棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

94-珍訳源氏-玉かずら

2009-09-24 07:14:14 | 物語・絵本・童話
源氏殿は正妻-紫の上-の協力を得て、九州から上京してきた夕顔の子供(私の隠し子)を六条のハーレムに引き取った。そして、玉かずらと愛称したのです。
新年の祝い事は宮中と引けをとらない盛況ぶり。
六条院の春の園遊は、この世の極楽とうわさをされたほどだった。
玉かずらの姫の評判は大変なもので、たくさんの求婚者がおしよせました。
源氏殿の腹違いの弟・兵部卿の宮さまは、3年前に奥方を亡くしており、求愛の一人でした。
なんと私の長男・柏木も一目ぼれ。実妹とも知らず、仲のよい源氏殿の息子・夕霧の若君に仲立ちをたのんでいたのでした。(私は玉かずらのことも知らなかった)
源氏殿は内心面白くはなく、姫に来る恋文にあれこれけちをつけ、婿殿を決めようとしなかったのです。

松本市美術館--岩淵四季写真展

2009-09-23 09:54:07 | Weblog
岩淵四季想像可視世界 「天と地と太陽」創作写真展   松本市美術館 9-25/26/27
絵でもなく、版画でもない。写真であって写真でもない、アンフェアーな写真展をご覧ください。

撮影技術を駆使しても、残念ながら感動をフイルムに焼き付けることは出来ない。
画家がキャンバスに情念をこめて己の意図を塗り重ねてゆくように、私もカメラや撮影に伴うものを、絵筆のごとくそれらを道具として、私の創意を伝えたい。
あるがままの自然風景を写取るのではなく(決して否定はしません)、我が作意により虚実世界に変貌されたように観えるが故に、よりリアリズムな想像可視世界を再認識したい。

同時開催-松本市美術館企画「絵画と写真の交差-印象派誕生の軌跡」-日本山岳写真協会写真展

93-珍訳源氏-玉かずらの巻

2009-09-23 09:40:03 | 物語・絵本・童話
姫を初めてみた源氏殿はびっくりした。愛した夕顔の、いいがたい優しさと憂いとともに、どことなく毅然とした様子は、母親の夕顔以上だ。源氏殿の性癖虫がおきだしてしまった。
恋わたる身はそれなれど玉かずらいかなる筋を尋ね来つらむ  
とこの姫を玉かずらと称した。
源氏殿の実子夕霧の若君に、姉だと紹介してしまったのだ。これが後々に問題になってしまうのです。

当世流にいいましたら、お気に入り・ブックマークに登録。
いやいやそんな生易しいものでなく「光源氏ハーレム六条殿堂屋敷」入りということでしょう。
さいさんお話をしたように、すべてのことを私が知ったのは、一年後の年末時でした。


新そば入荷のインチキ

2009-09-22 08:53:29 | 山郷の暮し
秋の大型連休で、目の下の国道254はひっきりなしに車が流れています。
私もつられて蕎麦で有名な穂高に出かける。
新そば入荷の表示に、もう新粉ができているのだなーー。まーーよくて北海道産のものだろうと予測して、それなりに名の知れた蕎麦や入る。
順番待ちの大盛況。
新そば独特の心地よい甘い香りが無い。もしかしたら、信州や新そばとは表示だけか???
やっぱり!!! 新そばなんてとんでもない。
ケッコウなお値段をとって、とんでもないことを平気でしているのだ。
ウマイウマイと食べている方々には申し訳ないが、今、新そばが食えるわけが無い。
ソオ言えば新そば粉で打ったものを出すとは表示されていなかった。そのうちに出しますと、皮肉を込めて看板に偽りなしだ・・・。



松本美術館-岩淵四季写真展

2009-09-22 08:38:07 | 山郷の暮し
岩淵四季想像可視世界 「天と地と太陽」創作写真展   松本市美術館 9-25/26/27
絵でもなく、版画でもない。写真であって写真でもない、アンフェアーな写真展をご覧ください。
初秋の梓川
アルプスは紅葉が一気に訪れます。
紅に燃える谷は確かに申し分のない艶やかさですが、初秋の控えめな色合いに統一された梓川の風情は、明治・大正期の墨彩画を観る様な、しみじみとした落ち着きがあります。

同時開催-松本市美術館企画「絵画と写真の交差-印象派誕生の軌跡」-日本山岳写真協会写真展

92-珍訳源氏-夕顔

2009-09-22 08:06:09 | 物語・絵本・童話
先日もお話をしましたが、当時はそれらのことを、私にはナゼカ秘密にしていた源氏殿だった。
あとからわかったことですが、あまりにも美しい姫(私の娘なのですが)に、源氏殿はまたまた虫がおきだしていたのです。
源氏殿は妻の紫の上さまに「夕顔」とのことを始めて告白したのです。そのうえ、姫を六条院に迎え入れる説得をしたのです。
当然、紫の上さまは面白くはアリマセンが、おつきの女房たちを手配し、万端整えた後の10月にむかえいれたのです。

いやーーなんとも、お心の大きい大したお方でございます。プライドと自信がなせることなのでしょうか。

松本市美術館--岩淵四季写真展

2009-09-21 08:54:40 | 山郷の暮し
 

岩淵四季想像可視世界 「天と地と太陽」創作写真展   松本市美術館 9-25/26/27
絵でもなく、版画でもない。写真であって写真でもない、アンフェアーな写真展をご覧ください。

印度-カジュラホ寺院  
1980年代印度のヒンドゥー教・仏教などの遺跡を中心に取材いたしました。
写真はただ今世界遺産に登録されたカジュラホの石積寺院。
肌色にちかいインド砂岩に彫られた歓喜する神々-ミトナ像-がブロック状にびっしりと外壁面をかざっています。
かなりエッチなお姿に、修学旅行の女子生徒がサリーを旗めかし笑いこげていた。
正にインドは生命賛歌の心情に満ち満ちた地です。

同時開催-松本市美術館企画「絵画と写真の交差-印象派誕生の軌跡」 -日本山岳写真協会写真展

91-珍訳源氏-玉かずらの巻

2009-09-21 08:48:18 | 物語・絵本・童話
九州から逃れてきた一行は頼れる人もおらず、神仏におすがりするしかないと、八幡宮から大和の長谷寺の観音様まで、血豆をつぶしながらも一心に歩いたのです。
たまたま宿した相部屋で、行き会ったのが、昔おなじ姫(夕顔)にお使えしていた右近殿でした。彼女はそのとき源氏殿の屋敷にいたのです。
右近殿はさっそく主人である源氏殿に報告したが、話は急転直下とはならなかった。

源氏殿は右近から報告を受けましたが、いつものようにすぐに行動をしなかった。
というのは、聞くと観るとの大違いの失敗をした末摘花(若かりし頃、ウワサに興味を持って忍んでみれば、赤鼻のブスであった--末摘花の巻)の失敗をしたくなかったからだ。密かに調べ上げ、まんざらでもないとわかると、姫君にふさわしい衣装や身の回りのものをとどけたのです。

話題は鳩山新政権

2009-09-20 18:13:28 | 山郷の暮し
昨夜は酒豪の友人宅で、奥さんの手料理で飲む
焼酎は強くてクセーヤツがやっぱしウマイ、とグビグビ飲む
話題は人間関係がこれほどまでに殺伐としてきたのは、小泉政権からだと、こけ下ろしながら飲む
そして、自民党のこの度の選挙結果に大満足で、祝いながら飲む
鳩山新政権で大いに期待をしようと飲む
国会が開かれれば、野党になった自民党の新政権に対する批判の筋書きは明々白々だ。
私たちは彼らと同調したような批判はせずに、日本で始めて変革をなし創り上げた政権を見守ろうということになった。
それにしても、国会議員の給料・諸手等の莫大な出費には頭にくる、と飲む
今日は久しぶりに二日酔いで、先ほどまでダラーーーとしていた。

ミツバチの家

2009-09-19 09:24:16 | 山郷の暮し
 
散歩コースにミツバチの家が並んでいます。
例年でしたらブーンブーンと羽音が聞こえますが、今年は確かに少ない。
ススメバチ対策なのでしょう。仕掛けはわかりませんが「ネズミ捕り」のようなものが着いています。仕掛けの中にススメ蜂が沢山死んでいます。
見ていますと、次々とスズメ蜂が襲ってきます。
「アルブス山麓通信」のブログに足長蜂の巣を襲うスズメバチの写真がありました。
残念ながら幼虫を引っ張り出している様子がわかりませんでしたが・・。
蛇足ですがスズメ蜂の焼酎漬けは筋肉モリモリ・アチラにさいこーーーらしい。
我が家では「日本ミツバチ」が物置においておいた「スピーカー・ボックス」に巣を作りました。
今はは引っ越してしまったようです。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本