青山 スパイラルに石本藤雄展の陶器の花々を見に行った。
きっぱり寒い冬に咲く花々。
ひび割れ、土に引っ掻かれた傷、混じり合い、溶け合う釉薬。
圧巻の存在感を放ちながらも軽やかに存在する作品。
静かで明るく、きっぱりと咲く冬の記憶。
この展覧会に合わせてスパイラルペーパーがアーティスト、石本藤雄を特集していた。
開いたページのはじめ
谷川俊太郎の詩が一編。
谷川俊太郎の詩はいつも意外なところで偶然に出会い、
必然のタイミングで目の前に現れる。
フィンランドの寒さと
石本作品の温度感と
きっぱり寒い冬という表現が
かくや静謐で印象に残った。
お正月の名残りを残したこの静かな時期に「冬」の具現に出会うのは
やっぱり必然といえよう。
詩人は謳う
きつぱりと寒い冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になつた
きりきりともみ込むやうな冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬がきた
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
アーティストは語る
きっぱりとその作品をもって。
きっぱり寒い冬に咲く花々。
ひび割れ、土に引っ掻かれた傷、混じり合い、溶け合う釉薬。
圧巻の存在感を放ちながらも軽やかに存在する作品。
静かで明るく、きっぱりと咲く冬の記憶。
この展覧会に合わせてスパイラルペーパーがアーティスト、石本藤雄を特集していた。
開いたページのはじめ
谷川俊太郎の詩が一編。
谷川俊太郎の詩はいつも意外なところで偶然に出会い、
必然のタイミングで目の前に現れる。
フィンランドの寒さと
石本作品の温度感と
きっぱり寒い冬という表現が
かくや静謐で印象に残った。
お正月の名残りを残したこの静かな時期に「冬」の具現に出会うのは
やっぱり必然といえよう。
詩人は謳う
きつぱりと寒い冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になつた
きりきりともみ込むやうな冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬がきた
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
アーティストは語る
きっぱりとその作品をもって。
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