(冒頭写真は、先程我が家の室内より南側バルコニー方面を撮影したもの。)
まさに“春の嵐”の様相だ。
朝目覚めてからずっと、大粒と言うよりも“シャワー”か“大波”と表現した方が適切な大雨が大風に煽られて、我が家の南面窓にバシャ!!バシャ!!と連続的に叩きつけている。
これ、大窓の掃除係としては助かるのだが… 雨が上がった後、綺麗に掃除されていたりする。 😝
と、そんな呑気なことは言っていられない。 昼頃には私が住む自治体に「洪水警報」が発令された。 また石神井川が氾濫しているかもしれない。😨
ただ本日はさすがにこの悪天下で、「外出自粛要請」が発令されずとて乱りに外出する人は少数となるだろう。 テレビ報道で見聞しても、繁華街に出没している人の姿は極端に少ない。
話題を変えて、つい先程見た東京都内の病院に関するネット情報を以下に引用しよう。
大規模な院内感染が発生した東京・台東区の永寿総合病院について、厚生労働省のクラスター班は、「感染した患者と陰性の患者が混在していた」などとする報告書をまとめた。
永寿総合病院では、これまでに入院患者や医師など187人が新型コロナウイルスに感染し、このうち24人が死亡している。
原因を調査していた厚労省のクラスター班は、院内で集団感染が発生したのは3月14日ごろで、感染した患者と陰性の患者が病棟内で混在する感染リスクの高い状態が続いていたと指摘した。
また、感染した患者が別の病棟に移されたり、医師や看護師の病棟間の移動などが感染拡大の要因としている。
クラスター班は、さらに調査を進めるとともに、退院した患者など、その後の経過も追うことにしている。
(以上、ネット情報より引用したもの。)
臨床医療現場の現状とは、上記栄寿総合病院同様に悲惨な状態であろう。
都内某区部地域基幹病院に於いては、3月に入ってから局面が大きく変化したようだ。 3月末頃には38床あるフロアを新型コロナ専用に切り替えたものの、研修医師が感染し、他の研修医師を自宅待機とし、一般救急の受け入れを一時制限せざるを得ない状況下に陥った。
4月中旬になり、敷地内に白いテントを張った。 院内感染を防ぐために来院者は全員まず体温測定の後、熱があればこのテントへ移る事となっているようだ。 看護師による問診の後、新型コロナの疑いがある場合は、院内に設けた専門外来で診察を受けるしくみとの事である。
(以上、朝日新聞2020.04.17一面記事よりごく一部を引用したもの。)
私事を語れば。
私の場合、元医学関係者とは言えどもそのほとんどの期間を“基礎医学”分野にて活躍した立場だ。 従って “臨床経験”は学生実習時以外一度も無い。
更には20年程前より“予防医学”を徹底して「病院へ行かない主義」を貫いている。 (幸いなことに、現在のところはそれで事が足りている程の健康体を誇っていると言えるであろう。)
それ故に現在の病院の実態は、義母の病院付添いの際に多少観察するか、あるいは人づてに聞くしか方策が無い。
そんな立場で考察しても、“新型コロナウィルス”をめぐる我が国の臨床現場の現状とは、戦後現在に至るまで経験したことが無い程過酷な事態を強いられている事であろう。
こともあろうに、安倍政権は(その上層部に医学に秀でている人材が誰一人として存在しない事実もあるのだろうが)、 特に医療現場対策に於いて無力な事実が日ごと浮き彫りになっている。😰
医療崩壊を阻止するためには、まず政権こそが医療現場改革を率先して成すべきだろうに、これ程までに国内都市部の医療現場が混乱を来している現状下に於いて。
国民皆に10万円を配ると言ってみたり、突然全国都道府県に「緊急事態宣言」を発令したり…
東京都に住む原左都子として勘弁して欲しいのは。
この写真は、当エッセイ執筆中のつい先程バルコニーから撮影した写真だが。
安倍政権って、こんな悪天候下でも大都心市街部上空を平然と羽田着陸航空便を飛ばすんだ… とその“無神経さ”と“配慮の欠落ぶり”に呆れ果てるばかり…😵
そんな政権だからこそ、自らの無力な立場を “10万配って”ごまかすしかないのだろうと、 その無能な実態を、哀れにすら思う…