棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

給付金申請

2009-03-31 19:54:56 | 山郷の暮し
麻生総理大臣のコイツァーイイヤーと思いついたとしかおもえない、無策経済対策ばら撒きおこずかいの申請書を郵送しました。
我が家近くのコンビニのコピー機は、いついっても使用している人はおらず、私の専用のように使えている。
それが、今回は通帳と免許書を手にした人たちと順番待ち。
こんな光景は、お店が出来て初めてのことだろう。
互いに目があえばニヤリ。そして「くれるというものをもらわねーバカはイネージ」と。
そして「こんなことが経済効果UPに役立つとは思えネー。ただの人気取りダイネ」
そして、今夜のニュースを見れば、赤字国債も辞さないと「白波五人男」並みの大見得。この人本当に大会社の経営者だのかしら・・・。
「アターー(後は)しらねーー、宵越しの金は酔うこしの金。一時逃れよーー。いろいろいうねー」

つれづれくさ-僧は幸せだったか

2009-03-31 07:47:04 | 物語・絵本・童話
今は昔、それなりの家柄と地位のある美しい女房がおった。
この女房、気がいいというのか、優しいと言うのか、いいよる男にたいへんしんせつであった。早い話が俗に言う尻軽女。
夫は女房にべたぼれの小心者で、焼餅焼きだった。
惚れた女房をほめられるのは悪いきはしないが、余りほめられると、自分がバカにされているような気がしてくるのだった。
そのたびに、頭をよぎるのは「知らぬは亭主ばかり」ということだった。
良く良く考えてみれば、自分は特別いい男でもなければ、とりわけ身分が高いわけでもない。それなのに、あんなにいい女が女房になることが、不思議だと思い始めてしまった。
ナニカアル・ナニカ秘密がある と。

ひらめく

2009-03-30 19:32:03 | 山郷の暮し
今朝ともいえない4時。柱時計のボーン・ボーンの音に、もやもやしていたイメージがはじき出された。
What? ただ今製作中の「人間釈迦生涯図.・三部作」 涅槃の部で、どのようにしたらいいのか定まらなかった部分がひらめいたのである。
釈迦の涅槃のイメージは、30年以前に85歳でなくなった父、そして10数年前に92歳で亡くなった母の姿を思い浮かべていた。
古今の涅槃図にある、穏やかでなおかつ神々しく、後光が放つ姿がベースでの構成であるが、定番の構成に今ひとつ納得が行かないでいた。

釈迦の死(涅槃)はドナマチックでダイナミックなものではなかったか。
すざましいオーラを放ったはずだ。それが、今でも続いているのだ。そこまで踏み込んだ絵画はない。絵画だからこそ出来る表現をしなくては・・。もっともっと絵空事にしていいのではないか。となれば、当初の製作意図(リアリティーの追求)と方向が変わってしまう。
だが、キリスト教絵画にある様々な出来事の絵は「絵空事-暗喩的なこと」と言い切れない。実は当事者は現実であった。と、感じるようになってきた。

その答えが夜明けに観えてきたのです。しかし、8-90%出来上がった今、かなりの手術が必要で勇気がいます。更に水彩がへースなので画材的に難しさがある。
だが、いけなければ、新しく描けばいいのである。と、腹を決めたらスーーーと、自然に筆がとれた。。

曖昧屋―龍王温泉

2009-03-29 20:48:39 | 山郷の暮し
続き
すべてが思いつき。絵画制作でフット気が抜けたとき、気分転換でナニカ全く関係のないことをおっぱじめてしまう。ある時は、思いつきのほうに熱中してしまうことも珍しくはない。ただし、完成しなくていいのである。完成することが目的ではなく気晴らしだ。
だいたいなんでも完成させてしまったら、面白くない。
未完の完成などと高い次元のものではないが、頭の中で支離滅裂に完成品を想像しているのは楽しい。そおーー何でもかんでも楽しむことかもしれない。
そのうち、ライオンの口または小便小僧のチンチから、または岩間から、風呂に入りながら夢想。
その結果。我が家の曖昧屋龍王温泉はイラストのようにしたいが、これこそ絶対に完成しない。

曖昧屋--龍王温泉

2009-03-28 12:27:25 | 山郷の暮し
それでは・・・お湯を循環させるにはポンプがいる。ついでに浄化できれば理想的。ならば金魚の浄化装置でいいのではないか。
ホームセンターにいったら大型機はけっこう高く、そこまで投資するきもなく、思いつきを断念しようとした。
家庭用小型ポンプが1000円。ウッ!!これでいいのだ!
ろ過には金網ザルにフイルターを詰める。お湯をうまく落とすために、はたと気がついたのが、ちりとり。そこにお湯を落とせばOKできあがりしめて1300円。
だが、なんだか工夫がなくて面白くない。
ともかく、薪にならずに生き残った板切れで、角に棚を作り、即席濾過器をとおして、水音を楽ししむ。それだけでは芸があまりにもない。散歩道からスギッパ(杉の葉)をシロッテくる。
チョロチョロいいおとがひびいています。曖昧屋龍王温泉は今のところこれでいいのだ。つづく

温泉気分に

2009-03-27 18:07:41 | 山郷の暮し
真冬に戻ったようなサブーーイ一日でした。
ラジオから「なごりゆき」の懐かしい曲がながれてきた。そんな呼び方をすっかり忘れていましたが、今日の雪の舞い方は「なごむ」なんてーもんじゃーない。
こんな日は腰の痛みが増し、温泉に浸かっていたいが、そおもいかない。
家庭風呂はほとんどがUBで清潔感はあるがどうも面白くない。我が家も外が見えるように作ってはあるが、今ひとつ面白くない。
腰を痛めているただ今、風呂は治療のひとつだ。決して長風呂ではないのだが、どうしても温泉気分で浸かって入られない。
そこで唐突にひらめいたのが、お湯を岩間からチョロチョロ落としたら、チッター風情もありはしないか。
いつものごとくラチもない発想だが、お絵かきをしているより面白そう。
つづくのだ

つれづれくさ-結婚詐欺

2009-03-27 07:47:12 | 物語・絵本・童話
その後に、もれ聞いたことによると、かの女が最も恐れていた、自分を知る者との出会いであった。身の危険を悟り、計画を中断したというのだった。
さらに、男のあまりにもの誠実さに、仲間からの催促を延ばしていたというのだった。
まもなく男の母親は亡くなり、美しき女を思いつつ、寂しいながらも平安な暮らしであった。

作者の言葉  男は美しい女には弱い。美は強力な武器である。良き忠告も・換言となってしまう。
だがこの男、一時は天にも昇る思いを味わったのだから、幸福であったのだ。そのことが心の財産と思えるか思えないかは、其の人しだいといえる。

カストロさんも激賞のイチロー

2009-03-26 16:08:38 | 山郷の暮し
昨夜のTVニースは、WBC優勝選手インタビュー一色だった。
原監督のコメントもなかなか意味深い内容だったが、イチローの弁は、さすが言葉を大切にするアメリカで揉まれている結果だと感じた。
「韓国のユニホームを。メキシコのユニホームを」と、この着るという言葉に、己の不調から日本チームの足を引っ張ってしまったという、自戒の念がこめられていた。そのほか、あえて婉曲的に意味深いコメントに、彼の知性をかいまみた。
イチローがあえて強調してといったのに、NHKはこのコメントの字幕にの文字をぬいていた。じつに愚かしいことである。
日本のスポーツ選手へのインタビューは、訊ねる方も答える選手も通り一遍の受け答えで、面白みがない。
海外のインタビューは、抽象的であったり、時には宗教的であったり、哲学的であったりする。
激しき運動から会得した知性のようなものを感じる。
残念ながら日本にはそんなインタビューはない。
昨夜のイチローの受け答えは、世界に通じる言葉だと思った。

つれづれ草-結婚詐欺

2009-03-26 08:49:01 | 物語・絵本・童話
お手前の女房と称する女は、元は遊び女。今は「よろず相談」と称して、お手前のような者たちをだましている詐欺団である。被害の取調べにまいった。正直に申告せよ」と検非違使の面々であった。
寝耳に水とは正にそのとうりで、男にとって何のことか、さっぱりわからなかった。
検非違使に問い詰められ、一つ一つ調べてみたが、田地田畑の財産は異常なかったし、蓄財とて不審なほどの目減りではなかった。
「どうやらめずらしい事もある。手遅れにならぬうちに捕まえてよかった。ワシラに感謝してもおかしくわないほどだ」
被害届けをしないという男に、いやみっぽく言った検非違使であった。

女子大生万歳

2009-03-25 08:26:38 | 山郷の暮し
庭の三州の木が満開
昨日までとうってかわり、鉛色の空からただ今フワフワと綿雪が舞い降りてきました。新芽の鮮やかな緑と、湿りを帯びた濃い色の畑地。そして白いフワフワ。観ているだけでなんとも美しい風情です。ただし、積もらないことを願います。

昨日は我が家に宴会合宿に来た、女子大生からの電送写真の話をしました。
ついでに、ラチモないことを話しますと、オッチャン連はヤッパシ女子大生には弱い。たとへ、同世代の子供があるお父さんでも弱いことだろう。
理屈はともかく、自分の子供には厳しく、他人の女子大生には弱い。
彼女たちから尊敬の念をチョット含め、それとなくくすぐってくれるとてくれると、オッチャンは弱い。
「いやーー、あの子はいい子ダーーー」となる。
顔かたち、仕草ももちろんあるが、オッチャンはそんなことをあまり評価基準にはせず、お父さん・お母さんを尊敬しているというような雰囲気を感じただけで・・・・弱い。
芋焼酎大好きのオッチャンの話は、就職活動には役にたたねーかも知れネーが、人の生き方にはちったーたしになるズラ。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本