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定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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年賀状の賀詞 「謹賀新年」「迎春」NGな使い方、こっそりと高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2018-12-23 14:47:29 | ささやかな古稀からの思い

先程ときおり愛読している生活総合情報サイト【All About(オールアバウト)】に於いて、
『 年賀状の賀詞 「謹賀新年」「迎春」NGな使い方   』と題された見出しを見た。

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の74歳の身であるが、
年賀状に関しては、齢を重ねるたびに、年賀状を頂くのも、ひとつの楽しみとしている。
私の住む地域は、元旦の朝の10時頃に配達されるのが、毎年の慣(なら)わしとなっている。

そして、知人の近況などが付記されていると、
お元気でお過ごし・・と知り、安堵したりしている。
          
一番苦笑するのは、定例型の挨拶文だけで記載されている場合である。
例えば、
 賀正
本年もよろしくお願い致します

或いは
  謹賀新年
輝かしい新年を迎えまして
皆様のご健康とご多幸を
心よりお祈り申し上げます
 
私はこうした年賀状を読ませて頂きながら、少し落胆したりしてきた。

たとえ年賀状の一通でも、少なくとも近況とか、何か創意工夫が必要である、
と思ったりしているひとりである。

                   

私は小学生の時、『習字』の授業は怠(なま)けていたので、
今でも毛筆で達筆なことは、遥かに遠い夢の世界であり、無念ながら羨望するだけとなっている。

或いは『図画』の授業も不得意であったので、イラストで絵を描くのも駄目であり、
たとえば林檎(リンゴ)の描いても、リンゴ、と明記しないと、
どのように解釈されるか解らないので、不安さを増すばかりなので、もとより避けたりしている。

そしてデジカメで、その人なりの心を込めた情景で表現すれば良いかしら、
と思ったりしているが、無念ながら技量に乏しく、断念している。

やむなく私なり散文で綴り、的確に近況の知らせを短い文章で表現しているが、
私は毎年、12月の中旬になると数日思案したりしてきた。

この近況の知らせを親族、親戚、知人、友人等に数種類書き分け、
現役サラリーマン時代の頃は、上司、同僚なども当然として加わっていたので、
私なりに工夫した文面を作成してきた。

古人から、文は人なり、という至言があるので、
たった年賀状一枚と云えども、何かと小心者の私でも、粗末にできない習性となっている。

                             

こうした思いを秘めた私は、新年に頂いた年賀状と晩秋に頂いた喪中はがきを取りだして、
改めて読んだりしていると、お住まいの地を思い浮かべたり、
その人の顔立ち、言葉づかい、しぐさを思い馳せたりする・・。

そして、あの人は・・お元気に過ごされているかしら、と以前にお逢いして言葉を交わした時を
思い重ねたりすることが多い・・。

私は年賀状の葉書は、インクジェット紙を長らく愛用しているが、
ご主人を亡くされた未亡人と称されるご婦人、お世話になっている女性には、
温かみのあるインクジェット紙の桃色を選定して、毎年投函したりしている。

しかしながら私は恥ずかしながら、無知なことが多いので、
今回の《・・年賀状の賀詞 「謹賀新年」「迎春」NGな使い方 ・・》って、
どのようなことなの・・と思い、こっそりと記事を精読してしまった・・。

この記事は、暮らしの歳時記ガイドをされている
三浦 康子さんの寄稿文のひとつであり
【All
About(オールアバウト)】に
2018年12月22日に配信され、
無断であるが記事の大半を転載させて頂く。

《・・年賀状の賀詞 「謹賀新年」「迎春」NGな使い方
               
 



◆年賀状の賀詞の種類と意味を知り、正しい使い方を押さえよう

賀詞とは、年賀状に限らず祝いのことばのことをいいます。
年賀状の場合、「寿」のような1文字の賀詞、「迎春」のような2文字の賀詞、
謹賀新年」のような4文字の賀詞、「明けましておめでとうございます」のような文章の賀詞があります。


このように年賀状の賀詞の種類はいくつかありますが、
例えば、年賀状を目上の人へ送る際、
賀詞は「謹賀新年」、「迎春」、「明けましておめでとうございます」の中でどれを選びますか?


形式にとらわれすぎた年賀状は、味気ないものですが、
賀詞の意味を正しく理解せず、なんとなくコレ・・・と安易にセレクトしていると、
思わぬ失敗をしてしまうことがあります。

年賀状の最低限のマナーを守るために、賀詞の使い方についてまとめてみました。

            

◆年賀状で使われる主な賀詞の種類と意味

まずは、年賀状で使われる賀詞の種類とそれぞれの意味を知っておきましょう。

■1文字の賀詞
・寿:めでたい
・福:幸せ
・賀:祝い
・春:新年、年の初め
・禧:よろこび

■2文字の賀詞
・賀正:正月を祝う
・賀春:新年を祝う
・頌春(しょうしゅん):新年をたたえる
・迎春:新年を迎える
・慶春:新年をよろこぶ
・寿春:新年を祝う
・初春:新しい年、年の初め
・新春:新しい年

「賀」が含まれる賀詞は、相手に対してお祝いを伝える感じになり、
「春」がつく賀詞は、春になりましたね、という感じになります。
「春」が新年をあらわすのは、昔は立春ごろに元日が巡ってきたからです。


■4文字の賀詞
・謹賀新年:謹んで新年をお祝い申し上げます
・謹賀新春:謹んで新しい年をお祝い申し上げます
・恭賀新年:うやうやしく新年をお祝い申し上げます
・恭賀新春:うやうやしく新しい年をお祝い申し上げます
・敬頌新禧(けいしょうしんき):うやうやしく新年のよろこびをおたたえ申し上げます

■文章の賀詞
・明けましておめでとうございます
・新年おめでとうございます
・新春のお慶びを申し上げます
・謹んで初春のお慶びを申し上げます
・謹んで新春のご祝詞を申し上げます

■英語の場合
・Happy New Year :新年おめでとう
※ A Happy New Year : よいお年を
 (もともとクリスマスカードに添えるもので、年が明ける前に使うので、年賀状では Aをつけません)


では、どれを選べばよいのでしょう?
最低限のルールがあるので、好きなものというわけにはいきません。

            

◆失敗しない賀詞の選び方

相手が目上の人や友人の場合など、賀詞の意味を考えた上で選んで使いましょう。

■相手が目上の場合
・「謹賀新年」「恭賀新年」など4文字の賀詞
・謹んで新春のご祝詞を申し上げます
・謹んで初春のお慶びを申し上げます

■相手が目下・友人の場合(目上の人に使ってはいけないもの)
・「寿」「福」など1文字の賀詞
・「賀正」「迎春」など2文字の賀詞

■相手を選ばず使える賀詞
・明けましておめでとうございます
・新年おめでとうございます
・新春のお慶びを申し上げます
・Happy New Year
・(相手が目上の場合の賀詞もOK)

相手によって賀詞を変えられない場合には、
相手を選ばず使える賀詞、または相手が目上の場合の賀詞を用いると無難です。


◆なぜ1文字、2文字を目上の人に使ってはいけないの?

もともと、賀詞の基本は「謹賀新年」、「恭賀新年」、「敬頌新禧」などの4文字からなるもので、
「謹(謹んで。相手を尊ぶ)」、「恭(うやうやしく。礼儀正しく丁寧)」、「敬(尊んで礼をつくす)」、
「頌(ほめたたえる)」といった相手の方への敬意と丁寧な気持ちを表す語が入ることで、
礼儀にかなった挨拶の敬語となります。


ところが、漢字1文字の「寿」、「福」、「賀」などは
「おめでたいことです」といっているにすぎませんし、
漢字2文字でも「賀正(正月を祝います)」、「迎春(新年を迎えました)」、
「新春(新しい年です)」といっているだけで、相手に対する敬意や丁寧さに、欠けてしまいます。

だから、漢字1文字や2文字のものは、目上の方には使わないほうがよいとされているわけです。


※参考文献:『明鏡国語辞典』『問題な日本語』(ともに、北原保雄編/大修館書店)


◆賀詞を重複させてはいけません

よくありがちなのが、「迎春」、「謹賀新年」などの短い賀詞と
「明けましておめでとうございます」などの文章の賀詞を重複して使ってしまうこと。

賀詞を使ったら、添え書き(「今年もよろしく」などの文)には
賀詞を書かないように注意しましょう。(略)
・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

 

記事を読み終わった後、暮らしの歳時記ガイドの三浦 康子さんより、多々教示された。
私は遅ればせなが学び、知らなかったこともあったなぁ、と微苦笑を重ねたりした・・。

そして来年から、注意して年賀状を認(した)ためょう、と苦笑したりした。

余談であるが、私は20歳の頃から、目上の御方には、
『恭賀新年』と大きく上段に朱字したりしている。

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