初めて成果が上がるサッカーにおいて最高殊勲選手が三年続きで生み出せたのは、チーム戦術とそのプレーとが群れを抜いて優れているということに他ならない。このことを証明しているこんな結果もある。本年のJリーグ優秀選手表彰三〇人に、川崎から実に一〇人が入っている。

 川崎のどこが優れているのか。その最大テーマについて、憲剛の言葉を聞こう
『現代サッカーでは攻撃の選手も積極的に守備をするのが当たり前ですからね。その質をどこまで高められるか。いまや、そういうフェーズ(段階)になっている』
『自分が常にスイッチャー(攻から守への切替役)になること、今年最もやるべきことは、そこだと思っています』
 あるサッカーライターは、このチーム、特に中村の凄みを、こう表現している。
『攻から守への切り替えと球際の厳しさを徹底。そこから敵陣でボールの保持(攻撃)と奪取(守備)を繰り返し、敵を一方的にやり込める最強フロンターレの「核」が形づくられていった』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平和こそ子供にのこす最大の遺産 らくせき

2018年12月23日 09時53分46秒 | Weblog
平成天皇30年の感想。
同感。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中東から、米軍撤退    文科系

2018年12月23日 02時30分53秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 シリアから米軍の撤退が始まったら、今度は、アフガンも撤退するという。14000人の兵の半分が先ず来年1月から撤退開始と発表された。軍部がトランプのこれらの決定に頑強に抵抗していたと伝えられたが、トランプが押し通した。最後は、マティス国防長官が来年2月に辞任というおまけまで付いて来た。

 日本のマスコミなどは「同盟諸国への信用問題」という論調だけを展開しているが、米軍を引き込んで何かをやろうとする国や勢力の方がおかしいのである。米軍介入を要求するとは、アフガンやイラク、シリアのような泥沼になるということだ。これらの国では、例えばシリアは100万、イラクは50万などという死者が出た上に、世界を悩ませた難民のほとんどがこの三国から出ている。この泥沼はアメリカ国民自身にも大変な苦難を強いたのであって、9・11以来のこの11年で7兆ドルの金を中東の地に費やしたと、トランプが叫んでいた。

 どんな理由であれ、地球の裏側までの米軍派遣など、邪な意図があるに決まっている。
①アルカイダをここまで育て上げたのも、米国。
②そのアルカイダ・アフガン政府を次にはまた潰すというマッチポンプも、米軍がやったこと。
③シリアに反乱を起こさせて、革命輸出を画策したのも米軍とサウジ。それでまた逃げ出していけば、これは良いことにせよ、マッチポンプである。
④トルコで不発に終わったギュレン革命も、アメリカの画策があったと言われている。このギュレンは今アメリカにいるが、これをトルコに引き渡すとも噂されている。本当に引き渡すのかどうか、火を焚き付けてはこれを消して、焚き付けられた相手を見捨てるとしたら、二重の大罪である。

 「11年で7兆ドルの中東戦費」をも含めて、21世紀のアメリカって、どれだけ酷い国だったのか! 「日本が法改定をしてまでイラク戦争参戦」も含めて、こんな国の外交への腰巾着であり続けてきた日本の為政者らって、どういう情けない政治理念を持っていたのか。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「よたよたランナーの手記」(240)老いは進んでいるが・・・  文科系

2018年12月23日 02時17分38秒 | スポーツ
 ここのところ書いてきた走法変更・ピッチ数増で記録は上がって、1時間に9・5キロは走れるようになった。そのピッチ数はだいたい、170ちょっとというところだ。ただ、そこからが大変苦労していて、半月ほど足踏みして来た。ここら辺り以上、10キロ時ほどで走ると、走行中に疲れが激しくなるから、以前よりもずっと老いを感じてきた。ただし、時速10・5キロでも10分ほどは走れるようになった。

 ただ、このスピードでも心拍数が二通りあるのを、よい意味で要注意と考えている。同じようなスピードで走っても平均数にして、日によって160の時と150以下の時とがあるから、大変驚いている。低速などで走る日を増やしたりして少し走り込めば、この150以下が常態になって1時間10キロ時が可能になると、今までの経験上分かってはいるが、なかなかそこまでの時間が取れない。まー、外走りなどの距離を増やしたり、間に階段登りを挟んだりすることだろう。そして、せめて中2日置きでは走りたい。
 前立腺癌治療前の13,4年(72~3歳頃)のようには頑張った時に記録が大きく伸びるということがなくなったなーと痛感しているが、まだまだ復活できると考えている。ランニング・ウヲッチをきちんと使って知恵を出すことだろうし、そういう知恵はあるはずだ。さし当たって、低速でより長く走る日を増やす。LSDの原点に帰るということだろう。

 と、ここまで書いた後、22日夕方にジムへ行って頑張ったら、いつもの30分2回で9・6キロを楽に越えた。これは2年7ヶ月ぶりほどの記録になる。前半が4・7キロで、後半が4・95キロなのだが、その平均脈拍も146と150と出て、このスピードでも脈拍が安定してきたと分かる。後半はもう、時速10キロで走り通したのと同じとあって、前半が今すぐにもう、もっと延びると思えた。ただ、LSDのやり方をじっくり採って、心肺機能が追いついてくるまで待つというのが年寄りのやり方だと考えているから、これからも無理はしないつもりだ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇佐美貴史の「変身」?  文科系

2018年12月22日 13時16分34秒 | スポーツ
 宇佐美のデュッセルドルフはまだ降格圏ぎりぎりだが、ここに来て急に強くなってきたと分かる。11月末にはバイエルンと引き分けた上に、この18日には首位ドルトムントに「17ゲーム目にして初の黒星」を贈っている。その次第や、これに関わる宇佐美の言葉などをいろんなサイトから調べてみた。

 ドルトムント戦も守備を整備し、カウンターで勝負。宇佐美が言うには、
「走り勝てるだろうっていうのは(あった)。バイエルンの時を見ても、それで(ルケバキオは)3発ぐらい決めているから。今日ぐらい前で収めてくれれば後ろも押し返せる。ドルトムントもすごく疲労している感じはしたので『点を取られる恐怖心でいっぱいいっぱいだった』っていうことはなかった」

 宇佐美自身も「成長」を感じているというが、その言葉が、非常に面白い。ドイツに渡ってから、守備的なチームでの自分自身の生かし方は課題だった。それを今はこう語っていると言うのである。
「(左MFで出場した時)右サイドバックの相手の上がりとか、ボールを回された状態でもしっかり穴を作らずにやりながら前に出ていくのは、自分が一番好まないスタイルだったと思う」

 一番の持ち味であるドリブルで打破することより、まずは守備を求められる。その中でも「今チームが志向しているサッカーでしっかり、まずは相手にスキを作らない、左サイドから崩されないというところを意識している」という。
 与えられた課題にきちんと向き合っていくことで、課題を整理することができた。「今日1本やられたけど、粘り強く対応していく中で、チームの1選手というか、チームのために何ができるかということを、すごく考えている。それが成長と言えるのか…そうじゃないかもしれないけど、個人的にはこういうサッカーもサッカー。勝てればやっぱり楽しいしね」。宇佐美にとってはただの1勝ではなく、新たな可能性が広がった大きな1勝になった。

 さて、彼の以上の言葉の中に、サッカー選手としては実に不思議な表現があることに驚くのである。
『チームの1選手というか、チームのために何ができるかということを、すごく考えている。それが成長と言えるのか…そうじゃないかもしれないけど、個人的にはこういうサッカーもサッカー。勝てればやっぱり楽しいしね』

 守備的組織の一員になることが自分の成長とは言えないけど、これもサッカー?って、普通サッカー選手が言う言葉だろうか? この不思議さを理解する道はただ一つ、こういう考え方を彼が持っていると考えれば分かる。
「メッシやクリロナのように守備を免除される点取り屋をこそ、俺は目指してきたのだし、目指せる器である」
 流石に、今期JリーグMVP家長昭博から「ガンバユース始まって以来の天才」と言う称号を奪い取って来た後輩と言うべきか、ものすごい自負を感じる。が、この自負は潰し全盛の現代サッカーにおいてははて、適正なものだったのだろうか? 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする