棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

贈られた首輪

2010-05-31 07:32:31 | 賢犬さくら
昨日の夕時、ドコカに遊びに行っていた賢犬さくらが、ピカピカで立派なイヤリングではない首輪を着けてかえって来た。
「おやまーー、誰からもらったのだ?」といっても返事をするわけではないが、いかにも得意げにみえたが・・。
たぶん送り主は サクラの子供(モモちゃん)を飼っている娘さんからであろう。
結婚したばかりの娘さんで、昨日帰宅している姿を見ました。
「もしかしたら、ちゃんとつないでおきなさい」というメッセージかなーー。

彼女はサクラが我が家に来た12年前から、かわいがってくれている。
3年ほど前にサクラが捕獲されてしまったときなど、私は彼女から泣いてしかられてしまった。
立派な首輪。本来の役目を果たすのが、サクラにとって嬉しいことなのか別ですが、今日はつないであります。

天候不順

2010-05-30 09:25:11 | 山郷の暮し
いつもでしたら朝一から窓を開け放ち、外の常設宴会テーブルには酒瓶が横たわっているのですが、寒々としています。
暑さ寒さを繰り返しながら夏に向かっていくのですが、今年は順調に変化をしていません。
お天頭様が顔をだすと、混りっけのない強烈な光りに射され、上着を脱げば四月初旬のような風にブルッとする。

信州は山また山の地で、行ったことも無い処ばかりです。
なかでも、栄村は標高260メートルと、ビックリするほど低い地域があるのです。
ちなみに善光寺は約400m・松本城は600m・諏訪湖は760mと我が家よりも高い標高でした。
遅霜注意報を報じている朝に、栄村あたりは夏姿なのでしょう。

我が家の花畑は水仙よりアイリスの花盛りです。
昨年は雑草に負けてしまいたいした花を付けなかったので、今年は少しはズクをだして雑草を引き抜きました。
花のつき方がまったく違って良くなっています。


寒いですねー

2010-05-28 07:26:46 | 山郷の暮し
風薫る皐月の終盤に「寒いです」なんて、書くとは思いもしなかった。
早朝の散歩には雨カッパを羽織っていかないと、寒い上にずぶ濡れになってしまう。
まだお日様を拝まず、風は冷たく指先をこすりながら歩く。
新緑がまぶしいほどだが、全ての成長が遅れている気がする。
気まぐれな家庭菜園でも気がかりなのは、植えつけたトマト・なす・唐辛子・その他の生長だ。
農家の心配は、私達の台所・ふところと直結している。
冷夏が心配されだしたこの天気はまた゜まだ゛続きそうです。

京都祇園の電柱

2010-05-27 07:14:30 | 山郷の暮し
ミニ旅行とはいえ一つ一つ印象に残ることばかり。たとえ、その処が見知ったと思っていても、その度に発見があるもの。
京都といえば祇園。だれでもが小粋な置屋さんが並ぶ石畳みの道を、キョロキョロしながら歩いたことでしょう。
格子戸から舞妓さんが出てくるのを期待してはいますが、彼女たちは真昼はお勉強やお昼ねでまず会うことはない。
観光客がいっせいにカメラを向ける舞妓さんのほとんどは、ニワカ舞妓さんらしい。
観光客が溢れる表通りから路地に入れば、蛇の目傘や布巾が干してあったりして、わずかながら生活感を感じます。
小粋な玄関のたたずまいより見上げれば、よくまーここまで複雑に、ゴチャゴチャになったものかと、感心してしまう電柱が並んでいる。
私はこの電柱を観るのが好きで、海外も含め色々な所の電柱を撮ってきた。
グチャグチャな配線の電柱は東南アジアが圧倒的に多く、昔の香港などものすごかった。残念ながらネガはどこぞに入ったままですが・・
写真の祇園の電柱もナカナカですが、写真では現場の迫力が無いのが残念です。

頭塔って何だ

2010-05-26 07:20:28 | 山郷の暮し
頭塔の話に戻しましょう
ズトウ・頭塔ってうるさいが「いったいなんだ」というと声が聞こえてきます。
先のTVでは本格調査がされ、多くの発見と、完全復元がなされたことを報じていました。
私が見た30年前は、民家が迫りくる中に木々がこんもりと茂った、古墳のようなところだった。
TV映像は、さらに高い家々に占領されていた。
石積台形のピラミットで、一種の立体曼荼羅--であるラシイと伝えていた。
全容はわからなかったが、私には思っても見なかった形をしていたので観たい!と思ったのです。
さらに、東大寺に続く参道の入り口部にあたることがわかったようだ。
それ故に、東大寺に付属した仏教遺跡で、最上部の石仏はビルシャナブツの変形のようだ。

30年前は見学者も少ないらしく、鍵をあずかるお宅にいったらビックリされた記憶がある。
其れは今も変わらないようだが、確りと金網に囲まれ保護されている。
当時は金網フェンスも名ばかりで、石仏の拓本も採った記憶がある。
頭塔のほか、今となっては触ることも出来ない石仏文化財を撫で、拓本すらしたものだった。
今思えば決して傷つけ汚しはしなかったが、この手にそれらを触れたことが懐かしい。
今度は、まっすぐにお尋ねしょう・・。

天平時代の石仏、絵画的な柔らかさがあります。本よりコピー


奈良はやっぱし東大寺だ

2010-05-25 06:07:17 | 山郷の暮し
奈良の目的は復元された平城京見学と「頭塔」であった。
それは、遷都1300年の記念番組で、奈良の頭塔が放映され、にわかに20代から30歳代前半の京都・奈良、そして九州などへの旅を思いだした。
訪ねたかったのだが・・・駅前食堂でのオバハンの話とビールに飲み込まれ、しんどくなってしまった。
TVでは頭塔という不思議な名前の伝説をつたえた。
留学僧-玄肪が最後は九州にながされ、悲憤のうちになくなった。
その遺体がばらばらになって奈良の地に降り落ちた。
市内の各地に今でもそれぞれの地名がのこっており、頭が落ちたところがこの地名になった、という伝説である。
このにわか仕入れの伝説を食堂のオバハンに話したのが、ビール3本になってしまったかもしれない・・。
まーー消えてなくなるもんじゃージャーネーし、またの機会があるってもんだ。と、いつものように自己弁護で、まっぴるまのアルコールにしたたか回ってしまった。
駅前からバスにて東大寺に行く。
奈良はやっぱし東大寺だが、広い境内見学はしんどかった!!!

ほろ酔いで東大寺へ

2010-05-24 08:07:06 | 山郷の暮し
中学の修学旅行で初めて目にして依頼、5回以上は訪れてきた東大寺。
今回は駅前食堂で昼酒の酔いのまま来てしまっただけに、広い寺域周りは体力的にシンドカッた。
相変わらずの賑わいに、大仏様の建立当時から、ビルシャナブツのご利益を願う敬謙な庶民ばかりでなく、物見遊山気分での参拝者に溢れてきたのだと感じる。
東大寺には聖域の荘厳さや威圧さよりも、おおらかさや明るさに満ちている。
どでかさは脅威であるのに、不思議なほど安心感があり、また近親観すらかんじる。不思議である。
写真はタイからの団体様で、ノリのよさは最高。
創建当時の朱色が鮮やかな大仏殿や金色に輝く大仏様を想像すると、正に大曼荼羅世界が具現する。

世界遺産指定を記念して莫山サンの記念碑が参道にある。
フワーーと広がりを感じるいい書です。



南大門--天上板がなく、コンクリート建築には無い、木組みが美しい

妻宝極楽

2010-05-23 08:14:18 | 山郷の暮し
天理駅のホームには、なんとも嬉しくなる看板が・・
さすが天理だとよくよく見れば、出版社の看板ですが、他所ではあまりないでしょう。さて、其の天理で待ち合わせをしたのが女子大生なのだ!
夏冬の休みに我が家にて、宴会講習に来てくれた一人です。

明るくすてきなご両親、元気の良い兄弟たちに、久しぶりに和やかなご一家に会え「あいつらに会わせてあげたい」と思った。
というのは、「あいつら」とは私の友達連で、家庭内別居や離婚騒ぎの真っ最中がいます。
酒の会話もいつしかソノコトになってしまい、内心、家庭不和は人を小さくしてしまうナーーと感じていたのです。
話をもどしましょう。
野球好きなスポーツマンのおとうさんはケッコウ酒飲みで、愉快な会話の中で印象にのこったものがありました。
「妻宝極楽」--お父さん曰く、どうもサイの漢字は違っているのだが思い出せないとのこと。(辞書を引いても不明ですが)
グラスを重ねているうちに、サイは妻の漢字となり、宝のような良き妻をめとれば日々極楽浄土--西方浄土 ということで落着。
ゴモットモ!!! 奥さんは美人で明るい方、まさに才色兼備でした。
最高のノロケ--おもい だったかもしれないが、本当にたのしい酒宴でした。

4-関西のオバハン・パワー・本願寺前にて

2010-05-22 06:22:08 | 山郷の暮し
3日ほど前から夏日ですが、先週などは遅霜注意報があり、京都でも上着が必要でした。なんとも不安定な天候がつづいています。
関西オバハン・パワーの続きです。

朝 本願寺の長い築塀と、色とりどりのサツキを映す掘割が伸びる美しい歩道を行くと、石橋の唐橋に見事な造りの「さぎ」がある。
あまりのリアルさに見いってしまた。と、首を振ったから「アレ! ほんものだ」とあわてて写真を撮っても少しも動じない。
よくまーここまで飼いならしたものだと思っていると、通りかけのオバチャンが突然話し出した。

本当は正しい関西弁で書きたいのですが、印象にのこった程度でごめんなさい。
この子なーー、あそこのボロボロになった寿司屋のオバーチャンが餌付けしたンネン。そやけどなーー寿司屋こけてしもーて、みんなどこかへ・・・
それからなー、この子ズーーと待ってんねん。わてらにはよーーなつかんわ。
だいたいなーー秋刀魚やりたくても高こうてよーーやらへん・・
加茂川に帰ればいいのに・・へたに餌付けしてもあかんわなーー」
とまーーそないなことを、機関銃のごとくしべっていきました。
そうそう、あのオバチャンのスタイルは全身ピンク色の衣装でした。(今から思うと、あのオバチャンこそ撮影すべきだった)
いやーー関西のオバチャンのエネルギーーはちかいますねー。
くどいようですが、関西オバハン・パワーーに敬服しているのです。

3-強烈関西オバハン-駅前食堂

2010-05-21 06:11:28 | 山郷の暮し
写真の順序を間違えました。
奈良駅はただ今工事中ですが、移築された思い出の奈良駅です。

駅前食堂でのオバチャン連の会話が、なんとチデジのことだった。
そこで思い出したのが、京都の友の話で「関西のオバチャンがTVの買え代えなど許すわけが無い」ということだったが・・・。
食堂での会話は残念ながら、そろそろ買おうかと素直なんです。
我が家もまだ古い形のままですので「あんなのよーー買えへん。国がただでくれるとちがうかーー」となってほしかったんですが・・。

「頭塔」への道を聞けば、そんなところ知りへんとそっけなかったが、それからがもーー大変でビール3本になってしまった。
食堂内の写真撮影に頼みもしないのに、ぬいぐるみを手にハイ・ポーズ。
ぬいぐるみチャンの名前は忘れたが「これケッコー高かったデーー」と・・
いやーー面白かった。
ぬいぐるみは--セントクン--といいます。

「頭塔」は観光ポイントにはなりにくいところですが、今回の奈良への目的の処でした。後日にに「頭塔」について・・。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本