棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

展示会のお知らせ-

2009-09-15 07:29:29 | 山郷の暮し
岩淵四季想像可視世界 「天と地と太陽」創作写真展   松本市美術館 9-25/27
絵でもなく、版画でもない。写真であって写真でもない、アンフェアーな写真展をご覧ください。

  

同時開催-松本市美術館企画「絵画と写真の交差-印象派誕生の軌跡」     -日本山岳写真協会写真展

松本市美術館--岩淵四季写真展

2009-09-14 08:56:50 | 山郷の暮し
     ひかり(モンタージュ・その他)

展示会のお知らせ
岩淵四季想像可視世界
「天と地と太陽」創作写真展   松本市美術館 9-25/26/27
絵でもなく、版画でもない。写真であって写真でもない、アンフェアーな写真展をご覧ください。

作品は絵画か写真か、この浮遊する境界を創作意図として、撮影段階からデジタル処理まで、全ての工程を独学で試行錯誤して三年、わたくしなりに想像可視世界を集約する段階となりました。
取り分け、今回発表する4Mを超える「三門」は、超現実的な仮想空間、天と地を表現した大作。
この作品の完成を機に急きょ展示することになりました。
同時併設展---写真の交差・印象派誕生の軌跡・日本山岳写真協会写真展

85-珍訳源氏-光源氏の隆盛

2009-09-14 08:51:19 | 物語・絵本・童話


源氏殿は世間をアッといわせた計画をしていたのです。
もとの彼女であった六条御息所の旧邸を修理して、四町(2万坪)におよぶ壮大な邸宅を造営。源氏殿に関係した姫君たちをそこにまとめて住まわせることでした。
春夏秋冬の四季にふさわしい庭園をしつらえた、四つの邸からなる大邸宅です。
まーー後の大奥のようなものを作り上げてしまったのです。
先に情報は入っていたのですが、これほどの規模だとは思いもしなかった。

さわやかな朝

2009-09-13 09:26:11 | 山郷の暮し
 
昨日は一日雨降りでウスラ寒さをかんじました。
水遣りに忙しかった農家にとって、恵みの雨だったといえましょう。
散歩の後、朝日を浴びていつものようにモーニング・コーヒーをキメル。強い日差しは日陰に逃げ込んだほど。
賢犬サクラと猫のチビクマはナガナガとしております。

84-珍訳源氏-乙女の巻

2009-09-13 08:56:50 | 物語・絵本・童話
この二の姫と、源氏殿の実子夕霧の若君とは、伯母の大宮の手で姉弟のように育てられのが、いつしか愛し合っていたのです。
私としたことが、うかつでした、いつまでも子供(若君12歳・姫14歳)だと思っていた。愚かだった。
女に手の早いのは源氏の血筋みたいなもの、今まで共に遊んできたのに、我が姫のこととなると盲目になってしまった。うかつでした、計画はすべておじゃんになってしまったのです。(処女でないと絶対に帝の正室-皇后 になれなかった)
二の姫-雲居の雁は即刻、目の届く我が屋敷に引き取りました。
いつまでも 子供と思うな 我が娘   おそまつさま

食事風景-印度

2009-09-12 10:07:59 | 山郷の暮し
食事は聖なる儀式
キタナさの話になると印度が登場しますが、チョイト旅行者が言うほど私はソオは思わない。
確かに包装紙などを平気で棄てるが、口から食べ物を吐き出すことはない。ただし、キンマ()は血の色のような唾をベッと吐き、路上が赤くなってしまう。これは禁止されるようになった。
食事法には様々なルールがあり、第一は右手のみで、唇などに接触させてはならない。宗教的に不浄とされる左手は、絶対につかってはならないのです。
きちんと坐って食す事が原則で、立ち食いなどもってのほか。
食器は聖なるものとして、素焼きの器の使い捨てだったが、いまはステンレス製が普及して大切に扱っている。居間などにズラーーと飾られている。
イスラム教徒の食事風景は、日本人的感覚からしても汚らしさはない。イスラム教は清潔さを宗教行事にまで高めている。

印度と中国の食事で決定的に違うのは、中国は油っぽいものが多く、当然排泄物にも関係してくる。
印度は油分は少なく、乾燥しているから中国とはかなり事情が違っている。





83-珍訳源氏-確執の始まり

2009-09-12 09:28:47 | 物語・絵本・童話
私には娘が二人おり、弘徽殿(こきでん)の女御と呼ばれ宮中にあがっています。
私は一の姫を中宮にと工作していたのに、斎宮さまに先を越され少し面白くなかった。なれば2の姫14歳-雲居の雁を「東宮」の后にしようと計画をした。
さいさんお話をしていますように、権力の座を確保・維持することは並大抵の事ではアリマセン。金・親族・おべんちゃら。あらゆる事を利用しなくてはならず、この構造はズーーとあなた方の時代まで続いているのです。
人間社会の性ともいえましょう。
二の姫と光源氏殿の息子とのあいだにひと悶着がおき、物語を一層複雑にしているのです。
でも、よくお考えください。浮気者の親子とその関係者を語ったら、ソリャーわかりにくくなってしまうもの。源氏物語の人間構成なんてそんなものです。
世紀の駄文を書いていますが、原文の、いやいや、その訳文ですが、いずれも文の美しさ、運びの優雅さはこのこととは関係アリマセンが・・・。

食事風景-1-中国

2009-09-11 09:37:46 | 山郷の暮し
私が見聞きした世界の食事風景は、庶民中の庶民。屋台風景の延長上の庶民食事風景ばかりですが・・・。
まずリアルに浮かぶのは中国人の食事。
旅のほとんどが暖かい季節であったということもあるが、半ズボン一枚のドテーーとした半裸姿に、ドンブリを手にウロウロ歩き回りながらの飯食だ。
カーチャンやがきも、にたりよったり。玄関口や路上の涼み台などでなんともキタナラシイ。
早朝、茶屋や公園などでゆったりとお茶を楽しんでいる人々とは、とても思えない食事風景だ。・・・もしかして彼らは、私が知る庶民とは別人種かしら・・・
テーブルマナーなどあるのかわからないが、口から直接、床やテーブルに吐き出す。まーー生活レベルが違うらしいが。そおそお、強い酒などを平気で吐き出している。
汽車の大衆者車内となれば、まさに食い物ゴミとヒマワリの種を吐き出したものがビッタリだ。
なんだかゲーーとなってくる中国のこの食事風景は、決して貧民街の風景ではアリマセン。
イラストは旅日記より--公衆トイレ・U字溝に並んで--時々上から水が流れてOK--大都市では少なくなっているようです。いつも思うのですが、中国の集会ともなれば半端な人数ではない。その排泄の対策はーーー
次回は印度あたりを

82-珍訳源氏-子供の出世には

2009-09-11 09:26:41 | 物語・絵本・童話
貴族社会では、子供の成長を祝い事で、後見人の地位が問題だとはなしました。
更に母親方が重要で、母方の意見の方が強いということです。
ここが平安貴族社会を観察するのに、大切なポイントといえるのです。

我々は若君を四位につけようと思っていましたが、源氏殿はまだ早いと六位のままでいました。孫かわいさの大宮は(祖母にあたり、私の実母)源氏殿にみっともないと言いましたが「若いときに確り勉強をさせ、家柄や実家の身分で得た官位・官職ではなく、本当の実力で帝に貢献できる人材にしたい」と、大學寮にいれたのです。
若君は成績はいつもトップクラスで、父親・源氏殿もだいまんぞく。そのうえ、養女としてひきとった、御息所の忘れ形見・斎宮さまは源氏殿の思惑通り、中宮に選ばれたのです。
源氏殿は太政大臣となり、私はその下の右大将に昇格しました。彼とはなにごとにつけよきライバルです。政務は多忙を極めましたが、貴族連や部下からの受けもよく、我が評価も源氏殿に負けないくらいたかいものでした。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本