棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

ワールドカップ・サッカーはらはらどきどき

2010-06-30 07:33:42 | 山郷の暮し
昨夜の決勝トーナメント、芯からチカビターー
PKでアーーーとなってしまうとは・・・。
サッカーど素人のわたくしでも、日本チームは本当によくやったと、心から拍手を送る。
それにしても、この試合に至るまでのマスコミのクルクル変わる反応はおもしろかった。
開会前の予備戦では一勝もできず、ぼろくそに言われ続けた岡田監督。
私もコリャーーだめだ、とマスコミに追随していた。
本番での一勝から世界のマスコミがコロリと変わり、「番狂わせだのおもわぬ転回・見直せ日本」などなど。
そんなことなどに動揺せず、ひたすら応援し続けたサポーターの存在。まさにサッカーならではの世界だ。
選手の顔のいいこと!! 目の力が凄い!! ウーーーと見入ってしまう。
涙をこらえ目を懸命に開く顔に、視聴していた我々が我慢を出来ずに、ボロボロ涙と気抜けしたビールをミックスしてしまった。
それに反し、今の相撲力士に彼らのような気迫と、勝負魂をまったくかんじない。
形骸化した国技など、古ぼけた御札並だ。

終戦65周年-りゅう王丸作品展

2010-06-29 08:28:34 | 山郷の暮し
昨日の蒸し暑さにはまいった!!
西日本では大雨で被害が心配され、蒸し暑いどころではアリマセン、といわれそうですが。今日も実にうっとおしい。
草ボウボウの散歩道を行けば、腰までびっしょりなってしまった。
賢犬サクラも進んで草道にわけいる気もなく「オイ!帰るか」の問いかけにサッサッとU タウンしてしまいました。
さて7月28日から松本市美術館での個展は、絵筆を握ってから40年間の私の叫びのようなもの。(この行だけでが5つもある)
私は自分の絵によって装飾的芸術表現よりも、自らの造形語をもって、アル内容・アル主題を表現することでした。
その起爆点は青春時代のベトナム反戦運動から続く、紛争・抑圧・自然破壊などなど、人間の行為・愚行に対しての辛らつな社会時評でした。
そのことは、美術表現者としての芸術性と非芸術の葛藤でもあったのです。
 私は芸術世界に40数年活きながら、独創的な芸術表現を手に入れた、とはいえませんが、自らの時代を語る作品を残すことが出来ました。
この度の展示会はそのことを顕わにし、終りなき芸術世界に新たな光明を求める起点としたいと思っています。


コウモリちゃん

2010-06-28 06:40:57 | 山郷の暮し
あと一ヵ月後の7月28日から予定をしている終戦65周年・人類の愚行を描いた40年 りゅう王丸作品展」があります。
その準備の真っ最中で、普段はあまり入らない物置部屋に入ると、コウモリちゃんがぶらさがっていました。
コウモリの種類は1000種以上で、哺乳類の4割を占めるらしい。ただし、にわか情報で確りと確かめてはいませんが・・・。
ウンチがたまってニオイには困ったものですか、さして悪いことをするわけでもないので、そのままにしておきます。
写真を見ればクリクリ目玉でかわいいではありませんか。

蛇足ながら以前にインドネシア・スマトラ島で、真っ赤に焼きついた空に、大コウモリの大群がフワフワと横切った様を思い出します。
私ひとり感動の声を上げたものでしたが、現地の人は????。


ダライ・ラマ法王来日特別講演

2010-06-26 08:28:50 | 山郷の暮し
法王のお言葉の多くは書籍で読んではいたが、法話というよりごく当たり前のことを、当たり前に語っている。と言ってしまえばそれまでであるが、そうだからこそ市井にあくせくして生きていかなくてはならない私達に、力を与えてくれる言葉なのだ。
古今の宗教教団の集まりは知らないが、ダライ・ラマ法王に絶対帰依とか、宗教的服従の集まりなどではなく、俗な言い方をすれば法王フアンの大集会ともいえなくもない。
私はそれでもいいのではないかと感じた。なぜならば、誰でも幸福に安楽に過ごしたいが不安はある。
しかし、オカルトや呪い・霊能的な教えには疑問を抱く人々の集まりでもあったかもしれない。
そして、チベットと中国との関係に憂慮している人たちの集まりでもある。
講演の中で政治的なことは一切触れなかったが「他者の幸せを大切にすればするほど、私たち自身の幸せへの意識も深まってゆく」
他者を誹謗することや、暴力にうったえる愚かさを暗に語っていた。
講演時間は2時間ということだったが、司会者がオロオロしているのを面白がっているごとく、お話は20分以上も延長してしまった。
盛大な拍手で迎え、お送りできたことに、皆がなんともいえない満足感・幸せ気分であっただろう。
天上桟敷から大スクリーンを観ながらの拝聴でしたが、大講演会でお聞きでき、書籍やビデオでは得られない大きな収穫を得ました。

ダライ・ラマ法王来日特別講演

2010-06-25 07:36:06 | 山郷の暮し
ワールドカップ・サッカー なんと勝ちましたネーー。
正直驚きで、にわかサッカーフアンはますます増えることでしょう。
 
ダライラマ法王は決して小難しいことを言うのではなく、我々が望むことを真正面から捉えてゆく。
誰もが不幸を望む努力などしない。幸福と平和・安らぎを望んでいるのであって、その境地に上下などない。

楽観的な態度は、成功への秘訣です。
全く初めから悲観的な態度をとれば、
小さなことさえ成し遂げられないかもしれません。
ですから、常に楽観的でいることはとても大切です。(パンフレットより抜粋)
そおなんです。お話は我々の成す全てを肯定することからはじまっているのです。
講演のなかで、今からでも勉強しなければと背中をたたかれたのが、
「日本人は優れた智識と知性をもちながら、世界に向かって発信がすくない。
もう少し世界の共通語である英語を話しましょう。ジャパニーズ・イングリッシュでいいのです。
私のブロウキング・イングリッシュで通じているのですから・・・。」
そして、ユーモアを交え、「私の英語ではイギリス・アメリカではチョット恥ずかしいが、日本では自信を持って話せます。」と笑う。
法王は自らの話によく笑ってしまうお方でした。

確かにインド的英語のダライラマ法王でした。
世界を放浪した酒飲みオッチャン連は、一滴の酒もなく「真剣に英会話の勉強をするか!!」
写真は会場での美少女・・・我は煩悩の化身成


ダライ・ラマ法王来日特別講演

2010-06-24 08:00:07 | 山郷の暮し
善き光りにみちびかれて--今、伝えたい心--
善光寺主催のダライ・ラマ法王の来日記念講演はオリンピック・スケート会場で行われた。
6500人の善男善女が数珠を手に、川のごとく集い来た。と、いうとウソになる。
ファッショナブルな老若の女性達がやたらと目立つ。元気のいい若者達、なんとも明るい感じで、黒色の法衣姿の方はスタッフだ。
ちなみに、SS-8000 S-7000 からB3000円と決して安い金額ではない。
そして、我々が滑り込みセーフの立ち見代は1500円也。

スタートは善光寺住職達とともに全員で般若心経の唱和からだった。
盛大な拍手で法王を迎える。
ニコニコとした笑みが大スクリーンに映し出される。
透明感のあるお声が場内に響く。チベット語と英語を交えての講演は、まず般若心経についてであった。
心経の解説そのものが難しく、法王の解説とて愚鈍な私どもには、たちどころに会得できるものではないが、ユーモアを交えてのお話に引き込まれてしまった。
私は法王の講演ビデオは以前から視聴しており、ユーモアに溢れ話と、ともかくジットしていない様は幼児のようだと感じていた。
事実、女性のすばらしい通訳あいだ手をしきりと動かしたり、目玉をクリクリさせたり、手がととけば通訳にツンツンしそうな感じだ。
面白い。実に面白い。あくびをし、なにかをムシャムシャ・ごくごくとそれだけ見ればお行儀が悪いが、全てが自然体で、拝聴する我々もリラックスさせられる。
強力なパワーを放つというより、会場が柔らかで透明な空間になってゆく。
抹香臭い話などひとこともなく、いつしか「善き光りに導かれて」いきました。

大切に保存したい立派なパンフです

ダライ・ラマ法王来日特別講演

2010-06-23 08:54:26 | 山郷の暮し
翌日(6-20)立ち見200名だけ当日販売するという情報に、まったく同じ酒飲みメンバーで会場のビックハットに向かう。
受付開始の10時は厳しく、正直車の中はアルコールのニオイがこもっている。何かあったらアウトだったろうが、ともかくダメモトだった。
講演会場のビックハットは長野冬季オリンピック・スケート会場。
入場者は6500人とかなりのキャパだ。駐車場への乗り入れは禁止で、警備は民間によるものだが、大変な人数。
警察による国が表立っての動きは控えざるをえまいが、其れと解る公安が点々といる。(オリンピック以上の警護体制らしかった)
新宿・名古屋から直通バスがしっきりなしに到着。
コンサートのようなウラーー・キャーーこそないが、静かながらいい緊張感が全域に漂う。
ダメモトでならんだ当日予約に間に合い全員手に入れるが、チケット売り出しは12時から。
さらに、開講は午後2時と、ともかく一日仕事になってしまった。
ソンジャマーー始まる前に一杯。とは今回ばかりはならなかった。
私達も真剣なのです。と、それもあるが、昨夜は飲みすぎたのが本当のところだ。
つづく。
いつになったら本題のダライ・ラマ法王の講演について報告できるのだろうか・・・。ナニセ、待ちに待った講演会ですので、ゆっくりと行きましょう
会場写真は人っ気がまばらですが、ナニセ広い処ですので・・・

ダライ・ラマ法王来日特別講演

2010-06-22 08:48:05 | 山郷の暮し
インド・ネパールでダライ・ラマ法王をひとめ観んと熱狂する、チベット難民の姿が思い浮かぶ。
私も彼らのバスや集団にはいり、会場の地へと向かったことが在る。しかし、彼らの熱気と臭気に打ち負かされてしまった。
チベット仏教に興味のあるものにとって、ダライ・ラマ法王の講演に参加するのは夢かもしれない。
この度長野・善光寺主催による記念講演は願っても無いことだったが、その気になったときにはチケットは早々に完売していた。

土曜日(6-19)はチベット民俗音楽コンサートがあり、友達をさそって出かけた。
法王が砂曼荼羅の開眼法要を善光寺本堂で行うとの情報に、早々に出かけたが、はっきりした時間がなんとしてもわからない。警護の関係もあるのか、ともかく行事次第が皆わからない。
市内一帯は3日前から始まり、オリンピック以上の警戒風景だと聞いた。

仕方が無いので市内で昼食がチョイト一杯になってしまった。
食堂には私達と同じように法王に会いたく待機をしているグループがあり、彼らはわれらの宴会を横目にでかけてしまった。
まーーそろそろだろうと本堂に出かければ、途中で食堂で行き会った一行にあう。
「本堂は締め切ってしまい、法要は誰も観れなかったが、参道を少し歩いてくれ僕達のわきを通ってくれた!!!」
と、大興奮をして話す。
ウーーーム。追加のビール3本が分かれ目だったかーーー。
まーーー、最初に法王に祝杯を挙げたのだ。と、酒飲み連は自己弁護。続く

ピカピカ光る畑

2010-06-21 10:13:43 | 山郷の暮し
先週はまるでTIBET WEEKのような日々でした。
松本から善光寺まで車でおよそ一時間ほど、良く通いました。
チベット僧(ラマ)による砂曼荼羅の製作見学や法要。チベット民俗音楽会。そして仕上げはダライ・ラマ法王の法話などなど、このことはゆっくりご報告したいとおもいます。

大雨が心配されましたが、蒸し暑い天気です。
我が家の近くに、ピカピカとまことに賑やかな畑があります。
蒔いた豆を鳩が守る対策で、無いよりは幾分いいと笑いながら話してくれました。
カラスはなんと、このCDにすっかり慣れてしまい、コイツで遊びだしたといいます。
口ばしで音を再生するのでしょうか。それとも虹色に光る怪しげな世界に、酔いしれているのでしょうか。
巣までには運んで、カラオケ練習はないようですか・・・。

個人の思い付きから、バラ公園

2010-06-19 07:58:04 | 山郷の暮し
深夜は物凄い雨降りでしたが、早朝にはピタリとやみました。
ヒョローーと伸びたヒマワリが倒れ、起こしてやるのが朝一の仕事になった。

各地で多彩なバラの花が咲き乱れる真っ最中ですね。
大小さまざまなバラ公園には、カメラを手にした見学者がいます。
安曇野市にある美術館は、バラ公園でケッコウにぎわっています。
このバラ公園の始まりは、前館長さんの自前でポツポツはじまったものです。
10年以前にもなるその頃は「仕事もしないで、馬鹿やっている」といわれ続けたと退官した館長さんがいいました。
まーー多くのことが個人の思いつきからはじまるもの。
公共の場を使うとなると、バラ木一本植えるのになにかとイチャモンがつくのはやむえまい。
「ただ空き地にするよりはバラでも・・自前でやりますから・・・」とがんばったらしい。

ただ今、美術館拡張工事中。工事塀の絵柄もバラの花です。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本