このところ大活躍である我が家の土鍋。
暖かくなってきたとはいえまだまだ大活躍の土鍋です。
相方は土鍋ゴハンにはまっているようだし妹尾河童のピェンローも
ウチの鍋レシピに仲間入りを果たしました。
しかも今シーズンの№1レシピ。
簡単で美味いとなればそりゃ必然的に出番はふえます。
このあいだ雑誌Penを読んでいたら立石敏夫「笑う食卓」のコラムで焼酎鍋が紹介されていました。
水を使わずアルコール分を飛ばした煮切りの焼酎がスープです。
それに季節の野菜、ベーコン、豚肉を具材に鍋を楽しむ算段。
焼酎を沢山つかうのでちょっともったいないような気もしますが
焼酎は麦でも芋でも安いものでいいらしい。
コラムによると注意点は2つ。
その1
アルコール分を飛ばす際の火に注意すること。
その2
しっかりアルコール分を飛ばすこと。
もったいないと酒飲みの卑しい根性をだすと失敗するみたい。
想像しただけでも美味しい焼酎鍋です。
ついでに読み終わった
小泉武夫著 「地球を肴に飲む男」
これに紹介されているねぎま鍋のなんと美味しいそうな事よ。
陶板やすき焼き鍋のようなものに斜め切りにした葱をしきつめ
みりん、酒、醤油の甘めのタレをひたひたになるまで注ぐ。
そこへマグロの切り身を並べるように投入する。
マグロの色が変わったら食べごろです。
あいや~ 酒、もってこい!ですね。
著者の小泉先生は発酵学の権威だけあってとてもお酒がお好きなよう。
発酵の恩恵、成果ともいうべき「お酒」です。
旨い物には美味い酒。
肴を愛でつつ酒をピコリと飲む。
ガブリやゴクリではなくピコリです。
この「ピコリ」と飲むという表現ってすごくいい。
食べて食べて飲む。
酒を飲む楽しみがちゃんと伝わってくるような気がするよ。
フォアグラと高級ワインも労働者の安酒と屋台の食べ物も
同じように楽しんで楽しんで飲んでいる。
気取ることなくひたすらの興味と探究心を見せ付けてくれます。
こういう稀有なグルメ人もいるのだな。
あたしもうまい鍋でピコリと酒をやりたい。
ピコリと飲むためにとっておきを出します!
福光屋 くつろぎのおんぼらぁと ホワイトサワー
見た目もおしゃれ、味もよい。
くどくないカルピスのお酒というかんじでしょうか。
ロック、ソーダ割り、お湯割りでもオススメ。
週末まであと少し。
そんな日のバンゴハンには軽いお酒がちょうどいい。
ちなみに本日の晩ゴハンは「粕汁」でした。
深層心理、無意識のチョイス「粕汁」です。
しかも酒粕多目。
ピコリどこじゃないけど、「飲まず」に「食す」になってしまったけど
多分、晩酌の気分だったんだな。
バンゴハンを作る人の特権ですよねぇ。
しょせんこんなところからバンゴハンのメニューなんて決まっていくだろうね。
主婦の深層心理、無意識のチョイス、侮るなかれです!