原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

絵むすび (朝日新聞2015.3.14編)

2015年03月14日 | 自己実現
 (写真は、朝日新聞2015年3月14日別刷「be」 パズル「絵むすび」に原左都子が解答したもの。)


 冒頭から私事で恐縮だが、本日朝我が娘が某就活セミナーに出かけるとの事で“早起き”を強いられた。

 ところで私は、我が子を高齢出産にて産んだ直後より現在に至るまで、ずっと「不眠症」に苛まれ続けている。
 事の発端は、産院にての“杓子定規”授乳指導に遡る。
 予期せぬ産前トラブルにより救急車にて大病院へ搬送され緊急帝王切開手術を余儀なくされた私は、産後の入院中にその病院にて「授乳指導」を受けるはめとなった。
 (その授乳指導の“杓子定規”ぶりに関しては、当「原左都子エッセイ集」開設直後の「聖母マリアにはなれない」に於いて公開済みですので、よろしければご参照下さい。)
 医学関係者でもある私が何故“杓子定規”授乳指導などに従わざるを得なかったのかについて説明するならば、当時の我が脳は緊急手術による体力消耗の大打撃を受け、まともな思考回路が閉ざされていた故だ。
 退院後も来る日も来る日も朦朧とした我が脳内記憶により、産院から指導された“杓子定規”の授乳に従い続けた。 スヤスヤ眠る産後間もない我が子を無理やり叩き起こし、夜中に4度の授乳を続けた。 その事態は、母体である我が体力も消耗し続けた… 
 眠れない日々はその後も続いたが、娘の9ヶ月健診時には我が脳内思考力もある程度戻り、担当保健師氏相手に(医学関係者としての)我が思いを対等以上のレベルで議論出来るまでに回復した。
 
 あれから20年程の年月が流れた今尚、今朝のごとく急に“早起き”を余儀なくされる場合、不眠症の我が身にとって前日の就寝時から大いなるプレッシャーである事に間違いない。
 昨夜もその例外ではなく、ほとんど眠れないまま朝の早起きを強いられた私だ…… 



 純粋な「絵むすび」ファンの皆様には、冒頭の記述は我が余談にしか過ぎなかった事をお詫び申し上げます。

 さて、今回の朝日新聞「絵むすび」は久々の“レベル4”だった。

 我が家は集合住宅であるが故に、新聞の配達場所が集合住宅1階玄関オートロックの外にある郵便受への配達と相成っている。
 それ故朝の忙しい時間帯に1階玄関まで新聞を取りに行くことはほぼ困難故に、いつも新聞を開く日が後日になる事が多い中、私は本日昼食後新聞を取りに階下の郵便受けまで出かけた。
 何故ならば、本日の朝日新聞パズルが「絵むすび」であるような予感がしたからだ。 そうしたところ案の定、今週のパズルは 「絵むすび」 だった。

 しかも、今回の「絵むすび」は、久々の  “レベル4”!

 昨夜ほとんど睡眠していない我が脳内も、この「レベル4絵むすび」 課題に大いに触発された。

 
 結論を言えば、如何なる課題とて “経験(スキル)がものを言う” との事ではなかろうか。
 短時間にて解答を導けた。
 脳が働かずして、我が手が自然と動く事を実感させられた今回の「絵むすび」解答である。 

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