棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

展示会の終了

2009-09-07 09:52:18 | 創作活動
松本美術館でのグループ展が終了しました。
会期中特になにもしたわけではアリマセンが、それでも時々お茶を飲みに行きました。
自分の作品を展示場で見直すことは大切で、なによりも製作意図の伝わりようをみることです。あまり迎合してしまうのも問題ですが、反応チェックも大切なことです・・・。
自分の中で「迷い」の点を指摘されると「頭にくる」こともあれば、次のステップに踏み出せる大切な助言となるることもあります。
すばらしい意見は同業分野よりも、異なった分野で活躍している作家から得ることが多いものです。
今回もある一言が脳裏に焼きつき「菩薩絵紋着付舞妓図」に筆を入れる気が湧いてまいりました。
まだまだ完成していなかった、ということでした。

78-珍訳源氏-チョット一言

2009-09-07 09:47:17 | 物語・絵本・童話
平安貴族社会の男女関係には倫理観が欠けているのではないか。となにやら小難しいことをノタマワリそうな方々の渋面が浮かんできますが、先にも話しましたが才能ある男はなんとしても家柄のいい姫をモノにしなくては出世は望めない。
姫としても家柄だけではどうにもならないから、高いくらいの者の後ろ盾がほしい。源氏殿や私のように家柄・位があれば、相手から望んでくるのはあたりまえのことだ。
だいたい倫理観テナモノは、時代によって変化してゆくもので、絶対的な真理ではありません。と、いきまいてもしかたがありませんが・・・。
女の操にしても、問題となるのは帝の后候補くらいで、宗教的に純潔を求められたのは、特別な職として斎宮さまくらいなものだ。
平安時代はあの世に極楽を求めた「浄土信仰」が盛んでしたが、決して厭世社会でなく、逆に真から人間賛歌の時代だったと、視点を変えてみてください。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本