若紫の巻
光源氏17歳はほんのお遊び気分だった夕顔の君に、いつのまにか本気になってしまった。
同時に付き合っている女性はカンが鋭い。特に嫉妬深い女となればなおさらのことで、それはすざましい怨念パワーとなって、夕顔さんにとりついた。
あげくが、19歳という若い美空で狂い死にされてしまった。
皆様方の時代からしたら笑止なことかも・・・でもなさそうですね。けっこうオカルト・陰陽が流行っているとか。PC・コチョコチョの時代でも、人の本質は変わっていないのでしょう。話を戻しましょう。
光源氏は「夕顔」との不幸な別れより熱病に犯されてしまい、完治せぬまま陰鬱な日々をすごしておられた。
私がお見舞いに出かけたとき、夕顔殿のことを話さなかったのは、私の愛した女であったことを知っていたばかりか、私との間に出来た娘を、密かに探していたのだった。ワタシはそのことをまったくしらななかった。
そのことはずーーと後日に知ることになったのですが、私は源氏殿をお恨みなどしない。むしろ、心ずかってくれたのだと感謝もうしあげたいほどだ。
光源氏17歳はほんのお遊び気分だった夕顔の君に、いつのまにか本気になってしまった。
同時に付き合っている女性はカンが鋭い。特に嫉妬深い女となればなおさらのことで、それはすざましい怨念パワーとなって、夕顔さんにとりついた。
あげくが、19歳という若い美空で狂い死にされてしまった。
皆様方の時代からしたら笑止なことかも・・・でもなさそうですね。けっこうオカルト・陰陽が流行っているとか。PC・コチョコチョの時代でも、人の本質は変わっていないのでしょう。話を戻しましょう。
光源氏は「夕顔」との不幸な別れより熱病に犯されてしまい、完治せぬまま陰鬱な日々をすごしておられた。
私がお見舞いに出かけたとき、夕顔殿のことを話さなかったのは、私の愛した女であったことを知っていたばかりか、私との間に出来た娘を、密かに探していたのだった。ワタシはそのことをまったくしらななかった。
そのことはずーーと後日に知ることになったのですが、私は源氏殿をお恨みなどしない。むしろ、心ずかってくれたのだと感謝もうしあげたいほどだ。