「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

2月なのでお菓子の話

2016-02-01 23:45:28 | パティシエごっこしましょ。
このブログは2月のバレンタイン前後に急に「お菓子のブログ」だということを思い出してお菓子の話をしたりします。
……って去年はそんなしてないか?もうこれ全然お菓子のブログじゃないッスね!!(今っ更…………)

あ、別にバレンタインに命かけてるとかでもないです。チョコを扱うのが苦手なので、どうにか上手になりたいって思ってて…バレンタインぐらい頑張ろうって思うだけなんですよね。んで、一年に一回しか頑張らないから全く上手くなれない(……)。
今年は……何も決めてない……。毎年作ってるアマンドショコラは作るけど。あとトリュフとか?普通~。
って、あっ!!「オペラ」を作ろうと思ってたんだ、忘れてた!!まあそれはちゃんとできたらその時に書きます。


なので今日はチョコじゃない、普通に最近作ったお菓子。

これめちゃ頑張った…!「ガレット・デ・ロワ」…!

「苦手」どころか「大嫌い」と公言してはばからない(おい元パティシエ…)「折り込みパイ生地」に挑戦してみました!まあ本当に本格的なやつじゃなくて「フィユタージュ・ラピッド」……「速成折り込みパイ生地」なんだけど。でも冷凍パイシートでもなくフードプロセッサーでがーって作る簡単なやつじゃなく、ちゃんと、「パイ生地」!
大変……だったね……。
でもおいしかった!ちゃんとふくらんだし!…膨らみ方がいびつ?よく見ないで!!(……)
中身はアーモンドクリームだけなんだけど、これ大好きだったなあって懐かしく思い出すことができました。最初、お芋じゃないのが本気で信じられなかったくらいのお芋感なんだよねえ…(私はさつまいも大好きです。鹿児島出身だからってのもきっとある。めちゃある)。

「ガレット・デ・ロワ」は最近お店でも売ってるのを見かけますね。フランスでお正月(正確には「公現祭」)に食べるお菓子です。中に小さな陶器のお人形(フェーブ)を入れておいて、それが入った一切れを当てた人が一日「王様」になれる、という楽しいお菓子。王様には紙の王冠が与えられる、ということで添えてみました!ネットショップは色んなものがあって楽しいですね~(コックさんの高ーい帽子とかも売ってたりしてたまにめっちゃ欲しくなる)。
しかしパイ生地は本当に久しぶりだったなあ。私が最初にパティシエとして働いていたお店はそもそも「パイ」を扱わなかったので(今思うとすごいな…)やらんかったし、2番目のお店では業務用の巨大なパイシートを機械で伸ばしてた記憶しかないです。折り込みは製菓学校の実習……と、その後通ったお菓子教室が最後かも…、うわー…。

って、ああそうだ、思い出した!
なんでそんなに苦手で嫌いで避けまくりだったパイを「やってみよう」って思ったのか!
パン教室で「デニッシュ生地」を習ったんですよ。


デニッシュ生地ってパイ生地とほとんど一緒なんですよね。イーストが入るか入らないか、くらいの違い?
教室では本当にバターをデトランプで包むやり方を教えてもらって、その作業が完全にトラウマみたくなってた私は内心すごいビビッてたんですけど、普通にできたんですよね。いや、先生の教え方がすーごく良かったからだと思うんだけども。
できたのが、うれしかった。パンもおいしくてうれしかった。
あれ?これ、パイもできるんちゃうの? って思った、という。

できるもんだ。大変だけど。(……)
まああんまり頻繁にやる気にはなれませんけども、次は是非「パルミエ」を作ってみたいなーって思ってます。「源氏パイ」ね。


もう一つ、最近作ったお菓子。「抹茶のムース」。

上のストライプはガナッシュです。先に透明なシートの上にストライプを作っておいて、そこに型(今回はムースフィルム)を載せて抹茶のムースを流して固めてひっくり返すと表面がしましまになります。
…たまにはこういうかわいいのんも作らないとね…。めちゃ苦手なんですけどね、こういうの……。
中にはゆであずきが入ってて、底には抹茶のスポンジがしいてあります。金色の台紙にのせればあら不思議、ケーキ屋さんのケーキっぽい!台紙も色んなサイズが売っててネットショップはほんと便利ですね~……。いや種類多すぎて注文の度にめっちゃ頭痛くなるけどさ…。

ガレット・デ・ロワは「伝統菓子」だから、この素朴な感じがいいんだけど、ケーキ屋さんっぽいケーキもいいですよね。「こんなの作れるの!?」って、驚いてもらえるのが嬉しいんですよ…ふふ…(嫌な女だな!!)。
さて、「オペラ」も頑張らなきゃ!こんなの作れるのって言われるようなオペラにしますよ!あ、オペラっていうのはケーキの名前です(今!?)