棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

2-生命賛歌

2012-09-29 09:35:17 | 山郷の暮し
若夫婦の赤ちゃん誕生ニュースに、真夏以来くぶっていた「地母神」の塑彫製作がにわかに蘇った。
発想のきっかけとなった8月11日の製作日記を見ると、花火見物のとき妊婦の姿を見て「この姿こそ地母神だ」の感動からだった。
私自身がこの世に誕生した「私が生まれし処・生命の根源の地」と書かれ、クロッキーがなされている。
数日後には準備が始まったが、暑さもあったのか、まだ熟しきっていなかったのか、中止じょうたいだった。
そして・・昨日から製作意図も固まり、粘土をこねる。
 
昨夜はふつふつと煮えたぎり今朝は早々に製作に入り、3時間ほどした今、コーヒータイムとする。
ところが、コヒー豆が終わっていた。しかたがないので「青汁」にする。
まったく違う飲み物になんだか気が抜けてしまい、このブログを書く。

生命賛歌

2012-09-28 07:42:48 | 山郷の暮し
先日は「命の終焉」と少し重いテーマを投稿いたしましたが、今日は真逆の「新しい生命」です。
昨日 初めてジーちゃん・バーちゃんになった友人が「赤ちゃん見にきて!!」と。
最初の土産には「紙おむつ」かな・・・。としか思い浮かばなかったが、昔からの布おむつで育てるという。
となると、何を持っていっていいのかさっぱりわからない。

大型スーパーにいく。ベビーコーナーでオッチャンはとまどいながら、店員に相談。
「下着セット」がよかろうと土産に拝見に行けば、うすくらい部屋に母子共に横になっていた。
¥X?式育児法とかで2-3週間は暗い部屋で育てるのだという。
つまり、哺乳動物は穴倉である期間育つ、其の論理での育児方法なのか・・・。
ビッカ!!とやるのもはばかれたので、かわいい写真はありません。

 話は変わるのですが、この産婦さんには(犬の散歩などをしてくれている)入院前にパンパンに丸くなったお腹をさわらさせてもらった。
一瞬ドキッ!!としたが「俺もこのようにして生まれたのだなーー」と思った瞬間、自分自身が生まれ出る前というか
胎内にいた自分を作品として創造していないことに気がついた。
さっそくクロッキーをしておいたが、まだまだ煮詰まった状態ではありません。

懐かしの たまどん

2012-09-27 07:07:39 | 山郷の暮し
先日ふらりと京都に行き、京都に住む甥子の案内で只今人気のある、陰陽道の阿部清磨神社に。
私もなんとなく聞いてはいたが、ピカピカの小さな神社。
鳥居の扁額・ダビデの星(実は桔梗の図案化)にはいかにもそれらしい。
若い女の子がうじゃうじゃいたが、この神社の話ではなく、近くの小さな食堂のことです。

うどん・そばと、以前はどこにでもあった食堂で値段も手頃。地元のバーちゃんもうどんをすすっていた。
なにはともかくビールをグビーーとやる。
甥子はうどんが美味いと言っていたが「たまどん」の文字が光っている。私はこの「たまどん」が大好きで、以前は蕎麦屋などで、
うまい丼ものがあったものだが、今は蕎麦屋は高級になってしまった。
うまい「たまどん」にはお目にかかっていなかったが、この食堂の雰囲気からしたらヒット間違いないと。
薄味フワフワな玉丼は間違いなくうまかった。
「う~~んこの味だ!!」と語っていると、背後で「玉丼お願いします」と。
思わず振り返る。私と同世代の昔青年であった。

命の終焉

2012-09-26 07:10:49 | 山郷の暮し
ネッので無料映画から北欧の映画「ペリカン人間」を視聴ました。
特に新しい発想でもなく、今までの寄せ集めてきなコミック映画でしたが、ハッ!! とさせられたセリフがありました。
「鳥たちは永遠に生きる。人間に比べ幸せかもしれない」とペリカン人間。相手の子供は「????」
当然で私も同様であったが・・。
「鳥たちは死ということを知らない。」
そうです、認識が無ければ死の恐怖もない。このセリフでこの映画が単にコミック映画ではなかったことに気がついた。
哲学的なメッセージがあることは認めるが、其のお説には承服しかねる。
それでは、動物はただ自動機械のように動くだけだというデカルト説と同じではないか。
全ての生き物は→人格→苦痛・苦悩 があるからこそ「ペリカン人間」を描いたのではないのか。

くもの巣にかかった虫たちも、必死でもがいている。
実りの秋は次の世代へのバトンタッチの季節であり、生き物にとって枯れ、死んでゆく時節でもあった。
写真は、ヤママユガ 卵を産みつけ力尽きたヤママユガ

秋の始まり

2012-09-25 07:47:36 | 山郷の暮し
朝夕ヒンヤリとした空気が流れるようになりました。
散歩道に覆いかぶさる枝には、アケビがパクッと口をあいています。
いよいよ実りの秋できのこ狩りが始まり、散歩道で朝の味噌汁の具は採れるのですが、今年は昨年と同じく不良かもしれない。
まったく其の気配も無く、話題にもなっていません。
写真は2年前のもので、裏山に群生するナラタケですが、木々はまだ青々としています。
しかもどんぐりなどの木の実は不作で熊さんも餌不足では。
鹿の被害に続き、熊の出没の危険もある季節の始まりです。

寒くなりました

2012-09-24 07:17:59 | 山郷の暮し
2日ほど雨が降り気温は一気に下がってしまいました。
今朝などは夏ふとんでは寒く、丸くなって寝ていました。
まだ雨雲が広がっていますが、強い朝日が濡れた木々を照らし、明るい朝です
水が溜まった田んぼに、ハゼカケの稲の列が連なり、田舎の美しい風景を作り出しています。
今日は昨日の雨音の一日から、稲を取り込むコンバインの音が響き渡ることでしょう。

無知は諸悪の根源

2012-09-22 08:49:47 | 山郷の暮し
無知な行動は恐ろしい。無知なる者ほど群れたがる。無知なる者ほど声が大きくなってゆく。
などなど書き出したら限がないほど、諸悪の根源である無知。分別のない行動は、暴力的パワーを伴うから恐ろしい。

時々の為政者は国民が無知であるほど御しやすく、政治的手法として彼らをあおりたててきた。
目・鼻・口を塞ぎ「虚構の誇り」を植えつけてきた中国。
圧倒的大多数の「無知蒙昧の徒」に仕立て上げられている中国の人たちは、客観的に思考することに慣れていない
いうまでもなく知識・知恵はグローバルに思考できる力で、それが本当の知識力だ。
「東京を血の海に」などと、時代錯誤のスローガンが掲げられる愚かさ。だが、これら無知な勇ましさが最も恐ろしいことだ。

我々日本人は彼らと同じことをしてはならない!!。
残念だが、無知な連中はどこにでもいて、無力なはけ口を暴力的に噴出してしまう。
その者たちには、毅然と対応してゆかなくてはならない。
申すまでもなく、私は国粋主義的な視点でいっているのではありません。

ただいま、中国に在住している友のメールの一部を記載します。

大学の学生寮(全寮制)にも、五星紅旗と横断幕が掲げられています。
授業風景はいつもと変わりません。
基本的に政治には無関心ということがありますが、抑制されている雰囲気もあります。
若者も例外を除いて、日本側の言い分に耳をかそうという人はいません。
与えられた情報を一方的に信じ込んでいます

困ったつる性植物

2012-09-21 07:55:07 | 山郷の暮し
今朝は雨降りで、土煙が上がっていた耕作地がようやく一息つけるか。
我が花畑はチョットでも手を抜くとたちまち雑草が占領し、しっかりと刈り取らないと、其の雑草を被い尽くす 藪枯らし というつる性植物が繁茂する。
藪を枯らすほど被ってしまい、雑草は枯れなくても野菜・花々は光不足となってまう。
こいつは細いつるに小さな棘とげがあり、からみつくのに都合よくできている。
網のようにからみあい、刈るにしても実に厄介だ。
 山沿いの散歩道で足をとられるのが 葛(くず)のツルだ。年々増えて、大木から大木へとを被いつくしていく厄介者だ。
秋の日、枝から垂れ下がった葛に木漏れ日があたった様は絵になるが、藤とおなじく木々には大敵かもしれない。

根からはデンプンがとれ「葛湯」などがありますが、今は高級割烹店で使われているのみ。
昔は家畜の餌にしたとか聞いたことがあり、ネパールの植樹運動のなかに家畜用として提案したことがあったが、植生のことを配慮しなくてはならなかった。
当然、却下されたことがあった。

 川原では 荒れ地ウリ・カラス瓜などなど が葦を押しつぶすように被っている。
とても美しい様とはいえない。
このほか色々なつる性植物が増えているような気がします。

南京豆

2012-09-20 06:53:09 | 山郷の暮し
いまさらと笑われそうですが、ピーナッツが土の中で育つという過程を初めて見ました。
かなりの年まで、南京豆は枝豆のようにゾクゾクとぶらさがっているものだと思っていたのです。
ならば、根にビッシリと実り、引き抜くとサツマイモのごとくゾロゾロとでてくると、先日まで・・・。

地元の畑で根元の茎に濃い黄色の花が点々と咲き、なかには細い管のようなものが伸びている。
まるで虫の卵管のようだ。
なんとその管が土中で、あのピーナッツに育っていくというのだ。
園芸に使う黒色のマルチシートもものとせず、プスリと刺し込んで入ってゆくという。
残念ながら土の中の様子はまだ見ていないが、なんとも不思議な植物の生き方だと感じた。

私は南京豆と言っていましたが、子供のころ父親がそういっていました。
今はあまり使われなくなっていますがほかの呼び方に、ピーナッツ・落花生・地豆などがありますね。
この南京豆、殻ごと出されるとなんともゴミっぽくなって、母から小言を言われたものです。

食べ方もいろいろあります。
インドネシアで忘れられないのがサテといわれる、串焼き料理は焼き鳥によく似ている。
このたれがピーナッツ風味で美味かった。
屋台などで香ばしいサテの香りに、一杯の飲みたいなー と喉がゴロゴロ鳴ったものですが、
イスラム教圏ですので堂々と飲むことははばかれました。


献血

2012-09-19 07:14:37 | 山郷の暮し
旅行先の駅前広場で献血を呼びかけていたので、時間つぶしに「献血カード」をとりだす。
三年ぶりの献血だった。
 おそろいのTシャッツを着た学生さんが現れる。
京都府学生献血推進協会Thank と書かれている。
「ご協力をフェイスブックに載せたいのですが、写真ヨロシイデスカ」
軽いノでデOK。
まだ確認していませんが、馬鹿顔が載っているかもしれません。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本