棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

36-珍訳源氏-朧月夜の巻

2009-07-22 09:03:23 | 物語・絵本・童話
虫が騒ぎ出す
宴も終り私どもは帰宅しましたが、源氏殿は、いまわは中宮になられた藤壺様にあいたくてうろうろしていたのです。
奥の庭に忍び込むと、朧月の怪しげな光が差し込んでいる中に、天女のような姫君がいます。
体内に宿るナントカ虫が騒ぎ出した光源氏。黙って帰る源氏殿ではアリマセンから、すばやく姫を小部屋に入れてしまいました。
姫も驚きと恐怖で、声も出なかったのでしょうが、光源氏だとわかると、芯から安心しきって身を任せたのです。
この辺の描写は、流行のPCを駆使してご想像ください。ナニセそのことが目的の、懐古譚ではございませんので・・・。
老婆心ですがおさらいの一つとして「藤壺様」とは、父である帝の妻ですが、なんと光源氏との間に不倫の子ができてしまったのです。ナーンモ知らない(アタリマエですが)お父ちゃんは大喜びで、藤壺様を正妻--中宮にしてしまったのです。
後々のことですが、この子が末は帝になるのですが・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿