NHKラジオの健康ライフで「100歳まで元気に生きる」のテーマで話した予防医学者の石川善樹さんは100歳時代の老人の過ごし方のキーポイントとして「可愛げ」を挙げています。
そのためには「笑顔」を絶やさないことが大切といいます。いつもニコニコして、周囲に感謝を忘れない年寄りは自然とつながりが増えます。
ところが、高齢者には笑顔でいることはけっこう難しいのです。高齢になると、無意識の振る舞いが出やすくなり、怒りや不満がそのまま外見に出てしまいがちです。しかも、加齢に伴う腰や肩、膝、足首などの痛みがあり、これをこらえようとしてしかめっ面になる人が少なくありません。
そこで、意識して笑顔をつくる訓練をする必要があります。定番の「チーズ」と言うのもよいですし、私は「ウイスキー」と発声したり、「ブンパニ」と声を出したりして、口角を上げるようにしています。
さらに、石川さんは手を動かす時間をつくるよう呼び掛けています。手を動かすのは脳にも良い刺激になり、認知症の予防になります。実は、柔道整復師の主な施術は手技です。患者さんの凝った筋肉を緩めながら、私は手を動かしています。
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