棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

94-珍訳源氏-玉かずら

2009-09-24 07:14:14 | 物語・絵本・童話
源氏殿は正妻-紫の上-の協力を得て、九州から上京してきた夕顔の子供(私の隠し子)を六条のハーレムに引き取った。そして、玉かずらと愛称したのです。
新年の祝い事は宮中と引けをとらない盛況ぶり。
六条院の春の園遊は、この世の極楽とうわさをされたほどだった。
玉かずらの姫の評判は大変なもので、たくさんの求婚者がおしよせました。
源氏殿の腹違いの弟・兵部卿の宮さまは、3年前に奥方を亡くしており、求愛の一人でした。
なんと私の長男・柏木も一目ぼれ。実妹とも知らず、仲のよい源氏殿の息子・夕霧の若君に仲立ちをたのんでいたのでした。(私は玉かずらのことも知らなかった)
源氏殿は内心面白くはなく、姫に来る恋文にあれこれけちをつけ、婿殿を決めようとしなかったのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿