日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

酒には塩さえあればいい

2019-06-09 | トラットリア
涼暮月の晩酌。

こんなアテで呑めるなら無理して行った甲斐があったというものである
GWに神田明神を飛び出して二子玉川 高島屋へ 片道1時間、往復2時間、
玉川 タカシマヤで15分の買い物、超急いで!
〆て2時間半の算段で出かけた「酒には塩さえあればいい 3」の戦利品。





金沢の福光屋とたかはしよしこが、がっぷりよつに組んだ垂涎のイベントがあって、勢いと根性のみで駆け込んだ。



だって、


塩は極上のつまみである。

まさに。

旨口の酒に塩。



塩といっても塩化ナトリウムではなく、塩味に潜む、旨味、甘みこそ酒のつまみ。
炙ったイカでいいと八代亜紀は歌うが、塩さえあればとあたしは歌おう。
ど演歌流れる煤けた赤提灯のカウンターで升酒に塩。
人生の悲哀及び、しみじみ度は格段に炙ったイカより塩だろう。

目を閉じて、まぶたに浮かぶは・・・・・・闇。



いや、塩だ!酒だ!
しかも酒は贔屓の福光屋、塩は塩でもエジプト塩。


たかはしよしこのエジプト塩
一振りで食材が料理に化ける魔法の調味料。
サラダに、冷奴、焼いた肉とエジプト塩をかけるだけでエキゾチックな料理になる。
ほろ苦いカカオニブの入りチョコエ塩にもハマり中。
クミン、ナッツ、カカオニブ、この塩はまごうことなき「つまみ」である。




と思っていたのはあたしだけではなかったようで、酒には塩さえあればいいと声高に宣言すること3回目。
人気のイベントなのでありました。
炙ったイカより、塩さえあれば派がかくも多いとは。
呑兵衛というものはまったく業の深いミニマリストもどきである。
塩さえあればなんて言いながら、未知と既知の酒には大枚をつぎ込む高額納税者。
(酒税のほかタバコ税を払うことを自らに課した奇特なお人も多いかと)
酒に合うときけば財布の紐が緩むことも多い。
本当に自分に必要な物だけとミニマリストを気取りながら、いやいや、酒に金払わなくてもまったくもって生きていけるのに、なんだかね。
それでも人生も生活も無駄があるほうが面白い。
酒を飲まないのは人生の2/3を損しているよとうそぶきながら今宵も飲むと。


涼暮月の晩酌。
油揚げの味噌漬け
日本酒、塩。
塩は「つまみ塩」
もちろんエジプト塩専用 大園篤志さんのspice bottleも調達済。
たしかにエジプト塩専用の容れ物なんて酒を飲むことにすら必要ないけどこういうのが酒を塩で飲む愉しさともいえよう。
酒と塩とまぶたに浮かぶ煩悩の闇。




行って帰っての二時間半、
ゆるりとほぐれて二時間半。
このために費やすべき二時間半と金もあるということ。
酒には塩さえあればいい。







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