棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

2-晋山式・・稚児行列から

2016-04-26 10:26:25 | 山郷の暮し
4 月23日 本番ともいえるのこ日は、8時から稚児行列が始まる。
同じく新就任する31世(新命・五従者 安下処 出立)が続くのであるが、
ぜひ支度準備も撮影をしたいので、6時には待機をしていた。

鮮やかな新緑、ふわりとした広がりを感じる菜の花の黄色、それよりも少し濃いめの山吹の花。
そして、散歩時にはいつも見ている常念岳の全景が朝日に輝いている。
早起きは三文の徳 というが、我が花の谷とは異なる風景に堪能する。

寺に近い檀家の家が稚児さんの準備所。
家を聞くまでもなく、檀徒のオッチャンや着飾ったお母さんたちがウロウロ。
なによりも、デッカイ泣き声が聞こえてくる家が目的所。

居るはいるは、おひな様達が・・。
出発の前に尼さんによる灌頂(聖水を受ける)があるのだが、これまたすんなりいかず予定が押してしまう。

檀徒の皆さんも初めてのことで「次はどうするだい・・」と、互いに聞きあっている。
山寺の最初の門から行列は始まるのだが、予定は三十分も伸びている。
主役ともいえる新命(就任)の和尚さんが朱色の袈裟を着て到着。

さーー行列は出発。撮影どころであるが音楽がない。
顔見知りの新聞社やTVの記者から「カラナシかね???」と。

100mほど坂道・石段を行くのだが無音で、なんとなく気抜け。
しかし、参道の両側には山吹の花があり、木漏れ日に照らされた鮮やかな衣装が美しい。
静々とまことに静々と行列は進む。

稚児さんによる先導は、仏様を清らかな心身で迎える、ということらしい。
 決してお坊さんがお稚児さんをお好きからではありませんヨ。
山門まで進むと、これからが晋山式の始まりで、稚児行列は解散・記念撮影。
さーーこれはもーータイヘン。
写真屋さんは必至で子供たちをまとめようとするが・・・。
いやーー、見ていて面白かった。

蛇足ですが、VTRをしていたので写真がありません。
そのうちに編集します。
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1-晋山式

2016-04-25 08:45:30 | 山郷の暮し
先に鳥の目になって山寺の全景図を制作し(投稿3-23)、そんな関係から現在の代30世住職から31世へと変わる仏事の見学に行きました。
娑婆では退官式から就任お披露目式にあたるのでしょうか・・晋山式と言います
全く初めてのことで、なんとなく映像や絵画で観た「開眼式」のような派手なイメージを抱いていました。
事前に頂いた行程票から推測するに、飾り物などに興味があったのです。
ビデオ撮影にあたり、かなり自由に動けるように許可を得ていました。

朝一から寺に行けば、アレ??と思ったほど五色の吹き流しと紅白の幕が張られている程度。
堂内に入ってもそれらしい荘厳物はない。
思うにこの寺は永平寺を本山とする禅宗系であるから、一見地味なのかもしれない。

22日の初日は午後からが本番であるが、檀徒の皆さんは朝6時から段取りをしている。
10時ころから次々とテカテカのポーズ頭がうごめきだす。
その数 100人近いであろう。

午後1時から6時過ぎまで、僧侶たちがナニカ言い合っている。
としか言いようがない仏事が繰り返される。
禅問答なのかわからないが、鳴り物もあまりなく静かである。
堂内は檀徒を含め500人近い人だが、ピーーンと張りつめた静寂が支配する。

カメラの電子音が馬鹿に響き、静寂に耐えかねたように稚児がギャー――と泣く。

久しぶりの撮影にくたびれた。
明日こそ本番で朝6時には来なくてはなるまい、と。
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山姥--yamanba

2016-04-20 09:27:13 | 山郷の暮し
先日17日は山頂からうなり声を上げながら吹き下ろす風に、ヤマアラシか風の又三郎 はたまた山姥(やまんば)を連想しました。
「それって何???」という方が大多数になりつつ在るこれからの日本。
地方、地方の民話が消え、伝統行事が消えてゆくのは寂しいことです。
といっても、私が直接この種の民話を聞いたわけではなく、ナントナク思い浮かぶのです。
コレがま~、フルイ日本人としての潜在的な意識なのでしょうか・・。

荒れ狂う風から得体のしれないモノに尊崇と畏敬を感じたところから、多くのモノノ怪が生まれました。
投稿してより山姥はどん定義(?)があるのか、蔵書の「姫神の本・・聖なる姫と巫女の霊力」を開く。


縄文時代以前より女性は生命を司る不思議な存在で、有史時代にいたり、
神の認識が芽生えると、女性の不思議な力は女神を誕生させ、巫女・シャーマンになっていきました。
日本書紀には女神がたくさん登場し、中でもイザナミは代表格。
人類は女神の恵みによって農耕文化を獲得した、といえます。

女神の変遷について、とても要約できる知識はありませんが、時代を重ねるに従い女神の立場は低くなっていきます。
女性の持つ不思議な霊力は、やがて邪悪なモノの力とすえ変えられ、忌み嫌うものになってしまいました。
どことなく男たちの反乱とも言えますが、オトコが力を持つと戦争などと碌な事がありませんね。

里人にとって最も大切な山の神は、水の恵みをもたらし、多くの幸を恵んでくれる農事には欠かせない神です。
本来は女神であり、人々にとって福の神の一面と、病や不幸をもたらす禍ツ神(まがつかみ)でもあった。
その筆頭が山姥(山姫・山女郎)なのです。
地母神的な要素を持つ山姥は多産性があり、豊穣を暗示しているありがたい神様であるが、真逆の恐ろしさが先に立ち、
全国に様々な伝説が伝わってきた。

記したら限がないのでやめますが、山頂よりナニカ塊のように吹き下ろす風に、ただの気象現象と済ましてしまうのは
もったいないので、夢想をしてみました。
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猫柳

2016-04-18 09:54:52 | 山郷の暮し
昨日は大荒れから始まりましたが、午後になるとものすごい速さで雲が引きちぎれ
強い陽射しが照らし出す。
みるみる芽吹きが始まり、新緑の世界に!! なんていうと少しオーバーかもしれないが
桜の咲きだした今月の初旬では、薄茶色のバックカラーでしたが、今朝は本当に緑色が広がっている。


春先に猫柳の写真を投稿しましたが、その後の変化は意外と知らなかった。
春の光に輝くビロードの蕾(?)は、触れてもうぶ毛のように柔らかだった。
綿毛らしきものか飛んだ気配もなく、そのまま大きくなったと思います。
散歩コースにありながら、今までよく観察をしていなかった。
そのようなことは、様々なことでありますよねーー。

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大荒れの天気

2016-04-17 10:13:24 | 山郷の暮し
熊本地方の地震は大変なことになっていますね。
気象庁によりますと、この地震のメカニズムは今までにないことらしい。
余震と言っていいのか断定しがたい強い揺れが頻発しています。
断層の行先には阿蘇山があり、直接には関係がなさそうです。
それにしても、撮影中にドドドドーーと崩れ落ちる映像も珍しい。
被災地の皆様、心強く頑張ってください・・、としか今わ言えぬ自身に歯がゆい。

今朝の散歩は、逆巻く風が山頂から唸りながら吹き降ろしてくる最中でした。
杉林の大木が大きく揺れ、小枝が引き裂かれ飛んでゆく。
ごーーと山姥が駆け下り、花々を吹き飛ばしていきます。
我が家のサクラも、すっかり裸になってしまいました。

宮沢健二の、山嵐であり風の又三郎が暴れまくっていました。
空も暗くなったかと思うと、強い光が黒雲を引き裂いていきます。
雨はバラバラと叩き付けましたが、今は(9時過ぎ)風邪もおさまり、明るい空になっています。

ただ今10時を回りましたが、これからが本番と言わんばかりに大荒れになってきました。


大分方面が平穏でありますように祈ります。

絵は散歩中のイメージを描いてみました。
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冷たかったですね

2016-04-12 16:32:40 | 山郷の暮し
昨日の最高気温は10 度とびっくりするほどの低温でもありませんでしたが、
風の冷たさは真冬並みで、顔がピリピリと射す。
野良仕事が始まり、一様にほほっカムリしているかフードを冠っている。

浅間温泉近くの運動公園には沢山のサクラがあり、平日でも花見を楽しんでいるところだが、
昨日は一組もなく、下校の子供たちも吹き抜ける風に「ヒヤ――、サブーーイ」とはしゃいでいた。

そして今朝も氷こそ張っていなかったが、水仙やチューリップがクターーとしていた。
もっともダメージのあったのがモクレンの花で、いっぺんに茶色の哀れな姿になってしまった。
午後に入り気温が上がると、山茶花の赤い花も茶色に変わってしまった。
その点サクラの花は強く、むしろキリットした感じだ。
寒いのわいやであるが、その分長く咲いてくれるかもしれぬ。

写真は何時も見える常念岳・・松本人にとって象徴的な山です。

しなびてしまったモクレンと山茶花

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花冷え

2016-04-11 14:40:27 | 山郷の暮し
今朝、カーテン越しに見えた光には一瞬とまどってしまった。
白々とした光と白い地面に、サクラがモー散ってしまったのかと思ッた。
小さな雪が吹き飛び、幾分積もっている。
「サブーーイ朝」になってしまい、昨日の暖かさが嘘のようだ。

午後になり陽射しは強いのだが、風は冷たい。
窓越しに観るサクラは真っ白に輝き、7-8分咲きというところか。
寒いためか、それとも本来の怠け癖のせいか、咲き誇ったサクラたちを見ても
描こうという気が湧き上がってこない。
「俺にもサクラのいい制作があるんだけれどなーー」
と思いつつ、花より団子いやいや液体を思っている。

土日は甲府の友のところで、かなり散ってしまった桜のもとでの宴であった。

我が家での花見宴会はまだしていない。


我が花畑から観たサクラ
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新入生

2016-04-09 10:04:36 | 山郷の暮し
散歩コースに国道254号に接する小さな橋が、Uターンの地点です。
夕方の散歩時に、ピカピカの中学新入生の一団にあいました。
我が家から見える、一生懸命に自転車をこぎながら帰宅する学生たちです。
学校からの帰路は全て上りで、私だったら一時間以上・・いやその前にハーハーぜーぜー
とダウンしてしまう。
我が家から上の集落に若者が頑張っている、と思うとうれしくなる。



花を贈りましょう
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花散らしの雨

2016-04-07 09:41:39 | 山郷の暮し
明け方からかなり激しく雨が降り出す。
花散らしの雨にガッカリしている方も多い事と思いますが、
我が花の谷もようやく開花がはじまり、春の祭典が始まったばかりです。
おそらくこの冷たい雨の影響はあまり受けないと思う・・受けないでほしいものです。

今年の開花は早いと思っていましたが、昨年の日記を見ると6日開花とあり、同日でした。
しかし、その後があまり気温が上がらず、なんともうすら寒い花見であったことが記されています。

今年はどうなるかこれからですが、今は花雨で気温も低いのです。
予報によると明日からは気温も高くなりそうで、日曜日は花見時でしょう。

サクラの下に据え置きの野外宴会テーブルが、寂しく濡れそぼっています。


開花したばかりで、雨に煙るもやーーとしたかんじがいいですね。
単に手振れですが
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まだ開きません

2016-04-05 11:55:21 | 山郷の暮し
薄曇りで、チョット冷たいなーと感じる空気が流れています。
今日か今日かと、自分でもおかしいほど我が家のサクラの開花が気になっています。
昨日市内に下れば、3分くらいに開いた桜並木に、花見弁当を買い「一杯飲めたらな――」と。
運転があるから絶対にしないが(本当です)なんとなくいい加減だった昔が懐かしい。
それだけに、一日も早く我が家のサクラの下で、真昼間から一人宴会でもしようと・・・。
まーー開花しようがそうでなかろうが関係ありませんが・・。

我が家のサクラで開花した樹があります。
ソメイヨシノの根から生えた枝(?)を10年ほど前に移植したものですが、
その木は本体とは変わっている。
まるで小彼岸サクラのような花で、咲くのも早い。
3年ほど前にも同じように移植したものも、本体と違った花になってしまった。
原種に戻ってしまったのかなー、などと思っていますが、どうなんでしょうね?。


移植したソメイヨシノですが、チョット違いますね 

玄関先の定点観測枝  もう一息です


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ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本