棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

まつたけ

2015-09-26 16:37:20 | 山郷の暮し
顔見知りのオッチャンが散歩コースの農道で何かをしている。
軽トラックの荷台にはグチャグチャになってしまった松茸が小山になっている。
「すご~~い。いっぺんにこんなに見たのは始めてだ。」と私。

松茸を200本近く採り、その上 イッポンシメジを背負ビクに一杯。

山を下りるのにもヒーヒーで、チョットした油断で松茸イッパイのザックを急斜面で落としてしまった。
挙句はグチャグチャになってしまい、売り物になるのは十数本。
ただし、シメジだけは無事で「日当になるわい」と言っていた。

今年はきのこの当たり年で、今までに1000本近く収穫をしたという。
これからも500本は採れるらしい。

此のおじさんはきちんと記録をとっており、基本的には商売をしていないと語る。
皆にあげるのが楽しいという。
なんとも奇特な方である。

彼の記録帳には「絵描きのイワブチさん」と記された。
夕刻の散歩でなんと「まつたけ」をいただいた。
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やまなし

2015-09-19 09:40:50 | 山郷の暮し
2匹の蟹の子供らが青白い水の底で話をしていました。
「クラムボンはわらったよ。」
「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」
「クラムボンは跳ねてわらったよ。」
「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」

宮沢賢治の文は音楽性にあふれ美しいのですが、この「やまなし」は透明な光と音がひときわ美しい。
と いきなり始まりましたが、今朝の散歩で「山梨」を拾いました。
凸凹で小さく見栄えのしない実で、甘く渋いのですが「気が入る」とでもいいますか、懐かしい。

いつもの散歩道は山沿いを1.5キロほど行ったところに分校跡地があり、そこに立派な山梨の大木があります。
春には真っ白なハナが咲きそれは見事ですが、実はその割には少ない。

ハナッたれガキが小さな校庭を走り回っていた頃に食べられる実がついていたのかワカラナイが
「みんなで食べようね・・・」と先生が校庭の隅に植えた、という感じです。

あまり落ちていないのですが、2つほどかじってはペッペッと吹き出し、もしかしたらハナッたれガキたちも同じことをしたのではないだろうか、と思ったりして・・。

帰り道、賢治の「クラムボンはわらったよ。かぷかぷわらったよ。」がにわかに思い出しました
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エスプレッソマシーン

2015-09-13 09:47:26 | 山郷の暮し
朝一にコーヒーから始まる方は多いかと思います。
朝日を浴びての一杯は、眠っていた身体に活力が蘇って来ます。

私はコーヒーを飲みだしたのは中学生の頃からで、ウマイと感じるよりも兄貴達が飲んでいたので、
負け惜しみもあって無理をしていたかもしれない。
ワルガキの友などに進めると「ニゲー-」と、しかめっ面をするのが楽しかった。

拾数年使っていたエスプレッソマシーンの調子が悪くなり、オーバーホールをしたが治らない。
新品は安くないし、中古を検索するとイタリヤ製デイロンギがあったので注文する。

久しぶりにコクのあるコーヒーが飲めると楽しみにしたが、少しマシーンの様子が違う。
ドリップ式のような味だ。つまり薄いのである。
今まで使っていたのとはメーカーが違うのでしかたがないかな、と思ったがどうも美味くない。
カプチーノ-も上手くできない。
中古品でナニカが違っているのか・・・。
駄物かも知れないが、返品となるとどうもめんどうだ。
こんな時はNETは面倒である。

この記事を記しているうちに思い出したのが、只今宇宙ステーションにいる由井さんの話だ。
彼はコーヒーがすきで宇宙で一杯を楽しみたかったが、チューチュー吸っても少しも美味くない。
ハタと気がついたのは「自分はコーヒーの味ではなく香りが好きだったのだ」と。

面白い話ですね。
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過ぎれば民の嘆きなり

2015-09-09 11:03:38 | 山郷の暮し
連日雨でうんざりしている最中に、またまた台風18号が上陸。
降り続いている雨で、眼下の女鳥羽川は濁流となっている。
恨めしく空を見上げる度に思い浮かぶ短歌がある。

時により過ぎれば民の嘆きなり八大龍王雨やめたまえ

源実朝の短歌で、正に武士の詩だと感じる気迫が在る。

神仏が実生活と混ぜせん一帯となっている時代にあって、強大な力を持った八大龍王に立ち向かっているのである。
現実に直面した為政者としての毅然とした姿が観えて、好きな詩なのです。
それに引き換え今日の政治は、
「国民の安全のため」と言いくるめようとする安倍内閣の安保法案。
どんなにボロが出てこようと最後は「国民の安全のため」と信じているのだろうか・・。

安部首相の真意はどこか人を喰ったところがあり、超右翼で固めた身の回り(スタッフや街頭演説などは大変らしい)からは人の意見を聞かない、
名誉・権力の権化のような人である。
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ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本