中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

ヘンプ(大麻)の力!ーーヘンプシーツを手縫いする会

2015年07月14日 | こぼれ話


一昨日、紬塾有志の方と運針の練習を兼ね、これからの季節に特に爽やかなヘンプの生地を使いシーツを手縫いしました。


まずはヨコ糸1本を抜いて地の目を通して布はしを真っ直ぐに裁ちました。
それから三つ折にして上下2本の運針です。
折り跡をつけるとき絎台があると作業が早いです。
地の目が通っていれば生地を軽く引くだけで印つけや針の進むべき方向が決まります。

印付けも縫うのも「絎台がなければ裁縫はできない」と母はよく言ってました。

生地がとてもしっかりしていますので三つ折を並み縫いするのは基本ができてないと結構大変です。
針目は大きくても問題はないのですが、運針の基本はマスターすると良いと思います。YouTubeの動画を見て練習をしてきた人もいました。
今回は針はメリケン針長7、はカタン糸30番を使いました。


指ぬきのマイサイズの準備がまず一番大事だったかもしれません。
針の頭がしっかり指ぬきに当たっていることが安定した針目になります。
革製(バックスキン)のものがよさそうです。

生地や針目によっても道具の選び方があり、私も今回のことで勉強になりました。


でもなんとか全員ほぼ縫い上げました。
運針のコツも最後にはわかってきたようです。
出来たら水洗いしてから使います。洗うごとに柔らかく馴染んで来ます。
手前は試作中のヘンプ肌襦袢。


終わってから焼きプリンにアイスクリームとさくらんぼを添えたプリンアラモード風^^;とアイスコーヒーで疲れを癒しました。暑い日でしたのでアイスがすぐに溶けました~。
コースターも麻のものを使いました。

日本でも古来より繊維を採るだけでなく、衣食住、様々に活用されてきた大麻草。
今の時代にこそもっと活用されると良いと思います。
ヘンプは力のある有用な繊維だと思います。

生地は「麻福」さんで購入ししまた。
白24Nと生成り18Nを用意しました。18Nは生地が少し厚く男性には最適と思います。
ショップサイトはこちら
シーツとして出来上がった製品もあります。

ヘンプ100%の肌襦袢やステテコ(ローライズ)を試作中です。
できましたら改めてお知らせします。








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