棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

特定秘密保護法案

2013-11-29 08:54:57 | 山郷の暮し
特定秘密保護法案が衆議院を強行採決され、私はナゼ急にそんなに急ぐのか不思議だと投稿しました。
まったく根拠がないのですが、それこそ国民にバレたら大変なことになてしまう失態がわかったから今のうちに手を打つ必要があるのではないのか、とおもっていたりもしていたが・・・、
28日の新聞 信濃毎日新聞の一面 陸自独断で海外活動身分を偽装し情報収集によると「自衛隊の特別班」なるものが以前より存在し、海外で諜報活動をしているという。
これは首相はおろか外務大臣・防衛大臣もしらない組織らしい。
まったくのスパイ組織そのものではないか。
他社の報道はとネット検索をしてみたがわからない。
ということは、信毎新聞のスクープということか。

偶然 この時期に暴露したのか、それとも自衛隊の極秘に気づいた政府が 騒ぎを大きくしないためにも、また互の身の安全のためにも蓋をしなければならないのか、あまりにも機が一致している。
今の報道範囲では政府も知らなかったことのようだが、解明された事項は私たちに知られたくないことなのであろうか。
少しでも探ろうとする動きがあれば、権力・支配者側にとっては都合が悪いから、法案を通さなくてはならない。

この秘密保護法は私たちの平和を守るどころか、国民の行動の成約にもなること必定で大変なもんだいだ。
私は国民投票で、またはそれに準ずる方法で、国民の意思を聞き入れることだと思う。

賢犬サクラ

2013-11-28 09:19:34 | 山郷の暮し
昨夜の晩酌中なんとなく静かなふんいきだった。
そうだワンちゃんたちが脱走したに違いない。
案の定、ハナが人様のところで吠え立てている。我が家でならまだ我慢をしてくれるが、よそ様の領域ではいけない。

珍しく口笛ひとつで帰ってきたが、背中が濡れているところを見ると水をかけられたかもしれない。
サクラばーちゃんは帰宅はしないが、これは全く心配がない。

今朝の散歩道でサクラが鹿を食べている。たぶん猟による解体の残物であろう。
ハナも食らいついたがうまく肉を食いちぎれず、嫌になったようですんなりと離れてしまった。

帰宅し、しばらくするとサクラが部屋に入ってくる。
「ただいま」の代わりにハナの鼻先にゲボッ!!とやらかす。
なんと肉をお土産にもってきたのだ。
賢犬サクラには驚かされたり感心させられてきたが、孫にまでこんなことをするのか・・。
ただいま ぐっすりと寝ています。


釈然としない特定秘密保護法案

2013-11-27 08:48:26 | 山郷の暮し
「立法府の敗北だ」「恥を知れ」。特定秘密保護法案が採決された26日午後の衆院本会議。修正に加わった日本維新の会議員が退席し、
反対する野党や傍聴席から抗議の声が上がる中、採決された。

阿部政権は十二分に協議説明をし国民は納得している。といきまいている。
本当にそうなのであろうか。少なくとも私は納得できないし、一番の疑問はナゼばたばたと急ぎ成立をさせようとしているのか。
国の秘密事項を保護することを否定するわけではなく、この法律が時の権力者(政府)の都合のよいように利用されるのが問題なのである。
それに制限を加えるのは、私たち国民の権利として確保されていなくてはならないのだ。
そのことについて、全く説明もなく釈然としない。
今後の日本国を左右する大問題なのに、もっともっと議論がされるべきである。

松本ネギ

2013-11-25 08:54:28 | 山郷の暮し
今朝は早々に喉の渇きと、いがらっぽさに目が覚めた。
原因はよくわかっています。
酒の飲みすぎではなく、ネギの食い過ぎだと思います。
「そんなアホな・・」と言われそうですが、誠に旨いネギを生でいただきすぎたのでごんす。

これからは鍋料理の季節ですが、そこで欠かせないのがネギです。
松本には「曲がりネギ」とも「松本ネギ」とも言われる地元特産があります。
このネギは品種なのかは知りませんが、根元が曲がり、太くずんぐりとした代物。
店頭にお行儀よく並んだ見栄えが良く、調理もしやすい一本ネギと異なり、姿もまばらですが旨さばつぐん。

青い葉の部分にはトロリとしたものが入っていて、これがなんとも旨い。
鍋も抜群ですが、私は生を味噌で丸かじりか、きざみ 味噌和えにするとぬるみがでてこれまたいい。
ちょっと辛味があり、なんとも言い難い甘味が口に広がる。
当然 酒の肴には最高で邪魔にならないすっきりとした甘味がいい。
酒の肴ばかりでなく、ご飯にもこれまた良し。
以前に軽く塩漬けにしたが辛味がつよくなった。

「オランとこの 曲がりネギ 食ったら、ほかん地なんか食えねーじ」
と誇らしげにいった生産者ですが、あながち オランとこ日本一 ばかりではない。

ということで、昨夜はかなり生ネギを食いすぎてしまった間抜けな結果でゴンす。
あーー水を飲もう・・・。

ガマの穂綿

2013-11-24 08:59:09 | 山郷の暮し
明け方の気温はマイナス2度くらい。
霜降りは毎朝のことになってしまいましたが、お日様が照と一気に消えて暖かくなる。
今朝も真っ白になったアルプス連峰が、真っ青な空に輝いています。

お隣のおバーちゃんは大変 花がお好きな方で、いたるところに花が植えられていますが、
そればかりでなく、さりげなくいろいろな花が生けられています。
ただ今 オヤッ!!と足が止まったのがガマの穂だ。
もこもこと綿毛が走け飛び散らんとしている。

ガマの穂といえば大黒様と因幡の白うさぎの話ですが、確かにうさぎの毛を思わせるほど
柔らかに見える。
この毛玉のように見えるのが「穂綿」ということを初めて知った。
手持ちの辞書には記載されておらず、方言的な名称かと思ったがネットで確認した。
ガマの穂の効用などがありますが、なかにはエセ宗教もあったりしたようです。
ガマの穂は槍や弓矢などの武器が連想でき、なんとなく不思議な姿をしている。
そんなことから伝説民話が生まれたのでしょうか。

読書

2013-11-23 08:56:39 | 山郷の暮し
日中は暖かく気分良好で製作も気合が入ります。

図書からリサイクル本としていただいてきた中の OPIUM TEA 阿片茶 ビアンカ・タム
1995年出版で、版を重ねている。全く知らない本でしたが、題名にひかれた。

1920年、イタリヤの貴族の娘として生まれ、大変な美貌と教養があった。
中国人と結婚し中国に住んでから、時代は中国国内の混乱と大東和戦争と重なり、数奇な人生をすごすことになる。
日本の敗戦後、日本軍の為のスパイ行為が暴露し、国家反逆罪で死刑宣告を受ける。
47年に国外追放という形で助かり、以後 パリのクリスチャンディオールで働く。
94歳で亡くなるまで、様々な人々と関わってゆく自叙伝である。

美貌と貴族的社交上手に注目した日本軍や金融界は、彼女に多大な報酬と恐怖を突きつけていたのである。
スパイ行為があっても不思議ではないが、007ではない生きるための真実のことだ。
まだ読み切ってはいないが、面白く読んでいます。

本ーー睡眠導入剤

2013-11-21 08:41:59 | 山郷の暮し
読書の秋なれども

図書館の入口に「ご自由にお持ち帰りください」とかなりの本が平積されていた。
数冊いただいてきたが、みんな痛みもなくパリッとした本ばかりだ。
中には発行20年前のものから、10年に満たない本もある。
古くなったから、というよりも借り手がなくなった本の整理なのか、そのワケを聞きそびれた。

蔵書が増えるのは嬉しいが、以前に比べたら読まなくなってしまった。
読書の秋 どころか、晩酌のあとはTVすらあまり視聴もせずに、もーーぐっすり寝てしまう。
本を開いても3-4ページも読みすすまないうちにグーーー。
誠に健康的な睡眠導入剤です。


「内なる輝き」-2

2013-11-19 10:28:39 | 山郷の暮し
11-19
よく晴れていますが風が冷たい。
我がアトリエは古い養蚕所のため天井は高くていいのですが、その分寒い。
暖房をきかせようとしても、すきま風と放射熱でどうにもならない。これからしばらくは母屋に移動することになる。

昨日に続きミレーの「内なる輝き」表現なのですが、そのことに気づかさせてくれた一番の作品の題名が分からずご紹介できないのが残念です。
言えることは、美術書などには取り上げられていない作品です。
ミレーの作品はテクニックを超えた、敬虔な信仰心と人柄に裏打ちされたものであることはいうまでもありません。
そのことを十二分に承知をしながら、20歳後半からミレーの技法模写をしたものでした。

衝撃を受けたミレーの作品をようやく咀嚼でき、私なりに描き出せたのは1995年の秀作「輝く物体」です。・・・ボケ写真()
画用紙に描いたものですが、今もって寝室にかざっている。
この習作から何枚も「内なる輝き」を描いていますが、納得のいく作品はできていません。

只今製作中の作品の意図は必ずしも特定の宗教観ではなく、意識をすることによって観ることができる世界を表そうとしています。
昨日の投稿でも書きましたが、なんとも支離滅裂な文になっているかもしれませんが、文にすることによって
制作意図を整理し、明確にせんとする製作過程だとご勘弁ください。



内なる輝く姿・・ミレーの作品 13-11-18

2013-11-18 09:10:31 | 山郷の暮し

今朝は暖かく厚手の上着を着ずに散歩ができた。
只今製作をしている作品について、構想を練っているなかで、私が創意・技術など芸術的なあらゆる点で目標としているミレーの作品を思い起こしながらの散歩でした。

私の油彩画の勉強はアカデミックなモノから始まった。
模写から始まりますが、尽きることがない職人芸に肩がこりだし、やがてバルビゾン派と呼ばれる作品にひかれていった。
どなたでも知っておられるミレーはその代表的な芸術家で、その描き方・技法の習得に熱中した。
そんな折、山梨美術館がミレーの収集を始め話題となったのは50年以前か。

ミレーの作品について今更いろいろと講釈をいう気はないのですが、画集・カタログにもあまり紹介されていない作品があります。
私も全く知らなかった作品で、山梨美術館で初めて遭った時の驚きと感動はいまもって引きずっています。
と言いながらその作品の題名がわかりませんし、画集にもないので今のところ紹介できません。

作品は、田舎娘をマリヤと見立てた創意で、「内から輝く姿」を描き出しているのです。
私はこの作品を観てより、ミレーは「内なる輝き」を表現するために、夕刻の光や逆光にたたずむ姿を描いているのだと気がついた。
内なる輝き とは宗教的な充実感・至福の一ときの姿であることは申すまでもありません。
他者と自然光の取り込み方が全く異なっているのです。




なんとなく

2013-11-15 08:55:00 | 山郷の暮し
朝一から天気予報の通りに雨降りです。
昨日のサブーーイ朝に比べるとポワーーと暖かく感じたのですが、
最高気温10度程度しかならないようで薄ら寒い一日になりそうです。
りんごのような紅色が冴えるいわゆる紅葉は、その色も乏しく茶色に変わりつつあります。
少しは見栄えを期待できるのが、唐松の黄金色でしょうか。
針のような葉が散る様には見入ってしまいますが、この雨でどうなりますか・・。

話は変わりますがこの投稿で割合気合を入れて書いたものになると、
訪問者がグッと減ってしまいます。
私としては「こちらの方」を読んでいただきたいのですが、うまくいきません。
より多くの方々に目を通していただくテクニックなどが紹介されていますが、
それまでする気はありません。
それでは当然のことでしょうが、変わらず開いていただくことに感謝いたします。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本