花の女王 バラ
高貴で優雅で美しさの象徴。
孤高で絶対的な美でもあります。
姿カタチ
色
香り
棘
どれが欠けてもバラではない。
美しいものには棘がある。
バラから生まれた名言です。
古代より人類はバラを愛で、その花を愛す。
だから言葉にその証拠あり。
バラ、ROSEにまつわる沢山のイディオム。
a blue rose
青いバラ;不可能なもの, できない相談
a path strewn with roses
バラの花を敷いた道, 安楽な生活
the rose of the party
パーティーの花形;一行中でいちばんの美人.
be not all roses
気楽なことばかりではない.
come up roses
成功する, うまくいく.
gather roses
快楽を求める
その美しさからくる表現と反面教師な表現があるのだね。
美しさは毒で、罠で、恐ろしいものなのだよ。
美しいから恐ろしい。
理性をこえたものだからね「美しさ」の尺度というものは。
美しさに触れたいという欲求は怖いもの見たさと紙一重。
ついでにバラには秘密が良く似合う。
under the rose
バラの下で
古代ローマには、天井に薔薇ばらの花を飾った部屋で交わす会話は秘密にする習わしがあったという。英語の「アンダー・ザ・ローズ」(薔薇の下で)には「内緒で、秘密に」の意味がある◆「薔薇」の濁点を取れば「腹」になる。ヤジの濁りに邪魔されない場所で消費増税などをテーブルに載せ、腹を割って話したのかどうか。ご両人は否定しているが、野田佳彦首相と谷垣禎一自民党総裁が先月25日、極秘に会談したと報じられている◆フランスの元駐日大使で詩人のポール・クローデルに短い薔薇の詩がある。〈薔薇曰いわく われをまもるもの そは刺とげにあらずして 匂におい〉(山内義雄訳)◆野党の協力なしに法案の成立は期しがたい。谷垣氏は谷垣氏で、政権の足を引っ張るだけでは自民党への支持が広がらないのを承知しているはずである。「刺」を不毛に刺し合う関係から、手を携えて政策の花を咲かせ、芳しい「匂」を共同制作する関係に移る兆しだとすれば、極秘会談は咎とがめることでもない◆それにしても、である。薔薇の下で“竜虎”の巨頭が相まみえた…という感じがいっこうにしないのは不思議である。
(2012年3月2日01時16分 読売新聞)
今日、あたしはというと卑屈で不毛な会話にひっぱりだされた。
子供っぽい我儘と幼稚さを目の前にさらされて嘆息する。
ああ、こういう人間にはなりたくないとこっそり心に誓った。
まさに棘を不毛に刺しあい、まるで大切な秘密をうちあけるかのように話されてもねえ。
大した内容じゃないです。
あたしにとっては。
それを世紀の一大事のように話す人を目の前にその人の小ささばかりが鼻について
内容云々どころではなかったよ。
自分の感情や立場だけに目をむけていると「どうしようも無い人」になることを学びました。
せっかくバラの下で話すならもっと話すべきことがあるだろうに。
It's not all roses
秘密はこのくらいの迫力がないと面白くないのよ。