日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

横振り刺繍で青い一輪の花のピアスについて

2016-07-19 | ドレステリア
それは、すべてつまり100%ということ。
ほんの一握りのすべて。



富岡製糸場と絹糸産業の遺産が世界遺産に登録されたのは2年前。
国産のシルクにもスポットがあたるのは当然のことだけど、それから2年たったいまでも国内に流通しているシルク、絹糸は99%が外国産なのだそうだ。
残り1%の貴重な100%国産のものを使って、紡がれ、生まれた花。


Emi takazawaの横振り刺繍の花

  


      


タカザワエミさんの手による群馬県桐生市の伝統工芸 横振り刺繍でつくられたコサージュやピアスやら。
大きなヘッドピースなんて溜息もの
久しぶりのショートカット記念といたしまして細い糸が幾筋も重なってそれはそれは深い真空のような青のピアスを一輪、買い求めたのでした。

このくらい
凛として
確固として静寂でいたいのだけど
なかなかそうもいかなくて、最近めっきり深酔いであちゃーな感じである。


綺麗なものをみても、美味いものをたべても、なんだかいろんなものが横滑りしているような感があって100%純粋なものに目がくらんで仕方がない。
久しぶりに買ったパイナップルつまり100%パイナポーはすっぱすぎるし、
やる気は全力で、ここでいうところの100%でから回りしておるし、飲む酒、飲む酒ことごとく体を通っていく気がしない。
この100%国産シルクの100%繊細さでできているピアスも恐れ多くて、おいそれとは着けられないでいる。

今は標本のように桐箱におさまっているこのピアスであるが99%の残り1%、
1%のすべてを投入してできているという、この純度の結晶が愛おしいのであるという散財。


絞りの浴衣にあわせて身に着けよう。
あわよくば浴衣で、すげえ美味いものでも食いに行こうという野望。
ピアス一輪で広がる妄想。
ついでに、浴衣で飲みすぎはダメという自戒。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする