連日テロや戦争のむごたらしい映像が流れます。
飛び交う銃弾の手元から着弾地には、双方に人々が傷つき死んでいます。
その生々しさはTV画面よりも、ネットのほうがより細かく見ることができ、奇妙ですらあります。
正直 私には非現実のことであると、他人ごとになってしまいます。
そうであってはいけないと思いつつも・・。
昨日のニースは
【2月27日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は26日、
イラク北部モスル(Mosul)で貴重な古代の石像をハンマーやドリルなどで破壊する同組織の戦闘員を写した
動画を公開した。(c)AFP
コレを見た時は、ものすごい怒りがこみ上げてきました。
そして連想されたのが、バーミヤンの仏跡の爆破映像でした。
(2001年3月、イスラム原理主義のタリバンによって爆破されました。
現在は立ち入ることができないようです。)
私はその仏教遺跡を観ているだけに 、身体が震えるほど怒りが込み上がってきました。
何故か人々が傷つき死んでゆく現実よりもショックを覚えたのです。
そして今回「有翼神像」にハンマーが打ち下ろされたり、顔にはつりドリルが突き刺さって行ったりと。
もはや再生・復元が不可能な状態になってしまったのでしょう。
インドのヒンドゥー教では 破壊と再生 が根本的な理念で、それには納得ができる点もあります。
しかし、彼らの行いはだだ破壊のみで、再生という新たな生命・文化を生み出すものではありません。
どうしたら狂気の集団にストップをかけることができるのでしょうか。