棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

大安吉日

2011-04-29 09:09:43 | 山郷の暮し
春の連休のスタートは大安吉日。あちこちの神社では、まばゆい春の光に照らされた新郎新婦たちが、玉砂利を鳴らしながら神殿に歩み行くことでしょう。
(私の記憶に在る美しき神前結婚式はそおだったが・・)
と、始めから書くつもりではなかったが、きらめく春の光を見ていたら、朱色の鳥居
をくぐってきた、はるか昔の結婚式を思い出した。
今はすべて室内で、自然光の下での結婚式など出席することがなくなってしまった。
 今朝は遅霜注意がでていましたが、心配は無かった。
ピリッとした冷気が、清冽な光とかえている。
いよいよ花の谷は、色彩にあふれ、活力に満ちた振動が響き渡ることでしょう。






高貴な純粋

2011-04-28 07:48:00 | 山郷の暮し
未曾有の大震災で、助け合い支えあう日本の精神文化の尊さを日々感じます。
その一つ一つを比べようもないのですが、天皇両陛下の被災地訪問は、最たるものではないでしょうか。
私は「天皇陛下万歳」組ではなく、まー日本の文化の象徴として存続してもいいのではないか、程度ですが、陛下の行動に突き動かされる
感動は何であろうかと、あらためて思い知らされた。
陛下の損得・権力無し(当然だといえばそれまでだが)の高貴なる純粋性に、大いなる安らぎを得る。
無限のかなたから魂が揺さぶられる思いがする。不思議だ。この不思議な気分が日本人なのであろうか・・・。
私がそれなりに年を得たことなのであろうか・・。若い方々はどのようなおもいで、お迎えするのであろうか・・。
残念ながらその辺の取材報告がない。いいことだけではあるまい。
 米国の日本文化研究家のドナルド・キーン氏が88歳にして、大好きな東北の人々に出来ることをしたいと、日本に帰化するという。
まさにボヘミアンの魂を感じる。
 そして、先日なくなった伊藤蘭・スーちゃん。死期をまえにふり絞ってのメッセージは、命の尊さ、重さをせつせつとうったえていた。

今日もすばらしい心の肥やしを知ることが出来るであろう。

記憶なんて・・

2011-04-27 08:30:30 | 山郷の暮し
ぼわーーーんとした生暖かな部屋に「しまった、またストーブをつけっぱなしだった」と。
さにあらず、昨日の薄ら寒い雨は一日降り続き、いったんたたんでしまった防寒着をひっぱりだしたが一変する。六月なみの朝だと言う。
やはり、ことしゃー不順だと思ったが、記憶なんてあてにならない。特に私は・・・
というのは、今年の遅いサクラの花の開花に記録的だと書いてしまったが、なんのことはない。
昨年の我がブログを見れば、今年と対して変わりがなく、開花以後はやはり寒い日があり、月末に花見をしていた。
浮かれ天気での散歩もいいなーー。

ひらめきの朝

2011-04-26 08:36:02 | 山郷の暮し
描こう。しかし、どお描こう。とだいぶ前から頭の中でフツフツしていた。
それが夜明けごろパッ!!と観えた。となると、あとはどんな手順で作画してゆくか、技術的な段取りである。
そのひらめいた絵画というのは「不動明王」なのです。
この仏は大好きでたくさん描いてきました。最近では自画像的な作風になってきていましたが、いま少し進めて「明王曼荼羅」の構想を練っていたのでした。
今朝のひらめきは、ストレートな曼荼羅図ではなく、その手前の段階とでもいうものでしょうか。
どう展開してゆくのかわわからないが、自画像的にならず、今までにした事が無い画法で(自分の中で)装飾的な要素を取り入れたものにしたいと意図しています。
写真は我が家のサクラ

無限の想像

2011-04-25 09:40:49 | 山郷の暮し
昨日はカメラを手にゆるゆると散歩。
雨上がりに強い日差しが照りつけると、一気に水蒸気が立ち上ります。
まるで昇り竜のような勢い。結して珍しい光景ではないのですが、かといって風があるとこおわいきません。
昇り竜 と言いましたが、この想像は古人のもの。
自然のなんでもない営みから、古人は多くのものを想像し、創り上げてきました。
無限な創造力についていけなくなった現代人が、過去の創造に迷信だ、などと唱えるのもおかしなこととは思いませんか。

透明な一日

2011-04-24 17:55:03 | 山郷の暮し
少し冷気を含んだ気の流れが、春の光を一層透明に感じさせた一日でした。
我が家のサクラもまさに満開で、はちきれんばかりです。
メジロがたくさん飛来し、それはせわしく動き回っている。カメラをかまえてもなかなか思うようにいかない。デジカメだから気にせずにパチリとできますが、難しいものです。やっと一枚いけました。

花見宴会の時期ですが

2011-04-23 07:57:04 | 山郷の暮し

例年ですと今日あたりはサクラ吹雪のなか、花びらを浮かべての宴会騒ぎでしょう。しかし、今年はありません。
天候不順もあるし、なんといっても震災への思いもあり「宴会やろうーー」という声が無い。少し寂しく、みんな年をとったせいかなーー、などと。
かくゆう私も、腰痛からくる足の痛みで、散歩もままならない。
医者からアルコールは厳禁だよと釘を刺された。
少しの晩酌は・・・と。痛いのは私であってお他人様ではないのは、わかっていても飲みたい。
ノンアルコールでの宴会などしたくわネー。
雨空を見上げて、酒恋しとため息でゴンス。

春風

2011-04-22 08:27:09 | 山郷の暮し
 チョットひやっこい空気ですが、窓をいっぱいに開き、春の風とコーヒーを飲んでいます。
今年の花は記録的な遅さで、我が家ではまだ三分咲きというところ。

六月の絵本原画展示会に向けて、いよいよ本格的な準備に入りました。
いつものことながら、一ヶ月前から心身ともにその気になってくるものです。
作品の製作はないのですが、キャプション製作など、それなりにやることがある。

ただいま、統一地方選の最後・市会選に向けて賑やか。
前回の選挙では友達が立候補し、お手伝いをせざるをえないはめになったが、今回はそんなアホなこともなく気楽です。
候補者に 犬のとうぼえ あるばかり

美しい朝

2011-04-20 08:38:16 | 山郷の暮し
昨日の慈雨に次々と芽生えた新緑に、うっすらと霜が降りかかっていた。
朝日がサーーーと照ると、フワーーと乳色の湯気に変わってしまった。
水滴のきらめきに揺れる畑地は、緑色が一層増した中に点々と小さな花が見え出した。
我が家の桜は、これからせいいっぱい春を歌い上げてくれるだろう。
 歌うといえばウグイスだが、面白いヤツがいる。
玄関戸をガラガラと開け外に出れば(当たり前ですが)必ずホーーホケキョッと鳴くのがいる。
それも、向かいにある桜の枝からだ。時には目さえあうことがある。
数回「おれの縄張りだ!!」と叫んでから、別な藪へと移っていく。
賢犬サクラは、まったく知らん顔で、娘のモモ宅へ朝飯を食いに行った。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本