棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

年取ったなー賢犬サクラ

2009-07-18 18:29:45 | 賢犬さくら
先ほど賢犬サクラが首をたれ、ビッコをひきながら、ようやく帰り着いたという感じだった。
「顔中血だらけにらして、また殺生してきたのか・・・。それにしてもナサケネー面をして」
なんとも精彩なく寝転んでしまったサクラを見れば、汚くこびりついた返り血はいつものことだが、目の下にかなりの爪あと。
「お前も歳をとったんだから、モーー以前のように戦えねーんだ。ちったー自覚しなくちゃなー」
そうです。これはまったく私自身のことでもある。
久しぶりに身の入った製作を終えた今、一時は調子がよくなったと思われた腰が、ふたたびフニャフニャな感じになってしまった。
こまったことですが、今の私にとって絵の制作は、最も腰にこたえる作業のようです。
右肩から足裏まで、右半身が感覚が無いくらいにしびれている。指圧にでも行かなくては・・・。

32-珍訳源氏-不倫の子

2009-07-18 08:35:40 | 物語・絵本・童話
話は変わります。時はあい前後(18-24歳)してしまいますが、宮中でのことを・・・。
とはいってもこのことは私がまったく知らなかったことで、後に源氏物語をよんでから解ったこと。
宮中では藤壺の宮様が、予定よりも2ヶ月も遅れて皇子をご出産。帝は美しい皇子に、それは大喜びだったといいます。
しかし、この皇子さまは光源氏との不倫のお子。二人の永遠の秘密でございます。天皇のお子であることは、100パーセント帝になれる、ということ。筋立てはいやがうえにも複雑になっていってしまいます。
帝の正妃-宮中になられた藤壺宮様の苦しみは、決して人に言えなかっただけに、皇子様のご成長と共に、ますます苦悩が深まっていったことでしょう。

源氏殿(宰相に昇格している)23歳のとき、父君である帝が亡くなられた。
後ろ盾を失った藤壷の中宮様は、女御たちにまたまたいじめにあった。その上、源氏殿とのなさぬ仲に悩み苦しみ続けた。
桐壺帝の一周忌を済ました12月。突然ご出家されたのです。
源氏殿24歳の思っても見なかったことです。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本