棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

賢犬サクラ&ネコのチビクマ

2009-07-01 11:15:18 | 山郷の暮し
もう一年も半分消えてしまいました。よく言われますが、年とともに月日の過ぎ行くのは早くなっていきます。
なんだか、晩酌が楽しみで夕刻を待ちわびているみたいな・・・。

アトリエで製作中に背後でゴソゴソ。賢犬サクラについてきたのか猫のチビクマが、下図の紙束のなかでじゃれています。賢犬サクラは紙や本などに乗ってはいけないことを、2-3度しかっただけで覚えた。その点、ネコってーーやつはなかなか仕付に時間がかかる。絵の具箱で遊ばれてしまったのではたまったもんではないので、アトリヘには出入り禁止であったのだが。案の定、わずかに揺れるキャンバスに興味を持ったチビクマは、後ろから飛びついた。
「ダメッ!!!!」とビシッ!! バシッ! と仕付け・・。サクラの方が知っていて逃げ出してしまった。
アトリエの椅子はこの子たちに占領されてしまいました。

15-珍訳源氏物語--Hはなし

2009-07-01 10:36:37 | 物語・絵本・童話
今から思えば若い時代はH話が自慢ごと。
王朝貴族時代の男女関係は皆様方の時代よりはかなりおおらか。それゆえに、Hはなしも品があったというか、ズバリいうことはあまりなかった。
それに引きかえ皆様方の時代は、私どもからしましたら逆に欲求不満。ストレスの塊ゆえに、そのはけ口も単に情欲の発散なのでしょう。なんとも救われないきがしますが・・・。
話を戻しましょう。
皆なは当然、妹の美貌のことを知っている。おおもての光源氏ではあるが、どこか寂しそうな源氏殿のことを思ってか、妻である葵の上を、智と美を兼ね備えた理想の女性だと褒めちぎっていた。
 柱にもたれた源氏をチラッと観ると、目は笑っているがなんとも言いがたい寂しげな様子は、男のワシが見てもゾットする美しさであった。
「義兄上はなにか秘め事はございませんか・・」と源氏に水を向けられ、ついつい私は話してしまった。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本