「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

タルト・モンブラン(こねてぃる2の思い出・3)

2010-11-13 17:27:56 | 自分の動画のこと
カテゴリー、一瞬迷ったけど、まあ、「動画のこと」ですよね…。
久々のお菓子の話題だけど…(もう色々おかしい)。


秋らしさが一発でわかる、かつ、私が作ってみたかったケーキ。
おなじみ「週刊パティシエと作るCake&Dessert」の2号より、「タルト・モンブラン」!

…とてもお金がかかるケーキです(開口一番それとか最悪だ…)。
なんといってもマロンペーストが高い。泣ける(※あくまでうち基準です)。でも、栗だってそもそも安くないし…おいしく加工してあるんだからしょうがないんだよね…。

左がマロンペースト。右がマロンクリーム。固さが違います。
ちなみにマロンクリームは、親友のフランス土産!缶のデザインもかわいいからもったいなくて今まで使えなかったんだけど、今ここで使います!

土台のタルト生地。

基本はクッキー生地と変わりませんが、今回はアーモンドパウダーもちょっと入っててよりリッチな感じに。

そこにラム酒入りのアーモンドクリームを入れて、

伸ばして、焼きます。

その間に先ほどのマロンペーストとマロンクリームを混ぜる。

ペーストは固いのでちょっと大変です。
あと、固まりがちょっとでもあると、モンブラン用の口金(細い穴がいくつもあいている)につまってしまって後々大変な事になるので、慎重に固まりを伸ばすようにしていきます。ラム酒も入ります。

焼きあがって、冷ましたタルトに、

泡立てた生クリームをのせて、山のように盛ります。

そこにクリームを絞っていきます。ここが一番楽しいです。

しかしちょっと固いので、力がいる…。

ぐるぐる。


すきまも埋めて、

絞り完了!

仕上げです。

粉砂糖をふります。
モンブランって「白い山」っていう意味なので、雪に見立てたこれは必須。
てかやっぱりあったほうがおいしそうに見えますよね。粉糖マジック!

飾りに市販のマロングラッセとか、貧乏人イジメかコノヤロー!(またそういうことを…)

そのものは高すぎて買ってられないので…これ、「マロングラッセ・ブロークン」です。製造工程で欠けちゃったりして、高級な「マロングラッセ」としては売れないものを詰め合わせたお得タイプ。でもこういう風に飾れば結構わからないですよね!

というわけで、完成~。

かなりいい感じに再現できてます!
味はもちろんおいしかった…。てか、あんだけ材料費使っておいしくないとかないわな(もう黙れ)。
…でもこう見てみると、モンブランって工程自体は多くないんですよね。ムースとか作るのに比べたらだいぶ楽。
ケーキ屋さんでも普通に人気のある商品だろうし、シンプルがおいしいっていうのはやはり最強なんだろうな…。

モンブランはやっぱり土台メレンゲが好き!と思ってたけど、タルトもいい感じだな~。メレンゲを家で作るのは大変だし、簡単にしたいなら下は食パンとかでもいいけど、…うん、久々にきっちりした「モンブラン」を作るのはすごく楽しかったです!


……はっ、いやこれ、春香さんが作ったって設定だったっけ!?
すごく楽しかったですって春香さんが言ってました!!(もう遅いよ)