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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

記憶障害は「記銘力障害」と「想起障害」がある、高齢者の私は学び、やがて微笑みを重ねて・・。

2019-04-09 17:22:19 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】を見ていたら、
『 記憶障害は2種類  進行を遅らせるには「口に出す」機会を 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
恥ずかしながら私は、70歳を過ぎた頃から齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、
と改めて気付き、 独り微苦笑する時もある・・。

たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。

かしながら、私の幼年期のことなどは、何故かしら鮮明に思いだせるのである。
たとえば祖父と父が健在だった頃、所有していた田畑、雑木林、竹林、田んぼの中で流れていた小川などの情景、
或いは初めて観た映画作品は、1950年(昭和25年)の夏、『長崎の鐘』を母に連れられて鑑賞したこと、
今でも心の片隅に残っている・・。

ここ数年、物忘れが多くなり、溜息を重ねたりしているが、
確か私が小学3年生の頃、 亡き脚本家の菊田一夫(きくた・かずお)さんが
『・・忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ・・』と、
名作の『君の名は』で遺(のこ)された名言に、私は独り微苦笑したりしている。

そして昨今でも、新聞、ネットのニュースなどを読んだり、テレビでニュースを視聴したりすると、
やがて数日後には、忘れてしまうこともあり、つたない私の小さな悩は、
収容できずオバー・フローになり、 忘れてしまうことで、悩が適度な記憶量に調整を図っている、
と無念ながら思ったりしている・・。
 
                          
            
このような心情を秘めている私は、 《・・記憶障害は2種類・・》と読み、
どのような記憶障害なのょ・・と思いながら、記事を精読してしまった・・。

この記事は、公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】の『ヘルスケア+』に、
精神科医で国際医療福祉大学心理学科教授の和田秀樹が、
後悔しない認知症』と題された連載寄稿文のひとつで、。2019年3月12日に
配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。            

《・・記憶障害は2種類  進行を遅らせるには「口に出す」機会を 

「ウチのおふくろ、オレの結婚式のことは、よく覚えているくせに、
昨日の夜、何を食べたかは覚えていない」


高齢の親を持つ子どもなら、心当たりがあるはずだ。
加齢による記憶の変化の代表的な例である。

認知症の中で、最も比率の高いアルツハイマー型認知症の場合によく見られるものだ。
これは記憶をつかさどっている脳の「海馬」という器官の機能の低下によって生じる。


海馬とは、パソコンに例えれば「メモリー」のようなものである。
入力された情報を記憶しておく場所だ。

その「メモリー」の容量が大きければ大きいほど、
新しい情報を正しく、素早く書き込むことができる。

ところが、その容量が小さくなってしまうと、書き込みができなくなる。
つまり、認知症の記憶障害は「海馬の容量の減少」によって生じる。


この記憶障害は、一般的に2種類に分類される。
「記銘力障害」と「想起障害」である。

          

アルツハイマー型認知症においては、特に記銘力障害が生じる。
これは、新しく経験したことを覚えておくことができなくなる障害である。
症状が進めば数分前のことさえ、覚えていられなくなる。


一方の想起障害は、過去に覚えたことを思い出せなくなる障害である。
しかし、こちらは認知症と診断された人特有の障害というわけではない。


「アレ、なんだっけ、ほらアレだよ、アレ」に代表されるように、
中高年以上になると、誰でも経験することだ。

年を重ねると、記憶の書き込み、記憶の上書きが増えるために
過去に脳に入力したことを想起できなくなってしまう現象だ。

高齢の親に限らず、子ども世代でも、久しぶりに会った人の顔は覚えていても、
名前が思い出せなくて困ったことがあるはずだ。
人の名前に限らず、地名、書名、曲名、社名などの固有名詞を想起できなくなる。


記銘力障害、想起障害のいずれも、老化による脳の機能低下によって生じるもので、
これを改善することは難しい。

しかし、進行を遅らせることは可能だ。
記銘力については、新しい情報をメモする、ノートに書き込むといった習慣をつけること。

想起力については、1日前、数時間前の出来事を意識的に思い出すよう心掛けること。
また、コミュニケーションの機会を減らさないことも大切だ。

会話の中で、新しい情報を入力する、
あるいは「入力した情報を口にする=出力する」といった機会をできるだけ多く持つことだ。
そうしたことが海馬の萎縮を遅らせる。

          

「○○さん、お久しぶりです」、「××さん、いらっしゃいませ」
何度か利用したことのあるホテル、旅館、飲食店などで、
年配のクルマ寄せの係の人、フロントの人、板前さんなどが、
すぐに固有名詞を口にして迎えてくれることがある。

常連というわけではないのに、そうした対応をされると客としては、悪い気はしない。
実は彼らは、そうやって口にすることで、上手に出力のトレーニングをしているのである。


親に記憶障害の兆候が表れたら、意識的に会話の機会を増やしたり、
メモさせたり、日記を書かせたりして、
新しい情報の入力、記憶にある情報の出力の機会を増やしてあげることだ。

「昨日のことも覚えていない」からと、子どもがコミュニケーションを避けていれば
記憶障害の症状はどんどん進むと心得ておくことだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

          
                     

私は記事を読み終わった後、記憶障害には「記銘力障害」と「想起障害」がある、
漠然としながら学んだりした。

記銘力障害は、新しく経験したことを覚えておくことができなくなる障害であり、
症状が進めば、数分前のことさえ、覚えていられなくなる。

想起障害は、過去に覚えたことを思い出せなくなる障害であり、
年を重ねると、記憶の書き込み、記憶の上書きが増えるために
過去に脳に入力したことを想起できなくなってしまう現象だ。

このような現象は、どの世代でも発生することで、
久しぶりに会った人の顔は覚えていても、 名前が思い出せなくて困ったことがあるはずだ。
人の名前に限らず、地名、書名、曲名、社名などの固有名詞を想起できなくなる。


このように真摯に学んだりした・・。

          

そして《・・進行を遅らせることは可能・・》と学び、
記銘力については、新しい情報をメモする、ノートに書き込むといった習慣をつけること。

或いは想起力については、1日前、数時間前の出来事を意識的に思い出すよう心掛けること。
また、コミュニケーションの機会を減らさないことも大切だ。

このように学び、私は微笑んだりした。
私はブログを始めて15年生になるが、原則としてパソコンの故障、国内旅行、病気で入院以外は、
日々投稿してきたので、過ぎし年、或いは数週間のある日の思い、出来事などは、
投稿文をプレイバックすれば、思い浮かべることが出来るので、微笑んでしまった。

 
そして私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
年金生活の2004年の秋の当初からでも、何かと家内と談笑したり、
ご近所の奥様、ご主人などと明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、 女性グループの御方たちと、
話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、 殆ど毎日過ごしている。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。

こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

           

このような私は、ここ一か月、左眼が悪化して、やむなく6泊7日で眼科医院に入院して、
手術後に検査、診察などで待合室に待機している中、隣接した男性、或いは女性と
さりげなく小声で、人生のこぼれ話などを談笑したりしてきたので、
今回、思い浮かべて微笑んだりしている。


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