夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときには、映画の歴史劇を観れば・・♪

2007-09-27 08:55:00 | 定年後の思い
昨夜、NHKのBS2で放映された『ローマ帝国の滅亡』を観たが、
結果として失望感がぬぐえない。

たまたま読売新聞のテレビ案内版を見ていた時、
『ローマ帝国の滅亡』に目が止まり、解説欄を読んだりしたのであった。


1964年。アメリカ(制作)。アレック・ギネス(主演)。
強大な勢力を誇ったローマ帝国を舞台に、
皇帝アウレリウスの死後、父の遺志に背いて帝位を継いだコモドゥスの暴政に
翻弄される恋人たちの運命を描く。
アンソニー・マン監督。

このように解説されていたのだった・・。


私は昨年より、作家・塩野七生・女史の『ローマ人の物語』などに導かれて、
ローマ史に関心をいだいていたので、
夜の9時から3時間の大作を観はじめた。

皇帝アウレリウス扮するアレック・ギネスと娘に扮するソフィア・ローレンで期待したが、
何より構成力が乏しく、私のつたない鑑賞暦からすれば三流の映画である。

ただ、北方の地の雪の降る中の皇帝葬儀、戦場の状景などは、
昨今の流行のCG(コンピュータ・グラフィック)より遥かに迫力があり、
あの頃の1960年代前後の映画製作は恵まれていた、と思ったりしていた。

このような映画であったので、私の心は途中からだらけてしまって、
このサイトの愛読する人々の投稿内容が気になり、
しばしば映画を観ながら、このサイトを見たりしていた。

有数な映画は、私の心を最後の『END』まで惹(ひ)きつけるので、
小説、随筆、映画を問わず構成力の大切さを改めて考えさせられた夜であった。





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