日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

ラーメン一杯の文化論

2014-12-06 | Weblog
食べるという行為は本能の一部である。
そしてそれと同時に思想である。


食べることは「思想」である。
考えたこともなかったけど、食べるということは思想なんだと知ることができたラーメン 一杯。
ラーメンどんぶりの中にあるのは麺とスープだけではなく思想と文化だったのである。




あたしは美意識が高いのでマクロビ食にしています。
僕はイスラム教徒だから豚肉類は口にしないんだ
ワタクシは動物愛護と環境問題の観点から一切の動物性食品は頂きません。
小生は体のことを考えて肉類、アルコール類は×
俺はねソバアレルギーだから・・蕎麦類は絶対食べない、食べられん。




ほらね、こうやって考えると文化と思想が入り混じって食生活は成り立っていることをしるのである。
アレルギーという制約がある場合もあるから、何を食べるかを吟味しなくてはいけないことも。
それを気づかせてくれたのが一杯のビーガン味噌ラーメンだったという訳。



ビーガン
絶対菜食主義者
ベジタリアンよりも厳しく卵やハチミツ、乳製品も口にしない。




ラーメンなんていう食べ物はジャンクフードの最たるもので
アブラギトギト、動物系のうま味を掛け合わせ、濃縮して食べさせる食べ物だと思っていたけど
一切の動物性由来の食品を排除して作られたラーメンが存在があたしのラーメン観を変えたのだった。
それぞれ個々には宗教の絡みで、病気の絡みで、好き嫌いの絡みで、食べられない食材も存在する。
食べられない料理も食材を変えれば食べられる料理になるのである。


世界に誇る日本食 ラーメン。



ハラル食材を使うことによってラーメンを食べられる人がいる。
動物性食品を使わないことによってやっとラーメンを食べられる人もいる。


一杯のラーメンが世界を駆け巡るにはそういうことも時に考えねばならないのだな。
「ネギ嫌いなんで入れないでください」なんてね・・・小さい問題。




一杯のビーガン味噌ラーメンの奥深き。
いやいやラーメン世界の奥深き。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする