棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

桐の木

2008-08-31 09:36:28 | 山郷の暮し
昨年春 今日かな明日かなと案じていた土蔵が崩壊
危険な状態だったので、ワイヤーで くくってもらっておいたのですが、真夜中にドドドーーーン。
このの土蔵には、眼下の国道254号の安全を願い、チベット曼荼羅の壁画を描いてありました。
一期はかなり評判になったのですが、土蔵の雨漏りに気ずいたときは 手遅れだといわれてしまった。
 
土蔵ですから土はとうぜんどっさりありますが、一抱えも在る丸太が結構あるのにはびっくりしました。
土はワラとこね混ぜてあるので、作物にはGOOD。
特にナスにはいいんだそうです。

瓦礫の中から、スーーと伸びてきたのが桐の木
一年半で高さは6M近く、幹の太さも10cmほど。
いやいや伸びの速さは草並みだ。
直径1Mほとでかい葉っぱが、幹から枝のように伸びている。
その茎はまるでふきの茎と同じで、ウトンポで折れやすい。
秋になれば、バサリッと落ちてしまうわけだ。
まるで、熱帯雨林の馬鹿でかい葉っぱ並みだ。
今年はさらに数本が、すでに1m以上に成長している。

花札のデザインになっている、紫色の花は春に咲きます。

昔は女の子が生まれたら桐の樹を植え、嫁入り仕度に備えたといいますが、確かに箪笥の一竿も作れるかもしれない。

人間は怖いーーネッシー3

2008-08-31 07:59:45 | 大人の童話
「ボクなんか もう少しで ギラギラひかる大きなツメで殺されるところだった」
「フワーーーと降りてくる大きな手で 仲間がいなくなってしまった」
「ワタシのこの口の傷を見て!!。
いいにおいのする食べ物が降りてくるから 夢中で食べたの。
そうしたら いきなり引き上げられ 大暴れして やっと逃げることができたノ」

魚さんたちは 大きな目をうるうるさせながら 次々と話すのでした。

やままゆ蛾の飛来

2008-08-30 12:38:37 | 山郷の暮し
日本各地で豪雨被害、大変なことですね。
今日も夜明けから雨降り、残暑もないまま秋の気配が、色濃くなっています。
地域のニュースによると、残暑が厳しくなくこのままでいくと松茸の豊作になるとか。
とわいっても、パクパク食べられるものでもなく、あまり歓迎できない気候です。

今夏は虫の飛び交いも少なく、昨夜ようやくたどり着いた という風に
やままゆ蛾が飛来してきました。
ほぼ手のひら大で 12-15CM
日本で一番大きな蛾ということです。
クルミの樹にいると聞きましたが 確認はしていません。
たしかに、この谷あいにはクルミの樹が多いかもしれない。

なれない人は この大きな蛾がバサバサと舞い込んでくると ギョッ!とします。
燐ぷんがドウノコウノと言われますが、燐ぷんよりもホコリが舞い上がるのでしょう。
ガというとなんとなく人気がありませんが,ガは保護色か溶け込む模様が美しい。

この湖には--ネッシー2

2008-08-30 08:18:32 | 大人の童話
2
この湖には かいじゅうネッシーが住んでいたのです。
ネッシーは 湖がなんとなく騒がしく感じてきたので あまり水面にでませんでした。
なにより 魚さんたちから人間はとっても怖いと聞いていたからでした。

本当はお日様の光を浴びながら 水面を自由に泳ぎたがったのですが じっと我慢をして 真っ暗なよるだけ水面で泳いでいたのでした。

茗荷の花-2

2008-08-29 09:12:08 | 山郷の暮し
茗荷について検索・・花の写真はあまりありませんね。
雨にあい 少しとろけた花ですが・・・。
置いておきますと、開いてきますが 食べるところはフカフカになる。

茗荷は昔から日本の食材として、人気があったようですね。
私の一番好きな食べ方は、茗荷を割合大きくザクザク。
カツヲ節をパラパラ。ポン酢をポショポチョ。
今朝も採り立ての野菜と、パクパク。

まったくの蛇足ながら、我が家の家紋は『抱き茗荷』

みょうがの花

2008-08-29 08:38:19 | 山郷の暮し
作夜は雷を伴った大雨。各地で水害・交通マヒなど大きな災害になっているようですね。
この地も明け方まで雨降りでしたが、今は空も明るくなり、弱いながらもお日様の光が差し込んできました。

何度も書いてきましたが我が畑は雑草畑。
そんな中でも、みょうがが花をつけていました。
花が咲いては 中身がスカンポになってしまい 甘みが落ちてしまうといいますが
ワタシには 花が咲いていないと 採るのを忘れてしまいます。
花は白色から うす黄色。
雨にあうとすぐに溶けてしまう、妖精のような雰囲気があります。
写真の花は、最高の状態だとはいえませんが・・・。

みょうがの旨さは 日本人の舌だけが感じる味覚だと思います。
なんともたとえようもない臭いと味覚に 「妙」となったのでしょうか。
落語のテーマとなるほど、ただいまが旬。

松本地方には「塩の丸いか」がありまして、丸ごと煮込んだイカの塩ずけ。
そのままではとても食べられず、塩抜きをしてから、キュウリとMEX
この塩イカとみょうががまたウマイ!!!
ワタシは松本の名物だと、友へのお土産にしています。

昔からの保存食だったのでしょう。
生産地は、松本市よりももっと山岳の地ー大町市 です。
妙ですねーー。

犬の目

2008-08-28 08:20:44 | 賢犬さくら
顔を洗ったとき 腰から突然激痛が走り ウヒーーーとなってからほぼ3ヶ月たった。
「ヒエー腰がイテー」と投稿したのが7月4日から。
一進一退。用心のため杖を突き、背中を丸めながらも ようやくトボトボと歩けるようになってきた。
今朝はシビレも穏やかで 久しぶりに賢犬サクラと散歩。
といっても、ものの100Mほどの草薮の山道。

腰をやられ散歩ができなくなってから 賢犬サクラの行動が変わった。
以前だったら ピューーーと跳んで行くのだが、私の周りから離れない。
「そんなの当たり前ジャー」とおっしゃるかもしれないが、犬の従順さに改めて感心してしまう。
猫はこうはいくまい。
と言えば猫族にお小言をくらいますが、犬のジーーと見つめる目は、何かを語っている。
昨日までいた学生たちも「サクラは何か話しそうな目をする」と。
犬嫌いの者も「サクラだけは 触れる」と。

我が愛犬への親ばかでございます。 

蕎麦の花

2008-08-27 12:37:31 | 山郷の暮し
彼岸を過ぎたら とたんに涼しくなってしまった信州。
この一週間は 曇りまたは小雨が降り、夜は長袖がほしいほど。
虫の飛び交いも少なく、なにか締まらない夏の終わりになってしまうのでしょうか。

我が家に滞在していた学生たちに、信州の山風景(アルプス連山)を楽しんでもらえず残念でしたが、先ほど大満足で帰宅いたしました。
都会育ちの者にとって、一つ一つが目新しいようで 特に蕎麦の花が広がった畑に いたく感激しておりました。
できることなら 教科書的な知識だけでなく 五感に感じた思考を養ってほしいと つくづく思いました。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本