棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

食事風景-1-中国

2009-09-11 09:37:46 | 山郷の暮し
私が見聞きした世界の食事風景は、庶民中の庶民。屋台風景の延長上の庶民食事風景ばかりですが・・・。
まずリアルに浮かぶのは中国人の食事。
旅のほとんどが暖かい季節であったということもあるが、半ズボン一枚のドテーーとした半裸姿に、ドンブリを手にウロウロ歩き回りながらの飯食だ。
カーチャンやがきも、にたりよったり。玄関口や路上の涼み台などでなんともキタナラシイ。
早朝、茶屋や公園などでゆったりとお茶を楽しんでいる人々とは、とても思えない食事風景だ。・・・もしかして彼らは、私が知る庶民とは別人種かしら・・・
テーブルマナーなどあるのかわからないが、口から直接、床やテーブルに吐き出す。まーー生活レベルが違うらしいが。そおそお、強い酒などを平気で吐き出している。
汽車の大衆者車内となれば、まさに食い物ゴミとヒマワリの種を吐き出したものがビッタリだ。
なんだかゲーーとなってくる中国のこの食事風景は、決して貧民街の風景ではアリマセン。
イラストは旅日記より--公衆トイレ・U字溝に並んで--時々上から水が流れてOK--大都市では少なくなっているようです。いつも思うのですが、中国の集会ともなれば半端な人数ではない。その排泄の対策はーーー
次回は印度あたりを

82-珍訳源氏-子供の出世には

2009-09-11 09:26:41 | 物語・絵本・童話
貴族社会では、子供の成長を祝い事で、後見人の地位が問題だとはなしました。
更に母親方が重要で、母方の意見の方が強いということです。
ここが平安貴族社会を観察するのに、大切なポイントといえるのです。

我々は若君を四位につけようと思っていましたが、源氏殿はまだ早いと六位のままでいました。孫かわいさの大宮は(祖母にあたり、私の実母)源氏殿にみっともないと言いましたが「若いときに確り勉強をさせ、家柄や実家の身分で得た官位・官職ではなく、本当の実力で帝に貢献できる人材にしたい」と、大學寮にいれたのです。
若君は成績はいつもトップクラスで、父親・源氏殿もだいまんぞく。そのうえ、養女としてひきとった、御息所の忘れ形見・斎宮さまは源氏殿の思惑通り、中宮に選ばれたのです。
源氏殿は太政大臣となり、私はその下の右大将に昇格しました。彼とはなにごとにつけよきライバルです。政務は多忙を極めましたが、貴族連や部下からの受けもよく、我が評価も源氏殿に負けないくらいたかいものでした。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本