棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

謹賀新年

2023-12-31 15:41:12 | 山郷の暮し
謹賀新年

謹賀新年

2023-12-31 15:35:46 | 山郷の暮し
謹賀新年

朝 色の始まり 修正

2021-07-09 16:58:42 | 山郷の暮し
連日よく雨が降り続きます。
毎年あることとはいえ「こんなに降り続いたっけ、頭が腐っちまう」と思うほど年々心身に応えてきます。
各地で大雨による被害が発生していますが、
我が谷は崩壊指定地域になっておりますが、今のところおかげさまで被害はありません。
 
さて2017年6-7月に制作をした「朝 色の始まり F50」がありす。

朝日を受けキラキラと輝くいつもの散歩コースの一景ですが、色とは色彩ばかりではなく「色即是空」の哲学的意味を持っているのです。
畑に野菜を取りに来たオバちゃんは光の中に溶け込み、混然一体としている静かな世界です。
存在すら気が付かない。
オバちゃんも私の存在など知らなかったでしょう。
いつもの当たり前のことなのですが、「これは絵になる」と焼き付いた様なのです。

先日の散歩時に全く同じ光景に出会いこの作品を引っ張り出しました。
完成をしていたのですがナニカ物足りない。
いいのだが現実風景または光景に囚われすぎ「絵の世界または心象世界」になりきっていない、と気がつきました
とはいってもどこを修正したらいいのかわからない。
制作意図を記した日記を見直す。

思い描き観続けたのは数日。
フッと思ったのが「オバちゃん」を今一つ目立たせようと筆を入れた。
筆を入れたのは30分くらいである。
その違いは写真ではわかりにくいが、自身が腑に落ちる完全完成の域にようやくなりました。


社会派作品ーー 海の叫び

2021-06-13 14:56:47 | 創作活動
久し振りの投稿ですっかり忘れ去られていることと思いますが、目を通してくれる方に心から感謝いたします。
しばらくぶりに訪れた居酒屋でしたら「コロナで来れなかったよ」と言い訳もできますが、
ブログではだただ自分のこと。
前置きはこのくらいで今年最初に完成をした作品を紹介します。

「海の叫び」サイズF50(1160X910cm)
地球温暖化が社会問題として話題になりつつあったのはまだ20年ほど前でした。
正直私自身もCO2問題はビンときませんでしたが研究をし、問題提起をした作品「海の叫び F100」を発表。
絵画作品としそれなりの評価を得ましたが、社会問題化してゆくほどのムーブメントにはなっていきませんでした。
その作品を描いた意義を私自身忘れかけていました。

地球温暖化のタイムリミットは2030年が分かれ道だ、というような番組を視聴しショックを受けました。
遠い先のことではなく、私もかろうじて生きている時代です。
「地球温暖化といっても俺が生きている時代には大丈夫だろう」
とまだ気楽な思いもあった一作目でしたが、この度の制作意図は差し迫った現実として表現しました。
観ていただいた方からも意味合いをよく理解をしてもらった。
それは以前とはかなり異なる反応で、みんなが地球温暖化危機意識を持っているのだと思います。

制作途中ですが私の分身ともいえる少女の赤色から白色のか~てーがんを着せて少しなじみのある色彩構成にした。


この少女は度々登場し、私だあり作品を観る皆さんなのです。
海底には産業革命いらい人類が犯してきた残骸を描く。


様々な怒り 悩み 絶望などを感じさせる目。腐りゆく目 なのです。





一年ぶりです

2021-03-02 11:22:40 | 山郷の暮し
一年ぶりの投稿となります。
前年の最終投稿は新型コロナ騒ぎで「東日本大震災を描く」の展示会が自粛依頼で中止になってしまいました。
今年は震災10周年。
忘れない という思いでどうしても展示会をしたかった。

松本も一時病院で集団感染があり開催はできないかもしれないという不安はありましたが、どうやらおさまっていきそうです。
今年 松本市美術館は改装になり私が最後の展示会となりました。
この先一年間はお休みの美術館となりますのでご注意ください。

19 東日本大震災を描く

2020-04-18 11:59:29 | 東日本大震災を描く-
昨夜からの雨はお昼近くなっ今、雨脚もはっきりと見えるかなり激しい降りとなっています。
我が家の桜も五分ほどの開花になりましたが、ずぶ濡れで痛々しく感じます。
幸いなことに花は散らすことがなく頑張っています。


今夜あたりは花見でいっぱいを楽しむつもりで、投光器をセットしましたがこの分では外では無理かもしれない。
例年でしたら誰となく酒を手に訪れてくれるのですが今年は当分無理でしょうか。

昨日 画材の仕入れのついでに蕎麦屋に入りました。
セルフ形式の店は安くてその割にうまく、いつも列をなしていますがさすがに10人に満たなかった。
その店で、始めてみるがらんとした店内であった。

東日本大震災を描く を紹介してまいりました。
3月の展示予定が新型コロナウイルスの騒ぎに巻き込まれ延期となり、最終的には今年は中止となってしまいました。
案内状・パンフなども印刷したばかりでがっかりしましたが、作品は健在ですから来年計画を立てようと思います。


 
今回で作品紹介は終了としますが、最後に元気な子供の絵に未来を託します。

17-東日本大震災を描く  邦の宝・伝統文化・祭り

2020-04-13 17:45:03 | 東日本大震災を描く-
新型コロナウイルスはますます脅威になってきました。
私の今の生活は人とあまり接触することがありませんので一先ず安心ですが先の長い話。

それにしても政府の対応は経済中心主義的で、どことなく不信感があります。
なによりも、対策の大臣が財務関係出身者であるという点です。
また日本医師会との力比べのような政治的な動きばかり。

ある方の案でしたが、消費税の引き下げのほうがはるかに救援になるといいます。
それもありかなと思います。

17-東日本大震災を描く--邦の誇り伝統文化
東日本には多彩な祭りがあるようですね。
正直わたしは青森ねぶたしか見ていないので知ったようなことは言えませんが・・。
 

現場に立つのがいいのですが、絵を描くものは雰囲気をつかめばそれなりに表現はできるものです。
写真やTV映像などからの想像をめぐらしていきます。
何枚もクロッキーをするうちにナニカを会得することができるのです。
画家としての鍛錬の結果ともいえましょう。

 

最後の画面は新旧の祭りを織り込みました。
いまや新しくはないかもしれないが、常磐ハワイアンはごく自然に浮かび上がったものです。
蛇足ですがそんな映画を見た記憶が蘇ったのかもしれません。
 

そして・・大好きな宮沢賢治の「雨にもまけず・・・」を仙台七夕のように。花火のように登場させました。



16-東日本大震災を描く--文化-郷土

2020-04-08 14:42:01 | 東日本大震災を描く-
新型コロナウイルス騒動 我が国もようやく非常事態宣言がされました。
午後3時に防災無線広報でそのことが響き渡りました。
多分日本中でそのようなことがなされているのでしょう。
その是非をのたまわるよりも素直に注意事項を守るようにしています。

ホわーーとした春の暖かさになり、我が家の桜も例年よりかなり早く開花しそうです。
昨夜の満月にはカメラを向けましたが、松本市内の桜公園まで出かける根性はありませんでした。
自分に晩酌をしたので止めたのだと言い訳をしました。


16-東日本大震災を描く  文化・郷土
9枚に及ぶ大作の注釈をしてきましたが、最後の9枚目の画面は、主に復興を成し遂げ人々が戻ってきた様子を想像したものです。
災害があって9年たった今、私の想像よりも早く作画のような風景が見えだしています。
遠く離れた者の感じ方だ、実態を知らないからそのようなことを言えるのだといわれさうですが・・。

先にどうして描き切れなかったのは 東日本の空気・・空 だと書きました。
描くのに何でもない空間なのですが、私の住む地の空とは違うはずだと出かけた。

東日本の空の明るさと近さに感動した。
その時はお祭りは見たわけではありませんが、以前に ねぷた を見たときアンバランスともいえる色づかいにビックリした。
そのようなことがフツフツト思い浮かび描いたものです。


サケも戻ってくる。みんな帰ってくる、修学旅行生もやってくる。


15 東日本大震災--文化の力

2020-04-05 17:10:36 | 東日本大震災を描く-
15-東日本大震災を描く-文化の力
被災者の苦しみ・悲しみそして頑張りなど、写真などを参考に描いたがどうしてもわからなかったのが空気なのである。
そればかりはその場に身を置かなくては感じ取れない。
いわば風景のエキスともいえるものである。

9年前に東日本大震災があった津波被害地域を直接訪ねることはできなかったが、同年8月に復興事業に出向く会社の車に便乗させていただいた。
何やら地震で傾いた送電鉄塔の修理とかであった。
地名は思い出せないが津波被害地域とは山脈で隔てているところであったが、屋根瓦が落ちた家ばかりであった。

移動はなんとかなるだろうと軽い気持であったが、バスの運行はなくヒッチになってしまった。
何とか津波被害地域にいって見たかったので、なんとなく田舎の交番に入る。
「暑い中ご苦労さん。」とばかり冷えた麦茶をご馳走になる。
信州から来たというとそのおまわりサンは長野市に勤務をしたことがあると。
よほど暇なのか、交番に立ち寄ってくれたことを感謝された。
そして肝心の交通機関のことであったが、もし目的地にいけたとしても宿泊施設があるかわからない、ということであった。
スマホはもちろん携帯電話もありません。

ともかく暑かったことを思い出す。
そして、大木が茂る森や山々で、製材所がいたるところにあった。

東日本は古代より多様な文化を育んできた地域。
中でも藤原家の繁栄は特筆でき、中尊寺金色堂が代表的だ。
私は以前に訪れていたその名刹を、東日本の人々の心の支えとして、また形ある文化財として描いた。




また蔵王山から金華山沖を俯瞰図を表す。
グーグルの立体地図など知らなかったので地図を参考に描いたものです。



14-東日本大震災を描く-復興

2020-04-02 17:38:02 | 東日本大震災を描く-
西部劇映画といえば大御所ジョンウエン。俺が法律だとばかり横暴で粗雑なカーボーイだ。
リバイバル映画を観るたびに同一視してしまうトランプ大統領。
その彼も当初のコロナウイルスの対応と大きく変わってきました。

日本では「マスク二枚を全世帯に配る」と何とも奇妙な対応に我がお口がポカン。
大金をもっと有効に使えないものかとストレートに協賛できない。

 東京都では仮設病院を建設しているのでしょうかね。
オリンピック会場の利用もあるのではないかと。

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世界中から送られた義援金や物資。
それらを区分け届ける人々。
人間愛の証だと思います。
復興の力は直接的な義援や助力ばかりではなく、陰ながらの応援も大きなパワーを生み出しました。
被災者の皆様もその力を感じ、わたくしたちに返してくれたのです。
まさに人々の力だと感じます。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本