棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

16-窓辺の象

2009-01-31 09:04:06 | 大人の童話
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          夜、象はなにげなく空を仰いだ時、おもわずアアッ!! と叫んでしまった。
          光りの川が煌き、ささやきながら流れ、水しぶきのきらめきが点々として見える。
          無数の星星の中でも、ひときは大きく白光する星からの強烈な力に射抜かれた。
          幼き頃思ったこの世は魔術世界だと確信し、不思議な感動に酔った。
          「こんなすばらしい世界があったことに気がつかなかった!」
          象は、世界は昼と夜が同時に存在していたことに気がついたのだった。
           絵 JOO TAROU 40x60 アクリル・その他
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チョット早過ぎないかなー春の目覚め

2009-01-30 15:03:45 | 山郷の暮し

今朝は4度もあり、防火水槽の3センチ厚ほどの氷もすっかり溶けていた。
まるで朧月のようなお天道様で、強い日差しはありませんが暖かです。
散歩コースの折り変えし地点は、我が家より4-50Mは高く750Mくらいですから、もっとサブーーイ。
ところが、梅の蕾がほころんでいるのです。一枝のくるい咲きではなく、全体のつぼみがやわらかだ。
例年この地点では、梅・サクラが同じもめずらしくありません。
それではと、枯れ草の中を見れば、福寿草がへばりつくように咲いている。水仙の芽も、輝くような緑色が2-3cmと顔をだしています。
暖かい地方では、いたるところ春の声を上げ始めたのでしょうね。
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15-窓辺の象

2009-01-30 08:36:38 | 大人の童話
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皆は現実の中に生きているのに、自分は意味のない不安と焦燥のなかで暮している。しかし、そのことは知的なことだと、困りながらも自惚れているのかもしれない。本当は根本的な能力が欠如しているのではないかと、象は沈み込んでしまった。
絵-JOO TAROU 40x60 アクリル・その他
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鹿肉の話-つづき

2009-01-29 17:34:49 | 山郷の暮し
写真は3時ごろの常念岳・右に小さく槍ヶ岳
今日は暖かな一日で12-3度はありました。流れる空気も優しく春への思いがわきあがってきます。
3時頃より薄い雲がレースのようにかかり、アルプスの山並みが薄紫色にかすんできました。
昨日の「鹿肉の話」に、面白いコメントを「電気おやじ」さんからいただきました。どうか、よんでください。
さて昨日の続きです。
数年前のことですが、鹿肉が手に入ったから宴会をしよう。と電話があり、でかけた。
確か鹿サシが主だったと思うが、酒の肴もさることながら、なにか理由があれば、カーチャンに遠慮なく飲めるというもの。
気炎もあがったころTVニュースから流れたことが「密猟で現行犯逮捕」
「いけねーー、この肉はあいつからもらったものだ。やべーーー」と。
そこでお開き、なんて殊勝な集まりではなかったが、銘々に鹿肉がお土産になった。
大きな声ではいえないが、その主は住職でありました。
追--今は刺身で食べない方がいいと、猟師さんからいわれた。
生息域が人間界に近くなり、食料が変わりよくなくなってしまったとか。
食料に乏しい今が臭みもない食べ時だったが、春先の草の臭みのある肉に近いという。
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14-窓辺の象

2009-01-29 08:07:01 | 大人の童話
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象は人間に失望し、クマに聞くと
「お日様が沈むとき、どうして悲しくなるのだと?自分はどうして居るのだと?? 疑問を持つことは悪いことではないというが、この世の中に甘え育ったものの言い草としか思えん。
全く、私、私と、どれだけ私がえらいんだ。そんなに、しょっちゅう私のことを考えるなんて身の程知らずだ。」
クマはそれっきりだまりこんでしっまた。
絵-JOO TAROU 30x35 アクリル・その他
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鹿肉をいただいた

2009-01-28 17:55:06 | 山郷の暮し
スカッ!と晴れ上がった、暖かく穏やかな一日でした。
固く凍り付いていた散歩道も、表面がグチャグチャなどろんこ状。こんなときの方が滑りやすいものです。
ただ今は、薄気味悪いほど鋭い月が西空に。

鉄砲射ちの方が鹿肉の塊をもってきてくれた。 この方は賢犬サクラを我が家に連れてきた10年前に、サクラをみて「猟犬に理想的な犬」と、早々にサクラの才能を見い出した人だ。
それより、時々しか肉・イノシシ・たぬきなどの肉をもってきてくれた。
鹿肉を始めて食べたのは、それ以前に行ったノールウェイで、スパイスのきいたシチューであった。
日本では「シカサシ」が主で、ショウガやニンニクの薬味で食す。
ステーキもあるが、油ッケがなく、あまり美味いと思わないが、実は脂身は全体にいきわたっていて、いわゆる脂肪の塊はないのだそうだ。
鹿の肉は本当に滋養がつくらしい。
今夜は、鹿肉シチュー。へたな味付けにこだわらず、たまねぎの大切りに、ニンニクすこし。醤油・トンガラシ・コショウそれでOK(しょうががなかった)
仕込中(それほどのこともないが)愛犬サクラが、時おり私の足をさすり、権利を主張していた。
鹿肉には面白い体験を思い出した。つづき

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12-13 窓辺の象

2009-01-28 07:49:23 | 大人の童話
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           またある日、象も大好きな花畑が広がる草原を見ている、大人の人間に聞いてみた。
           「何も役にたたない草原を、有効に利用する壮大な計画をねっているのさ」
           
           13
           花畑は、たちまち草木一本と生えない、さら地になってしまった。
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酔いかたいろいろ

2009-01-27 17:49:32 | 山郷の暮し
今日は朝から晴天で、窓越しはあたたかでした。
毎年繰り替えされることですが、日はけっこう長くなり、5時頃にアルプスに陽が隠れます。
となると、チョイト一杯と、以前でしたら焼き鳥屋に跳んでいったものですが、今は絶対に飲酒運転はしていません。
晩酌は泡盛か芋焼酎の25度以上を、ほぼ1:1のお湯割りで飲む。できれば元の焼酎は強いほど美味い。
沖縄・石垣島の35度を送ってもらうが、昔ながらの味に、コレを飲みだすと他の焼酎の、余分な味付けが気になってしまう。
先日、この時期になると横浜の友人から、期間限定の日本酒が送られてくる。久しぶりに日本酒を飲む。美味い。確かに美味いのだが、酔いかたが重い。トロトロと酔い、体の力がの抜けてしまう。焼酎はかなり飲んでも、そんな状態にはならない。

酒は糖分・アミノ酸・コハク酸など100種以上の有機物が含まれ、酒の種類によってみんな違うらしい。
肝臓がアルコール分解酵素をだして、めんどくさい過程を得て、消化してくれるのであるが、普段から飲みなれない酒だと、酵素が対応できないのか。
酒の種類によって、一つ一つ違った成分に対応する酵素をだす肝臓は、酒のちゃんぽんとなるとおお忙しい。けなげに働いてくれているうちにダウンにならないように、今夜は休肝日にしょうかなーーー。まてよ、美味い塩辛をいただいたから、まずはそれで一杯。

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11-窓辺の象

2009-01-27 09:55:28 | 大人の童話
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象は夕日をじーーーと眺めている少年を観て、今度こそ自分の疑問を答えてくれるとおもった。
「夕日を眺めていると涙がでてくるのはどうしていだって。そりゃー強い光を浴びると目が痛くなってくるのは当然さ。ボクなんか夕日を眺めるなんて、目に良くないことなんかしないなー」
「坊ちゃんは夕日に感動していたと違うのですか」象はびっくりしてしまった。
「美しさなんて個人差があって、科学的には大した違いがないのさ」
象は予期もしなかった答えだった。なにやら砂をかむような説明に失望してしまったが、それが何故であるのかはわからなかった。
絵 JOO TAROU 60x40 アクリル・その他
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酸欠にご用心

2009-01-26 20:43:36 | 山郷の暮し
晩酌タイムのニュースで、調理かナニカの授業で一酸化中毒で病院行きが報じられました。
そこで、フッと思い出したのが一酸化中毒ではなく、酸欠でフラフラになったことです。
実は、酸欠は山登りをしている者は体験していることがあるのです。ヒマラヤの高地でなく、冬山などではテントが凍り付いて、空気の流通が悪くなりボーーとしてしまう--酸欠です。
そのためのチェックはしているのです。酸欠は気分がホワーーーンとなり、大変危険。
ある立派な別荘での、囲炉裏つき小部屋は気分良く酔えると評判のところ。数人でガンガンと火を焚きながら一杯、そのうちに火の燃えが悪くなる。誰か小便に戸を開けると、一気に燃え上がった。酸欠であった。
そして今ひとつ、私がよく行く温泉は、4人も入ればモーいっぱい。温まると評判のお風呂です。
確かに。私は長湯ではないのに、完全に湯あたし、貧血状態になってしまったことがある。湯質は単純泉で風呂好きのオレがとおもった。
コンクリート・アルミサッシ・タイル張りと完全密封になってしまう浴場。科学雑誌で水蒸気はいたって酸素か溶けやすいとあり、あの風呂場の体験は、酸欠状態だったのだと気ずきました。
それからは、その風呂では窓を開け、文句を言うオッチャンに話すと「オレも湯あたりしたことがあった」と。
一酸化中毒から湯あたりのことになってしまいました。換気はきちんとしないといけません。
我が家は新鮮な冷気が、自動的(非電化超自然的)に入れ替わっています。
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ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本