棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

19 東日本大震災を描く

2020-04-18 11:59:29 | 東日本大震災を描く-
昨夜からの雨はお昼近くなっ今、雨脚もはっきりと見えるかなり激しい降りとなっています。
我が家の桜も五分ほどの開花になりましたが、ずぶ濡れで痛々しく感じます。
幸いなことに花は散らすことがなく頑張っています。


今夜あたりは花見でいっぱいを楽しむつもりで、投光器をセットしましたがこの分では外では無理かもしれない。
例年でしたら誰となく酒を手に訪れてくれるのですが今年は当分無理でしょうか。

昨日 画材の仕入れのついでに蕎麦屋に入りました。
セルフ形式の店は安くてその割にうまく、いつも列をなしていますがさすがに10人に満たなかった。
その店で、始めてみるがらんとした店内であった。

東日本大震災を描く を紹介してまいりました。
3月の展示予定が新型コロナウイルスの騒ぎに巻き込まれ延期となり、最終的には今年は中止となってしまいました。
案内状・パンフなども印刷したばかりでがっかりしましたが、作品は健在ですから来年計画を立てようと思います。


 
今回で作品紹介は終了としますが、最後に元気な子供の絵に未来を託します。

17-東日本大震災を描く  邦の宝・伝統文化・祭り

2020-04-13 17:45:03 | 東日本大震災を描く-
新型コロナウイルスはますます脅威になってきました。
私の今の生活は人とあまり接触することがありませんので一先ず安心ですが先の長い話。

それにしても政府の対応は経済中心主義的で、どことなく不信感があります。
なによりも、対策の大臣が財務関係出身者であるという点です。
また日本医師会との力比べのような政治的な動きばかり。

ある方の案でしたが、消費税の引き下げのほうがはるかに救援になるといいます。
それもありかなと思います。

17-東日本大震災を描く--邦の誇り伝統文化
東日本には多彩な祭りがあるようですね。
正直わたしは青森ねぶたしか見ていないので知ったようなことは言えませんが・・。
 

現場に立つのがいいのですが、絵を描くものは雰囲気をつかめばそれなりに表現はできるものです。
写真やTV映像などからの想像をめぐらしていきます。
何枚もクロッキーをするうちにナニカを会得することができるのです。
画家としての鍛錬の結果ともいえましょう。

 

最後の画面は新旧の祭りを織り込みました。
いまや新しくはないかもしれないが、常磐ハワイアンはごく自然に浮かび上がったものです。
蛇足ですがそんな映画を見た記憶が蘇ったのかもしれません。
 

そして・・大好きな宮沢賢治の「雨にもまけず・・・」を仙台七夕のように。花火のように登場させました。



16-東日本大震災を描く--文化-郷土

2020-04-08 14:42:01 | 東日本大震災を描く-
新型コロナウイルス騒動 我が国もようやく非常事態宣言がされました。
午後3時に防災無線広報でそのことが響き渡りました。
多分日本中でそのようなことがなされているのでしょう。
その是非をのたまわるよりも素直に注意事項を守るようにしています。

ホわーーとした春の暖かさになり、我が家の桜も例年よりかなり早く開花しそうです。
昨夜の満月にはカメラを向けましたが、松本市内の桜公園まで出かける根性はありませんでした。
自分に晩酌をしたので止めたのだと言い訳をしました。


16-東日本大震災を描く  文化・郷土
9枚に及ぶ大作の注釈をしてきましたが、最後の9枚目の画面は、主に復興を成し遂げ人々が戻ってきた様子を想像したものです。
災害があって9年たった今、私の想像よりも早く作画のような風景が見えだしています。
遠く離れた者の感じ方だ、実態を知らないからそのようなことを言えるのだといわれさうですが・・。

先にどうして描き切れなかったのは 東日本の空気・・空 だと書きました。
描くのに何でもない空間なのですが、私の住む地の空とは違うはずだと出かけた。

東日本の空の明るさと近さに感動した。
その時はお祭りは見たわけではありませんが、以前に ねぷた を見たときアンバランスともいえる色づかいにビックリした。
そのようなことがフツフツト思い浮かび描いたものです。


サケも戻ってくる。みんな帰ってくる、修学旅行生もやってくる。


15 東日本大震災--文化の力

2020-04-05 17:10:36 | 東日本大震災を描く-
15-東日本大震災を描く-文化の力
被災者の苦しみ・悲しみそして頑張りなど、写真などを参考に描いたがどうしてもわからなかったのが空気なのである。
そればかりはその場に身を置かなくては感じ取れない。
いわば風景のエキスともいえるものである。

9年前に東日本大震災があった津波被害地域を直接訪ねることはできなかったが、同年8月に復興事業に出向く会社の車に便乗させていただいた。
何やら地震で傾いた送電鉄塔の修理とかであった。
地名は思い出せないが津波被害地域とは山脈で隔てているところであったが、屋根瓦が落ちた家ばかりであった。

移動はなんとかなるだろうと軽い気持であったが、バスの運行はなくヒッチになってしまった。
何とか津波被害地域にいって見たかったので、なんとなく田舎の交番に入る。
「暑い中ご苦労さん。」とばかり冷えた麦茶をご馳走になる。
信州から来たというとそのおまわりサンは長野市に勤務をしたことがあると。
よほど暇なのか、交番に立ち寄ってくれたことを感謝された。
そして肝心の交通機関のことであったが、もし目的地にいけたとしても宿泊施設があるかわからない、ということであった。
スマホはもちろん携帯電話もありません。

ともかく暑かったことを思い出す。
そして、大木が茂る森や山々で、製材所がいたるところにあった。

東日本は古代より多様な文化を育んできた地域。
中でも藤原家の繁栄は特筆でき、中尊寺金色堂が代表的だ。
私は以前に訪れていたその名刹を、東日本の人々の心の支えとして、また形ある文化財として描いた。




また蔵王山から金華山沖を俯瞰図を表す。
グーグルの立体地図など知らなかったので地図を参考に描いたものです。



14-東日本大震災を描く-復興

2020-04-02 17:38:02 | 東日本大震災を描く-
西部劇映画といえば大御所ジョンウエン。俺が法律だとばかり横暴で粗雑なカーボーイだ。
リバイバル映画を観るたびに同一視してしまうトランプ大統領。
その彼も当初のコロナウイルスの対応と大きく変わってきました。

日本では「マスク二枚を全世帯に配る」と何とも奇妙な対応に我がお口がポカン。
大金をもっと有効に使えないものかとストレートに協賛できない。

 東京都では仮設病院を建設しているのでしょうかね。
オリンピック会場の利用もあるのではないかと。

14 
世界中から送られた義援金や物資。
それらを区分け届ける人々。
人間愛の証だと思います。
復興の力は直接的な義援や助力ばかりではなく、陰ながらの応援も大きなパワーを生み出しました。
被災者の皆様もその力を感じ、わたくしたちに返してくれたのです。
まさに人々の力だと感じます。

17-東日本大震災を描く--復興の力

2020-04-01 15:25:07 | 東日本大震災を描く-
幼稚園から始まる、希望に輝くピカピカ一年生が元気よく町を歩く春四月、のはずが今年は違ってしまいました。
かといって人生に挫折をしたわけではありませんから、チトットしたハプニングだ、という程度に受け止めていきましょう。
しかし、新型コロナに対する用心はお互いに心して生活をしましょう。

東日本大震災を描く-復興の力
9年前の春四月はこの絵のようなことが報じられました。
復興の力こそ人々の思いやりであり協力し合う愛の力だと思います。







13-東日本大震災を描く-復興の力

2020-03-27 16:15:39 | 東日本大震災を描く-
コロナウイルスの発生源中国は情報未公開・隠ぺい体制の中、最近では押さえ込んだと勝利をうたう感じが目立つ報道。
あいも変わらず共産党唯一というプロパガンダの口調でうんざりするが、今日のCMMの投稿記事に面白いのがあった。
「新型コロナウイルス封じ込め対応  独裁体制は民主主義にまさるか」というもの。
とても要約できないのでぜひ一読することを進めます。
単純な感想ですがなんとなく溜飲が下がる思いがしました。

13-東日本大震災を描く-復興の力
この絵は新聞かと思いますが写真を見たときピーーンときたもの。
おばちゃんの前向きな姿、おっちぉんが精いっぱいの力を出している。
被災者そして一般民全ての生き抜こうとする生命力だ。
気に入っている作画です。





12-東日本大震災を描く-7.8.9図 復興の力

2020-03-23 15:45:06 | 東日本大震災を描く-
立春より一気に春めいてきました。
我が家の花畑は雑草の中に水仙が元気よく咲き、散りかけた梅のほのかな香りが漂っています。
しかし・・、体調が今一つで問題のコロナとは違うと思います。いつもこの時期には風を引いてしまうのです。
だいたい娑婆に出ることもなく、気楽にいらしています。

7-8-9図は 東日本大震災を描く で必然的に制作しなければならないテーマとなっていったものです。
報道等で知るだけの情報でしたが、被災された人々のすごいパワーに圧倒される思いでした。
懸命に立ち上がってゆく人々に感動し、それを描くことが本来の仕事だと気が付いたのです。

そこで浮かんだのが、密教で五大力明王という仏様がおいでになります。
一般的には不動明王が知られていますが、五大力の力の一つです。
その解説はさることながら、この五という数にヒントというか制作意図を見出したのです。
それゆえに特に五大力明王の意味に沿っての発想でも、政治経済その他の学術的なものではなく、あくまで芸術家としてのおもいであります。

復興に向けて五つのパワー
なんといっても人です。がいてこそあらゆる力が生み出されていきます。
世界中から手が差し伸べられ、人間愛の結晶を見る思いがしました。
忘れられない事々ばかりですが、とりわけいの一番に台湾からの義援金があったことは忘れられません。

そして時間
哲学・宗教的な時間も含め、ある程度の時を必要とし、耐えなければならな時間経過です。
9年たった現在も苦労されている現実で何を言っているんだ、と怒られそうですが・・。

いうまでもなく物理的な力です。
資金・物資の供給など政治的な力が必要で、ある意味ではこれが一番手っ取り早い。
言葉は悪いが「金があればなんとかなる」でしょうか。
悲しいことに、莫大な金が動くと、甘い汁に押し寄せるアリたちの話が聞こえてきます。
これも人間の裏面なのでしょう。

現在 遅々として進んでいないと現地の方々は感じているようですが、正直傍目には一歩一歩式を得てすすんでいるとみえますが・・・。

11-東日本大震災を描く-怒り・人災

2020-03-22 11:00:53 | 東日本大震災を描く-
ぼわーーとした春風が流れ、オッちゃんもフラフラと遊び出たい陽気になりましたが、今年は人ごみに出ないことにしましょう。
とはいっても何もせずにただ能天気にいるのも辛いものですね。
本来でしたら今日は「東日本大震災を描く」展示会の最終日ですが、予定では8月22日--27日延期いたしました。
予定というのは今の状況では全く分からず、美術館のほうでも決定できません。

さて 東日本大震災を描く 6図は原発事故 で人災として怒りをもって描いたもの。
当時は映し出される白色の異様な防護服にはギョッとさせられたものです。
くしくも現在中国コロナウイルス騒ぎで見慣れてしまいましたね。改めて慣れの恐ろしさを感じます。

 話を戻しますと、怒りに変じた人々の姿を表した。
放射能汚染された地域ばかりでなく、帰還困難地域の一部が解除され一歩一歩と復興が進んでいますが
若者たちの半数以上が「戻る気がない」と答えているのが現状です。

道や建造物などは金をかければ何とかなるが、人は簡単にはいかない。
その人によって創り上げられた伝統文化は一層難しい。
そんな状況でも、祭事の残物を頼りに復興に取り組む方々に心から敬意を称します。

津波の災害もさりながら、放射能汚染こそ人災の極みである。

10東日本大震災を描く--心の光

2020-03-16 17:58:42 | 東日本大震災を描く-
真冬に戻ってしまったような、昨日今日です。
一時吹雪のように雪がめちゃめちゃに吹き飛んでいましたが、積もることはありませんでした。
午後3時ころには青空が広がってきましたが、顔を刺すような寒気が流れていました。
確か9年前も被災者たちが焚火で暖を取っていた映像がありました。



被災者の平和で秩序あるありように世界の人々が賛辞しました。
しかし、平和で安心安全な日本 の神話は原発事故で一変に吹き飛んでしまった感がありますが、
このはげまし、助け合う日本人の心は決して拭きとんではいません。
くしくもただ今コロナウイルス騒ぎで、終焉の先が見えませんが、今こそ被災者をお手本にすることかと思います。

定かな記憶ではありませんでしたが、妃殿下が被災地を見舞われたとき皇居に咲いていた水仙を持っていかれた・・。
そのようなことを思い出し 心の灯・希望の火 として描いたものです。
男の子が家族アルバムを抱えています。
想定した家族かもしれません。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本