原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「自分の死期は自分で決めたい」…

2020年07月23日 | 医学・医療・介護
 4連休初日の本日、東京都の“新型コロナ”感染者数が300名を超えるとのニュース報道を先程見た。


 そのニュースと前後して、本日昼のテレビ報道にて以下のニュースを見聞した。
 以下に引用しよう。

 死を希望する筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者に致死薬を与えて死亡させたとして、京都府警は23日、嘱託殺人の疑いで、宮城県名取市でクリニックを営む仙台市の医師(42)と東京都の医師(43)を逮捕した。 捜査関係者が明らかにした。
 捜査関係者によると、Y容疑者の口座には女性から100万円以上の現金が振り込まれていた。 女性が、会員制交流サイト(SNS)を通じてO保容疑者に殺害を依頼した形跡があった。 2人は女性の主治医ではなく、金銭目的で請け負った可能性がある。
 2人は昨年11月、京都市内にある女性の自宅マンションで、女性の承諾を得て鎮静薬を投薬し、殺害した疑いが持たれている。
 ALSは全身の筋肉が徐々に萎縮し体が動かせなくなる難病。 女性はALSが進行し、話すことはできるが体はほとんど動かせない状態だった。
 事件当日、女性はヘルパーに「知り合いが来る」と伝え、2人を自宅に招き入れた。 約5~10分後には2人が部屋を後にし、別室から戻ったヘルパーが意識不明の女性を発見。 搬送先の病院で死亡した。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)


 最近、東京都内の“コロナ感染者”数が激増するのに加えて、我が家の直ぐ近くのスーパーマーケットにても従業員の感染者が出没するわで、何だか生きた心地がしない日々を送らざるを得ない。
 (コロナで死ぬ事だけは勘弁願いたいなあ…)  などと気が滅入りつつ、外出を極力控えている我が身だが…。


 そんな折での、上記“ALS患者女性の医師2名による嘱託殺人事件”報道。
 上記ネット報道によると、どうやら2名の医師は金銭受領目的だったようだが。 
 (今時の医師達は過去程に高収入が得られていない?との噂を耳にしたりもするし、わずか100万程度の報酬で危険な嘱託殺人を請け負う医師が存在する事実にも驚くが… などとの無責任発言は今は控えるべきであろう。)
 この事件の詳細は今後更に解明される事だろう。 今現在の論評は避け、今後の報道に注視しよう。



 それにしても、これ程までに“コロナ禍”に晒されてしまった時代に、一体如何なる死生観を持つべきか?! と問われている気もする。

 つい最近、美容家の佐伯チズ氏が同じくALSで亡くなったとのニュース報道を聞いたばかりだ。  その佐伯氏の場合、ALSを発症したのがわずか半年前の事だったとの報道だった。
 それを聞いて、私なりにかなりショックだったのだが。

 その理由を説明しよう。
 この原左都子は、どうやら生まれ持っての体質に恵まれているように感じつつずっと生きてきている。 大酒食らってもビクともしないし、周囲の同じ年代の人達が“病院通い”の話題で盛り上がっている中、未だに“病院へ行かない主義”を貫ける身でもある。
 大きな病気と言えば、40歳時に皮膚癌を患った事くらいだ。(これに関しても我が体質等のせいでは無く、過去の医学業務中に浴びた大量の紫外線こそが原因物質だったのではなかろうか?と、自己診断している。)
 このように持って生まれたDNAに恵まれている私は、おそらく長生きできると勝手に目論んでいる。
 
 そうしたところ、佐伯氏の後期高齢域に入って後のALS発症、その後半年で死去ニュースだ。 
 これはかなりショックだった。 (そうか、75歳過ぎてそんな大病に罹患し命を失うこともあるんだ…) 
 実にあの日から、我が健康に関して“大風呂敷を広げる”ことが出来なくなった…


 それに加えて、この東京都の“コロナ感染者数”の激増…
 まさに悪夢の日々である。

 

 最後に表題に戻ろう。

 「自分の死期は自分で決めたい」と覚悟し、それを実行に移して死に至る人が存在すれば。

 この“”コロナ禍”環境下で平静を保てる人種が存在するのかどうかは我が想像力の範囲を超越しているが。

 ただ、この4連休中に“Go Toキャンペーン”を利用して旅に出ている人種が少数ながら存在する、とのニュース報道を見せられると。
 ノーテンキに人生を楽しめる人種も存在するんだ、と改めて驚かされる…😱