棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

残念!!!皆既日食観測

2009-07-22 20:14:19 | 山郷の暮し
昨日ホコリを被った天体望遠鏡をひっぱりだした、にわか天体愛好家である小生。
夜明けの大雨に「こりゃーだめかもしれねーなー」しだいに期待は雨水に流されてしまった。
一時はお天道様の光が射しこんだが、10時頃からは分厚い雨雲がのししかってきた。
皆既日食で思い出すのは、小生が小学生の時の前回の内規日食で、あの日は暑い日であった。
「絶対直接見てはいけません」と学校で注意を受け、黒色の下敷きや、ローソクの油煙をガラス板につけたもので観た。
マッピルマに暗くなっていき、鶏が騒ぎ出した記憶がある。
日食と聞けば思い出すのが、今も個展などで来場してくれる友のS君のこと。
虫眼鏡をローソクで燻したもので観てしまった。
なにか目の奥でビシッと激痛が走り、眼科にいった。完全に一部が焼けてしまい、視界の中に白い点ができてしまった。
いまでもそのようだ。
今日は彼も、その日のことを思い起こしていることであろう。
ポツポツと雨が降り出し、完全にあきらめる。
全国でガッカリしておられる方が、山ほどいるのでしょう。それにしても、残念な空模様です。

19時のTVを視聴しますと連日報道されていた-悪石島-は雨のようでした。大金を費やしてまことに残念でしたが、楽しかったでしょう。
空から海から様々な観測ツーが、それぞれの貴重な実体験を体得されたようです。チョット一杯はいっていますのでナンですが、期待よりもその場にいたという体得がたいせつなことなんです。
飛躍するかもしれませんが、言葉以前の体で体得する、これが芸実→間違えました芸術の根本です

36-珍訳源氏-朧月夜の巻

2009-07-22 09:03:23 | 物語・絵本・童話
虫が騒ぎ出す
宴も終り私どもは帰宅しましたが、源氏殿は、いまわは中宮になられた藤壺様にあいたくてうろうろしていたのです。
奥の庭に忍び込むと、朧月の怪しげな光が差し込んでいる中に、天女のような姫君がいます。
体内に宿るナントカ虫が騒ぎ出した光源氏。黙って帰る源氏殿ではアリマセンから、すばやく姫を小部屋に入れてしまいました。
姫も驚きと恐怖で、声も出なかったのでしょうが、光源氏だとわかると、芯から安心しきって身を任せたのです。
この辺の描写は、流行のPCを駆使してご想像ください。ナニセそのことが目的の、懐古譚ではございませんので・・・。
老婆心ですがおさらいの一つとして「藤壺様」とは、父である帝の妻ですが、なんと光源氏との間に不倫の子ができてしまったのです。ナーンモ知らない(アタリマエですが)お父ちゃんは大喜びで、藤壺様を正妻--中宮にしてしまったのです。
後々のことですが、この子が末は帝になるのですが・・・。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本