日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

団十郎の歌舞伎十八番

2013-02-06 | ギャラリー
十八番とかいてオハコと読む

日本語の摩訶不思議
どうやったら十八番でオハコと読むのか?
ついでにオハコ(お箱)が何故十八番なのか

オハコ(十八番)

用例
カラオケにて上司がマイクを握るのをみて
「あ~またオハコのあれか」


意味:
得意の芸。得意とする物事。じゅうはちばん。
その人の、よくやる動作や口癖


由来:
その昔、市川家が得意な十八の歌舞伎演目の台本を箱に入れて保存したことによる。
はたまた高価で大切なものを箱に入れて、本物のお墨付き「箱書き」を添えたことから
本物の芸であると認定したものをオハコと呼ぶ。
諸説あるが御箱=オハコ=十八番=得意な芸となる。



十八番(オハコ)の意味が分かったところで歌舞伎十八番
歌舞伎のサラブレッド市川宗家 その七代目 団十郎お家芸として選定した18の歌舞伎演目。
団十郎の得意とした荒事多く含まれる。


助六
弁慶

どれも庶民のヒーロー
古今東西ヒーローものは人気があるんである。
いまでいうなればウルトラマン、バッドマン、アンパンマン。


ヒーローは強くて格好良くてそして、いつでも生き急ぐ。
また歌舞伎界のヒーローが逝く。
市川団十郎 享年66
まさに役者盛りの66歳。
生き急ぐねぇ。
その棺には助六の衣装が一緒に入れられたのだという

助六はまさに江戸の粋、
江戸の庶民が愛した朝顔のように身近にあって
夏の朝、ぱっと咲いて季節を刹那彩る『張り』の極み。

  

新生 歌舞伎座こけら落としまで 2か月
入谷 朝顔市まで 5か月。
当代きっての大名跡をにらみとともに見せつけた十二代目 市川団十郎という花散る。
団十郎朝顔
歌舞伎十八番 「暫」の衣装海老茶色の朝顔
今年はどんな色で咲くんだろうか。


  



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