夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

梅雨の時節の小花・・♪    《初出2007.6.15.》

2008-05-14 12:50:15 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、昨日の午後より梅雨入りとなり、
今朝方まで雨が降り続いていた・・。

先程から雨が上(あ)がり、庭の樹木の枝葉はしっとりと濡れ、
地表は黒土となり、清々(すがすが)しい朝の情景となっている。

私は庭に下り立ち、樹木を眺めながら、煙草を喫ったりした。
庭の一角に群生させた半夏生(ハンゲショウ)は雨粒をたたえて折、
上部の葉の数枚は白く化粧したような色合いを見せ、
梅雨の時節を教示してくれる。

唐糸草(カライトソウ)の緑色の葉も成長がめざましく、
先端の円棒上の花穂はうっすらとピンク色に染め上げられている。
初夏になると、可憐なピンク色合いを深め、近づくとかぐわしい匂いとなる。
20代の女性かしら、と余計なことを思ったりしている。

我が家では、残念ながら紫陽花(アジサイ)はないので、
買物、散策の折、小公園などに立ち寄り、享受したりしている。

淡い紫色、透きとおる青色の色合いが好みであり、
小雨が降ったり時、散策の折、偶然に見かけると、
傘を差しながらも、見惚(みと)れてしまい、しばらく独りでたたずんでいる。

この時節、忘れてならない菖蒲の一種の杜若(カキツバタ)が美の極致と、
思いを寄せたりする。

この梅雨の時節、私なりの散策をしながら、
歴然とした美を享受を受け、心は深まったりしている。

尚、こうした小花たちは、茶花としてこの時節に相応しいかしら、
と思ったりしている。



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