棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

83-珍訳源氏-確執の始まり

2009-09-12 09:28:47 | 物語・絵本・童話
私には娘が二人おり、弘徽殿(こきでん)の女御と呼ばれ宮中にあがっています。
私は一の姫を中宮にと工作していたのに、斎宮さまに先を越され少し面白くなかった。なれば2の姫14歳-雲居の雁を「東宮」の后にしようと計画をした。
さいさんお話をしていますように、権力の座を確保・維持することは並大抵の事ではアリマセン。金・親族・おべんちゃら。あらゆる事を利用しなくてはならず、この構造はズーーとあなた方の時代まで続いているのです。
人間社会の性ともいえましょう。
二の姫と光源氏殿の息子とのあいだにひと悶着がおき、物語を一層複雑にしているのです。
でも、よくお考えください。浮気者の親子とその関係者を語ったら、ソリャーわかりにくくなってしまうもの。源氏物語の人間構成なんてそんなものです。
世紀の駄文を書いていますが、原文の、いやいや、その訳文ですが、いずれも文の美しさ、運びの優雅さはこのこととは関係アリマセンが・・・。


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