棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

ブラックリスト

2017-09-29 09:39:43 | 山郷の暮し
衆議院解散はありうるという政局でしたが、安部首相がアメリカから帰国間際の記者会見で「解散予告」。
出し抜けでもない想定劇だけに驚きもありませんでしたが、国会開会でなんの説明もなく解散宣言。
TVなどでは一方的に言いまくっていただけで、どこが丁寧な説明といえるのであったか。

私は自民党が必ずしも悪いとは思ってはいませんが、安部政権になってから体質が変わってしまい、なにより多様性がうせてしまった。
芯から自民党議員諸君、ご機嫌取りの閉塞的な政党になってほしくない。
与党絶対多数の弊害国会の証がこのようになってしまったとかんじてなりません。

さて今日の本題は政局のことではなく、ネット購入でヤフオクのオークションがあります。
暇っつぶしに何か面白いものはなかろうかと検索をしたりします。
落札をし、品物が到着。思ったよりも良いものであったりしたときは嬉しい。

まーー失敗も少なくありませんが、それも楽しみの範囲のお値段でのことですが・・。
しかし、只今私はブラックリストに手配されてしまい、業者出品のものは入札拒否されてしまいます。
当初はどおいうことか解りませんでしたが、半年ほど前にあるものを入札しておき、多忙につきすっかり忘れてしまった。
どうもそれから「評判悪し」の手配書がデカデカと貼られてしまったようです。

面白そうだ、とこの値段ならば購入したく入札手続きをしていった挙句
『あんたはダメだよ』という意味の赤字が表示されます。
どうでもいいのですが、やはり面白くなく不愉快な気分になる。
「俺みたいな正直者をナントいやがる!!」
何とかならないのかと検索してみたが、私の技術では空振りだった。
ただし、個人出品の方には問題ないと思います。
先日も落札成功しばかりです。

と、まーーくだらない話でした。

鎮守の森の村祭り

2017-09-26 18:59:29 | 山郷の暮し
先の日曜日に旧知の画家から案内状をいただき、松本市から国道51号を3-40分北に向かった池田町に久しぶりに行った。
この町は国道に沿って商店街があるのだが、何処の田舎町と同じくシャッター通りになってしまった。
人っ気がまるっきりない通りだが、所々に江戸末期から明治期にかけて建てられたと思える重厚で立派な造りの商家がある。

路地に入ると土蔵が並び、うまく利用されているものもあれば、崩壊にまかせるものもある。
この池田町は大層栄えた所だと思える。


ちょうど祭り日で、午後3時半ころだったが祭り会場を訪ねてみる。
小学校に続き杉の巨木が見え出すと、子供さんやお年寄りに行き会いだした。

大きくりっばな鳥居には「八幡神社」の扁額が掛かり、巨木杉に囲まれた100メートル近い参道には、
片付けを始めた露店が点々と。

社は昭和期のものだがこれも造りがよい。
境内には土盛りされた本格的な土俵が造られていた。
そして、山車蔵8基が並んでいるのにはおどろかされた。
先日に引き回され、夜祭へとなったようだ。
昔は3日間ぶっとうしで楽しんだものだと、長老が話をしてくれた。


舟山車も神前にあり、3-40名の若い衆が待機。
やがて神主がお払いをし終えると、いきなりもうスピードで旋回し、参道へとぶっ飛んでいった。
「エッ!!!写真を撮る間もないジャン。まるで岸和田のクンチだ」


若い衆のハッビは昔から伝わってきたものらしく、色あせているが、なかなか粋なデザインだ。
8町内それぞれに伝わっているモノだときいた。


約束の時間があったので、一時間にも満たない見学であったが、鎮守祭りの心意気を見た思いがし、来年はとうしで見たいと心から思った・

小ぬか雨降る初秋

2017-09-23 18:24:14 | 山郷の暮し
刈り入れ真っ最中の黄金色の田んぼは、次第に土色に変わっていきます。
それでも、花の谷は全体が黄色にかすみ、今夕は赤い夕日ではありませんが、どこか寂しげな光になっています。

今日 完全に仕上がった、とした作品があります。
「小ぬか雨降る初秋」F30 
パステルをベースにした制作法で、明暗も強くないそぼ降る雨 の光景を描いたものです。
それ故にパステルが適しているのです。


私はあまりパステル画法を会得していませんので、どことなくボヤーとしたパステル画特有の雰囲気が苦手です。
ついつい明暗を強くしてしまい、小ぬか雨降る初秋 様々な色に満ちていながらどこか寂しげな様子にならなかったりします。
絵画的創作をせずに、我が家の雑草畑を素直に描きたかったのです。


先年も同じように描きましたが、向日葵の表現がまったく異なっています。
今回の作品はチョット寂しげな「自画像」となりました。

稲刈り

2017-09-14 10:33:45 | 山郷の暮し
明日あたりから台風の影響がありそうですね。
散歩コースで一番早いハゼがけされた田んぼがありました。
また、刈り入れの準備をしている老夫婦の姿も点々といます。
おそらく台風を心配しているのでしょう。

ダイナミックな動きがあり美しい。などといったらしかられそうですが、これは風の被害ではないようです。

蕎麦の花も満開になっています。

今日の午後には脳梗塞で倒れてしまった友の見舞いに行く予定です。
私より年下ですが身につまされて、なんとなく気が重い。

残暑

2017-09-10 11:51:14 | 山郷の暮し
3日ほど前からようやく刺すような西日が照りつけ、すっかりわすれていた蝉の声も響いてきます。
ようやく残暑と言う言葉がピッタリとくるようになりました。
田んぼは黄色づき、早いところでは稲刈りを始めています。

我が家の雑草畑も向日葵は首をたれ、コスモスと百日草が主役になっています。
百日草は特に好きな花ではありませんが、今年は今まで以上に大きく多彩な花を咲かせています。

秋の花といえば鶏頭の真っ赤な花でしょう。

畑ではレリーズ・フラワーと称されるオクラの花がいいですね。

散歩道に名前は忘れましたが直系10センチ以上のきのこがありました。
毒ではありませんが、味も素っ気も無いしろものです。

川原一面に覆い尽くしているアレチウリ。一時は外来種駆除と賑やかでしたがもーーどうしょうもありません。
この下にはカヤや葦が生えています。


白日夢ー1945-8-11

2017-09-07 11:24:18 | 山郷の暮し
湧き上がる入道雲に生命の活力を託し、描き出したのが八月初旬。
しかし、不順な気候と怠惰なこともあり、心から湧き上がってくる制作欲・力がなく、遅々として進まなかった。
制作途中の経過を投稿しましたが、友人のアドバイスから描き出す意義を自分自身に納得ができたのです。


それより一気に出来上がっていきましたが、正直なところまたまた飾っておけない絵(売れない)を描いてしまった。という、なんとも俗な思いがしだしたことは確かで、そんな自分が嫌になった瞬間もある。

この作品は、近年では珍しいくらいに、若きころの制作をする意味について悩んだ状態と同じ心的経過でした。
ただし、若かりしころのように頭を抱えることはありませんが・・・(笑い)。


当初の湧き上がる入道雲と吹き寄せてくる風の様子は、不気味なものになってしまった。
手前の風に揺れる向日葵は観ているうちに、被爆体験者が描いた悲惨な人々に観えてきた。
そんなイメージはなかったのですが、そう観えた限りより強調することになってしまった。

この作品は終わりがないなーーと感じ完成としましたが、赤く描いた部分を白系にし、ドームと川を赤くする発想もあります。
PCにて簡単に写真編集をしてみましたが、そのほうが白日夢の題名らしいとも観えます。

作品としての良否は判りませんが、73才の今の思いです。
偶然と言うか、そのような国際状況になっていたのか、
このような光景が決しておきてはならないと制作を終えて祈るばかりです。

秋ですねー

2017-09-04 11:42:00 | 山郷の暮し
前日投稿した「ミツバチのお家」でススメバチが襲うと書きましたが、今朝の散歩時は小ススメバチが数十匹すきをうかがっていました。
写真を撮ってみましたがわかりにくいでしょうねーー。
麦藁帽子を冠っていましたが、すぐ脇を飛んで行くのはあまり気分がよくない。

昨年は天井裏に巣をつくられてしまい、業者もお手上げ。
そこで考え出したのが「ペッタンコとつくネズミ捕り」を棒のさきにつけ、
出入りをしている屋根の隙間に置けば、連中は怒り狂いペッタンコを攻撃。
イヤーー恐ろしいほど。
確か数枚使って完全退治をし、その様子は投稿しました。

話はまたまたそれてしまいますが、「セイタカアワダチソウ」という外来種が繁殖し問題になりましたが、一時よりは見なくなりました。
その黄色い花の蜜をミツバチが採取し運んでしまうと、せっかくの蜜が臭くなりだめになってしまうと聞きました。
養蜂家からの話ではないのでその真意はたしかめていませんが・・。


夕顔 です。
源氏物語ではありませんが、本当に清楚で可憐な様子ですが、その実となるとデッカイ。
これからカンピョウを作るわけです。
「一個もっていくかい。味噌汁の具になるよ」と言われましたが、ぶら下げてゆくのには重過ぎる。
代わりにナスを数個いただいてきました。

我が家の花畑にある「ウドの花」。白く美しい。
写真を撮るため一歩踏み込めばなんとチビノ蝮がカッと口を開き身構える。
一匹いるとはまだまだ2-3匹は居る可能性あり。

犬のハナが飛びつきそうでしたが、ただならぬ様子にひかえていました。
蝮は逃げないので棒をもっていればかえって殺しやすい。
草刈でチョンギッタ、などとよく聞きます。

秋ですねー

2017-09-03 19:00:08 | 山郷の暮し
朝はチョット冷気を感じる柔らかな風が流れていましたが、実にさわやかな一日になりました。
走り去る行楽の車もスッカリ減り、田んぼのあぜ道の草を刈るエンジン音があちこちから響いてきました。
今日はバカチョンカメラではなく、重い一眼レフ。
このカメラをぶらさげて撮影をするほど写真狂では無く、主に絵画作品撮影として使っています。
カタログや制作記録保存などで、バカチョンではやは使い物にならない。
ついでですが、油彩画は光ってしまうので撮影は難しい。
撮影ライトを購入し、写真家の兄から教わりしながらようやくものになってきました。

話はカメラではなく、秋の気配がしだいに濃くなってゆく。
そんな様子を朝夕 散歩コースにてバチバチやってみました。

写真狂でしたら月見草が開花するまで待っているのでしょうねー。
手持ちだったのでぶれていますね。

写真をやる方の辛抱には頭が下がります。

農道をテクテクと。気分の良い道です。

ナンダコリャ。と言わないでください。
放置された田んぼは雑草が一面に生え、秋の虫のコーラスの舞台です。なにか柔らかなムードですね。
そお想像して見てください。
バカチョンとカワラねーーと言われそうですね。

秋風みたいだ

2017-09-02 16:07:26 | 山郷の暮し
朝一から雨雲がたれこめそよ吹く風は涼しい。昨日の朝は14度と布団をかき込んでいた。
台風15号の影響なのかこの冴えない天気はいやになってしまう。
散歩時に稲穂を点検している農家の方に行き会う。
天候は不順だが米のほうは問題なく、稲刈りも一週間くらいは早くなるかもしれない。
台風で稲が倒れるほうが心配だ、と話してくれた。
素人には出来具合の違いは判らないが、いつの間にか稲穂が深くたれている。
毎日その脇を通りながら、特に関心がないと見逃しているものである。

そお言えばせみの鳴き声は消えてしまい、草むらからはこおろぎをひっとうに秋の虫の声が響く。

そこでバカチョンで散歩道の秋の風情を撮る。

散歩道のヒノキ林 西日もかなり斜めに射し込むようになってしまった。

コスモスと上弦の月 の予定でしたがフラッシュが利いていなかった。お粗末さま。

稲穂です。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本