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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

6月の水無月は、齢ばかり重ねた私でも、情感が深まる時節、と微笑み・・。

2015-06-01 11:26:12 | ささやかな古稀からの思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の70歳の身であるが、
今朝、ぼんやりと居間にあるカレンダーを見ながら、
皐月(さつき)の5月に愛惜を重ね、別れを告げたりした。

そして月日の流れが、齢を重ねるたびに、あたかも新幹線のように早く過ぎて行く、と微苦笑したりした。

その後、新たな水無月(みなづき)の6月に、
『今年もよろしくねぇ・・』と心の中で呟(つぶや)いたりしていた・・。

やがて水無月(みなづき)の語源の由来を思い浮かべ、微笑んだりした。 
          
            ☆ 今回掲載した写真のすべては、昨年の6月に撮った ☆

確か14年前の頃、私は遅ればせながら知識人の藤野邦夫さんから学んだりした。
《・・6月は梅雨のはじまる季節なのに、どうして『水無月』といったのだろうか。
『みなづき』の『な』は、もともとは『の』を表わす用語であり、
つまり『水の月』という意味だったのだ。

そして、その解釈として「田んぼに水を引く月」という意味だとか、
ストレートに「梅雨で水の多い月」だという説などが称(とな)えられてきた。・・》

このように私は教示されれば、何かと単細胞の私は、時候として、
初夏、梅雨、長雨、向夏、麦秋・・このように思い浮かべたりした。

そしてここ30年ぐらいの挨拶の用語として、
風薫る初夏の訪れ、
連日の雨に樹木の緑もようやく深まり、
青田をわたる風もさわやかに・・などと思いを重ねたりした。
          

私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域の『梅雨』の時節は、
平年としては、この6月中旬から7月の下旬の小学生が終業式を終えて夏休みに入る直前まで、となっているが、
もとより天上の気候の神々の采配に寄るから、
今年の『梅雨入り』、そして『梅雨明け』も現時点として、未明となっている。

今朝はまばゆい陽射しの朝を迎え、朝の6時は21度、昼下りは28度前後、
初夏のような暑い一日となり、
そして夕暮れの6時は25度前後が予測されいる。

昨日は私の住む地域は、今年初めての真夏日の30度の熱さとなり、
何かと暑さに苦手な私は、5月の今から夏のような暑さになって、どうしてなのよ、
と天上の気候の神々のきまぐれな采配に、空を見上げたりして戸惑ったりした。


先ほど私は、この水無月の6月は、齢ばかり重ねた私でも、情感が深まる時節だよねぇ、
と微笑んだりした・・。
          

この季節になると、雨降る中、紫陽花(アジサイ)、杜若(カキツバタ)と同様に、
下草として植えている雪ノ下(ユキノシタ)が白い花を咲かせる。

この雪ノ下の白い花は、幾つかのかんざしを合わせたかのような可憐な容姿で、
葉は緑色、黄緑色といったように幼い葉は萌黄色の色合いを見せながら、
微風に揺れながらも凛(りん)した気品をたたえている。

主庭の外れに半夏生(ハンゲショウ)を10数本植えているが、
黄緑色した葉の中で、わずか先端の数枚の葉は化粧をしたように白く染めあげられたし、
ほのかな妖艶と感じ受けとめている。
           
      
庭の樹木のたわわな葉は、淡い緑色や深緑となり雨粒でしっとりと濡れ、
地表は黒土となり、清々(すがすが)しい情景になる。
          

そして我が家では、無念ながら紫陽花(アジサイ)はないので、
買物とか散策の時、川沿いの遊歩道の一角、小公園などに立ち寄り、享受したりしている。
          

淡い紫色、透きとおる青色の色合いが私の好みであり、
小雨が降ったり時、散策の時などで偶然にめぐり逢い、
私は傘を差しながらも、見惚(みと)れてしまい、しばらく独りでたたずんだれしてきた。
          

そして幼年期に農家の児として育った私は、生家の田んぼの外れに咲いていた花菖蒲(はなしょうぶ)を見て、
これこそ何よりも気品を秘めた高貴な花と思ったりしてきたが、
          
杜若(かきつばた)の歴然とした美に享受を受け、齢を重ねるたびに心は深まったりしている。
               

そして雨の降りしきる中、煙(けむ)るような木立の情景に見惚(みと)れたり、
定年後の年金生活の中で、梅雨の時節は私なりに秘かに心を寄せている。
          

この後、少しぼんやりと、水無月に相応しい茶花を思ったりした。
薊(アザミ)、杜若(カキツバタ)、額紫陽花(ガク・アジサイ)等は、 特に魅了される。
そして初夏になると、夏椿(ナツツバキ)、宗旦木槿(ソウタンムクゲ)に待ち焦(こ)がれる。
          

このように私は、この『梅雨』の季節を過ごすことが、平年の習性となっている。

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ユキノシタ (itotonbosan)
2015-06-01 17:40:57
初めまして,こんにちは。
現在,ユキノシタが満開を迎えています。

私は植物全体を写してしまうと焦点がぼけて
何を写したか分からなくなるので
花だけ大きく写しています。
返信する
初めまして・・。 (夢逢人)
2015-06-01 19:30:29
itotonbosan様。

>現在,ユキノシタが満開を迎えています。

あなたさまの【北茨城 勿来周辺の生き物 】を拝見し、
数々の植物のお写真に瞬時に魅了された次第です。

よろしかったら、今後ともよろしくお願いたします。

返信する
こんばんは。 (たけちゃん)
2015-06-01 21:07:02
今日から水無月。
歳月の流れは早いものです。

励ましのコメントありがとうございました。
そうですね…。
時には、ゆったりとした時間を過ごす事が
必要かも知れません。
事実…修行の三日間は全く時間を忘れて
夜が明けると起床。
夜は御勤めを終えて食事をいただいて
一日に感謝して眠りにつく毎日。

道は決まっているのだから
心と身体に、ゆとりのある生活を
したいと思いました。

今日も一日ご苦労様でした。
また、良きアドバイスをよろしくお願いします。
明日も、いい日でありますように。
返信する
人生に真摯、そして謙虚・・。 (夢逢人)
2015-06-02 08:13:28
たけちゃん様。

>励ましのコメントありがとうございました。
>そうですね…。
>時には、ゆったりとした時間を過ごす事が
>必要かも知れません。
>事実…修行の三日間は全く時間を忘れて
>夜が明けると起床。
>夜は御勤めを終えて食事をいただいて
>一日に感謝して眠りにつく毎日。

>道は決まっているのだから
>心と身体に、ゆとりのある生活を
>したいと思いました。

貴兄に対して、数多くの年配、後輩から、好感と慕(した)われるのは、
圧倒的に人生に真摯さ、そして謙虚さ・・と私は深く感じている次第です。

しかしながら野球の投手でたとえるならば、
直球ばかり投げていますと、この人生疲れ果てますので、
ときには変化球のように、リラックスした時も必要と感じた次第でしたが、
貴兄は十二分にご理解していただき、安堵させられました。
返信する

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