棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

春の便り

2014-02-27 08:46:33 | 山郷の暮し
久しぶりに氷が張っていない朝ですが、薄暗く雨降り予報。
生活道の雪も溶けてくれ助かりますが、まだまだ雪景色が続くことでしょう。

モー 二月も明日のみで、1年の6分の1は終わってしまった。
あまりの速さに「まだなにもしていねー」と、少々気になってしまったが、春の陽気になれば、
ケロリと忘れてご陽気暮らし。
ラジオからは春の便りが報じられ、蝶々が花を求めて飛びまわる様子が目に浮かぶ。

「ご陽気暮らし」は天理教のキャッチフレーズのようですが、いいですねー。
平穏に暮らす。
理屈抜きの願いなのでしょう。

20年前のヒ゛デオ

2014-02-25 08:59:09 | 山郷の暮し
1980-1990年代、VHS-8mmなどテープタイプのビデオカメラで撮りためた、海外の人々・風物などのテープがある。
中にはカビが出てしまつたものもあるが、なんとかなりそうで、ただ今 PCに取り込み、DVDに焼き付けている。
私のPCの容量と大いに関係するのだが、一つ一つの作業に大変時間がかかってしまう。

大雪で寒いので何もできないからいいのだが、そおいうものだと決めてやらないと、とてもできるものではない。
ポカポカとしだし、チョウチョでも舞いだしたらとてもやっていられまい。

全てが20年以前になるのだが、再生してみるとはっきりと思い出してくる。
ヒマラヤの寒村で取材した子供達、インドネシアの熱帯雨林の人々、そして、中国がようやく海外に門戸を開いたころの、激悪なシルクロードエリアの一人旅。
今の中国では考えられないだろうが、20年以前は自由な旅はできず、いつもどこからか見張られている、という感じがした。

ただいまの中国の若い方々は知りませんが、二重価格制度で外人はそれ用の紙幣があり、中国人よりも数倍もした。
ともかく、外貨確保の政策が見え見えであった。

なによりも、広大な大陸の移動には交通機関のチケットが購入できず、泣きたくなるほど苦労をしたものだった。
当時は 一人自由旅人 にとって中国はあこがれでもあり、最も厳しいところでもあった。

特に写真やビデオ撮影は難しく、無難な対象しか撮影がされていないのは残念だがしかたがあるまい。

例えば、駅などで猛牛の突進のごとく汽車に乗り込む人々など思い浮かぶが、その撮影は絶対に危険な行為だった。
公安の市民への横暴な振る舞い(今も変わりがないが)
などなど、つぎつぎと目に浮かんできます。

たそがれ世代の 危険な愉しみ 芸術について

2014-02-24 09:09:25 | 山郷の暮し

500ページ以上 二段組の文字で埋め尽くされている小説で、先日 気になった哲学に関しての
作者の説を抜粋し投稿してみました。
残念ながら反応は今ひとつでしたが・・・。

睡眠導入剤代わりに手にしていますが、一向にページが進んでいません。
適当に拾い読みしている中で、芸術に対する作者の考えに共鳴した部分を私なりに書き直してみました。

「芸術とは一体何でしょう」という問に、
「芸術とは生命そのもので、言葉を変えれば精神そのもの。
その精神とは、既存の考えや、通念にたいし物事を変革し、統合し、支配をする反逆の精神。」
「万物に隠されている美を取り出すというか、えぐり出す精神の働きである。
例えば、森の心臓とか宇宙の肝臓とか・・・万物の本質を見出す精神が芸術の本質である」
というような事が書かれているのですが、芸術の活動・行為とは、正に前記のような精神力を
必要とすることなのです。
それには前回投稿した「精神の集中からくるパワー」が働かなくてはならない。
ということになりますが、やはり分かりにくいでしょうねーー。

美とはなんだ。となりますが、装飾的な事や肥満をそぎとり、スッ裸を観てより、再び必要なものを着せてゆく。
そのようなことを繰り返し、生み出したものや、見出した世界ななのです。

さらに、芸術家は生まれつきの才能がなせる精神作動とも言えるし、自然に滲み出るものといえる。
其れゆえに理屈や計算ずくではどうにもならない心の働きなのです。
その行為が世間的に認められようが、そうでなかったとしても「芸術精神」とは関わりのないことなのです。
 とはいっても・・・より旨い酒を飲みたいと世俗欲がつきまとうのも本音です。
そこがまた楽しい、とウソブキましょう。

実験成功

2014-02-22 10:11:57 | 山郷の暮し
お日様ピカピカでまぶしいのですが、気温はあまりあがらず3度前後です。
凍りついた雪面は犬どころか人間も乗れるくらいで、久しぶりに裏山添いの道を散歩。(吹き溜まりは1メートルはある)
防獣ネットの効果なのか獣の足跡は見当たらないが、獣たちのエリアでは鹿の家族が警戒音を上げている。
ワンちゃんたちも慣れてしまったのか、吠え立てることもなくジーーート見つめている。
顔がピリピリしてきたので引き上げる。

以前から気がついていたのですが、雪面にシートを置けば早く解けるのではないかと思っていた。
ネットで雪面の光反射率は80%にもなり、なかなか溶けないと科学的な説明があった。
黒色が一番だが、色つきシートなどはかなり熱の吸収率がある、という記事があった。

昨日 ブルーシートを置いてみると確かに効果がある。まさに実験成功。
今日はありったけのシートを広げてみよう。

たそがれ世代の 危険な愉しみ--2 哲学的思考

2014-02-21 10:01:15 | 山郷の暮し
真っ青な空。ピーーンと張り詰めた空気。お天道様の光が満ちる。
ガリガリ・サククザクと音が聞こえてくると、知らん振りをしているわけにもいかない。
そうです、大雪以来いつのまにか朝一の仕事になった 雪かき。
ご近所と少しずつ少しずつ除雪をしています。
今日からバスも運行してくれるようです。

前回に続き小難しい話になってしまいますが・・・。
図書館の除籍本プレゼントからいただいてきた本「たそがれ世代の 危険な愉しみ」ルイス・ランデーロ

ある箇所を抜粋すると
習字とはまさに思考のための技術に他ならない。
つまり哲学とは習字の一分野であるともいえる。端正な字を書くためには精神の集中が要求され、
その集中力の結果として哲学はうまれてくるものだから。

習字の部分をそれぞれの仕事などにあてはめてもいい。
また、私は芸術とは「哲学をする」というようなことを時々書いてきましたが、まさに上記の文のごときことで、
集中の結果として哲学へと昇華するのです。
なによりも、そのように意識できることが肝要です。
さて、この本を読みきるまでは大事になりそうで、とても集中しって読みきれない。
つまり・・我が酒ボケのスイカ頭では、哲学思考の領域 に到達していないということかもなーー。

チカビター

2014-02-20 09:17:52 | 山郷の暮し
大腸がんの内視鏡検査でデッカイ風船のようなポリープが見つかり、摘出したことは前日投稿しました。
そのポリープの顕微鏡検査結果の報告が昨日でした。
大学病院の指定時間までどうやっていこうか、これが問題でした。(大したことではないのですが)
というのは、車は雪で埋まっているし、目の下にあるバス停にはバスはこないし・・・。

よし、歩いていこう

朝8-45分 家を出る。足元はガチガチに凍りつき、登山靴のほうがよかったかな、と思わせるほど。
予定しをしていた最短コースは雪で埋まっている。回り道になっても家々が並ぶ生活道の方がいい。
蛇足ですが市内に近づくにしたがい、雪かきがされていない。
集落で町内で、協力しあってスル意識が低くなるのかもしれない。
10時半に病院到着

車でしたらものの20分もかからないが、対向車を避けつつ歩むこと1.5--2.0hars。
それも足元がおぼつかなず、疲れたーーー。

改めて車はありがたい道具だと思う。
今日こそ、あと10m程の雪かきをして脱出しょう。

そうそう、肝心の検査結果ですが
「だいじょうぶ、心配ないでしょう」の一言。5分もかからなかった。

晩酌を控えていましたが、チョット一杯やりました。

たそがれ世代の 危険な愉しみ

2014-02-18 11:55:15 | 山郷の暮し
雪降りの話も飽きてきたので・・といっても一向に雪は減ってはいないのだが・・。
ただいま 眺めている本について記して見ましょう。

図書館の除籍本プレゼントからいただいてきた本「たそがれ世代の 危険な愉しみ」ルイス・ランデーロ

欧米小説の特徴とでもいいますか、ぶ厚くびっしりと文字が詰まっている。
一ページだけでも単行本にしたら4ページ近くはあろう二段構成。そして500ページ以上という長編もの。
どこを開いても面白くなさそうな文字の渦だ。
難解で長ったらしいアノ夏目漱石の「吾輩は猫である」以上に遅々としてページが進まない。
もともと題名が怪しげで面白そうなので興味をもったのですが・・。

さて、筋となると???  そんなことですので解らない。
解らないから、先に訳者のあとがきに目を通すと、夢と現実の区別がつかず、あれこれ迷走を繰り返す
主人公の冒頭の部分の描写は、カフカの「変身」の出だしを彷彿とさせる。ラシイ。
1992年に大した国際賞を受け、世界的な評価を得ているものラシイ。
3ページも読めばたちまち眠くなってしまうが、それでも気になる箇所が所々で声を上げる。
ストーリーを追うよりも適当にページを探り、印象的な言葉を拾い読みをすることにした。
まことに短絡的なことになりますが、おいおい紹介していきたいと思います。




雪かき また 雪かき

2014-02-17 11:25:59 | 山郷の暮し
先週から雪かきが一番の仕事になっている。
前回の大雪が凍りついている上に、どっさり積もってしまった。

眼下のオタクでは除雪機がけいきよく雪を吹き上げている。
お借りつることは可能だが、我が家への道では周囲が狭く、使えそうもない。

脊柱管狭窄症だ ナンテいっていられない。
大事に至らないように、チョコッチョコッと・・・。
気温が上がってくれると、沈み込んで助かるのだか、雪は重くはなってしまう。
ともかく、嫌になっちゃう。
 

またまた大雪

2014-02-15 09:35:46 | 山郷の暮し
昨日からズーーーと降り続く雪は、80cm以上になる。
予報ではまだ降るようだから1mを超えるかもしれない。
昨夜 甲府の友から電話があり、70cmくらい積もっていると言っていたが、朝のニースによると110cm。
それにはびっくりだ。甲府盆地は暖かくあまり雪は降ないところだ。
都心もパニックになっている。

こんな日は買い物も大変だから、ネット購入で宅配をしてもらおう。
とお思いでしょうが、なるべく控えましょう。
宅配者の身になって考えることも、オモイヤリ ではないでしょうか。

というのは、近くに赤帽をしている方がいましたて、先ほど雪かきを共にしたのですが、
仕事にならなくてこまってしまった。と嘆いていた。

そうそう、直線距離にして200mばかりにはしる、国道254三才山線からは、物音一つ聞こえてこない。
雪降りで全く見えないが、全面通行止めになっているのではないだろうか。
おきおつけください。



またまた大雪か

2014-02-14 08:59:04 | 山郷の暮し
昨日ようやく車を出すことができ、松本市内に出かけましたが、脇道は我が家周辺と変わりなく
雪山が凍りついている。
両脇を雪で囲まれた交差点、車が詰まっている。
対向車はなんとか流れているので原因がワカラナイ。
しびれを切らしたタクシーが切れ目を縫い進むと、後続車も私も抜けることができた。
原因は高齢者マークをつけた軽自動車がスリップをしたのか、鼻先を雪山に突っ込んでいる。
日陰の交差点は雪がなくても凍りついているので、要注意だ。

またまた大雪になりそうで、一層注意が必要になる。
できればこんな日は動かないほうがいいのだが、年寄りみたいなことを言っていられないのが現実だ。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本